2019年のジャパンプロが終了しました.一昔前までは,日本でボディビルディングのプロコンテストを行うこと自体考えられませんでしたが,大盛況で終わった様ですね.
今回は,ジャパンプロ 2019の結果を皆さんとシェアしたいと思います.
メンズフィジーク
メンズフィジークの順位は以下の通りです.()内は得点になります.ボディビルディングは得点が小さいほど,良い順位になります.
1位 Bong Seok Chol (3)
2位 Romannov Denis(7)
3位 Ryan John-Baptiste (9)
4位 Miroslav Jurlcek (11)
5位 Riccardo Crocl (16)
6位 Yukihiro Yuasa (17)
こうしてみると,メンズフィジークは大接戦でしたね.1位の選手は韓国人の選手なんですが,私も3点というスコアを初めてみました.
注目の日本人選手の活躍ですが,湯浅選手がなんと6位と大健闘でした!湯浅選手は,一応,これがプロデビュー戦になり,今回出場した日本人のプロフィジーカーの中で最も遅くプロになったのですが,やはりポテンシャル十分だったということですね.
湯浅選手は,やはりコンディションを外さず,圧倒的な安定感でしたね.今回は惜しくも6位でしたが,上位陣との差は,スコアから推察される通り大きくないため引き続き頑張ってほしいですね.
次に,竹本選手です.ボディビルディングでは,ファーストコール,セカンドコール,サードコールといって,最初に呼ばれるほど上位の可能性が高いのですが,竹本選手はサードコールで名前をコールされ,今回は入賞という結果には至りませんでした.
竹本選手は,今回はコンディションがいまいちだったき気がします.元々,サイズ感はこの日本人でもトップレベルであるため,湯浅選手の様に,いつでも,どんなときでも,フルコンディションを披露することができる様になることが課題だと思います.
最後に小池選手です.小池選手も竹本選手と同様にサードコールでのコールでした.
小池選手は,サードコールで呼ばれましたが,個人的にはセカンドで呼ばれても良かったかなというくらいの良い仕上がりだったと思います.インスタグラムでは,反省の弁を述べていますが,滅相もないです.今回はデビュー戦だったので,次回以降ではより改善した姿を見せてくれるはずです!
オープンクラスボディビルディング
ボディビルディングの順位は以下の通りです.()内は得点になります.ボディビルディングは得点が小さいほど,良い順位になります.
1位 Juan Morel (3)
2位 Cedric McMillan(7)
3位 Regan Grimes (8)
4位 Cody Montgomery (11)
5位 An Nguyen(15)
今回のジャパンプロでは,セドリックマクミランがシークレットゲストとして参戦しました.
なんと、ジャパンプロにCedric McMillanが出場するみたいです!
これは生で見たかったなぁ…
— ごり山 (@administrator52) 2019年11月16日
そのセドリックと,私が注目選手として挙げたRegan Grimesは,今回優勝したJuan Morelは11月の初頭に開催された,Romania Proで激突しており,そのときは,1位がセドリックマクミラン,2位がJuan Morel,3位がRegan Grimesでした.
今回優勝したのがJuan Morelであり,Romanian Proよりも状態は良さそうでしたね.
セドリックマクミランはRomanian Proのときよりもコンディションが良くなかったですね.ただ,本当に僅かなコンディションが勝敗を分けたと思います.
私が注目していたShin Kodama選手ですが,デビュー戦ということで順位自体は奮いませんでした.
しかし,5月にプロカードを取得してから身体はかなり進化していたため (たった半年です!),今後ゆっくりと時間をかけて必ず世界に追いついてくれるでしょう!
また,ミロスの弟子と紹介したLu選手ですが,プロデビュー戦にも関わらず,8位と大健闘でした.
元々,ポテンシャルがすごい選手でありますが,それにしてもプロ1年目とは思えません…..また,直前の”ミロスマジック”も大いに効いたのだと思いますね (ローリーウィンクラーもアーノルドクラシック 2019 オーストラリアの直前にミロスにポージングを見てもらったら,そのコンテストで優勝しましたし….).
終わりに…
今回は,プロデビュー戦ということもあって,日本勢は苦戦を強いられた様ですが,これから場数を踏んでいけば必ず世界で活躍できると信じています.
ただ,アマチュアのオリンピアを見ても思ったのですが,日本では空前のフィットネスブームで日本で「凄い!」と言われている選手でも世界で戦うには,かなりの覚悟と経験がないと難しいと感じました.それだけ,依然として世界の壁は高いということですね.