2020年のシーズンで最も躍進した選手の一人としてAkim Williamsが挙げられますが,彼が躍進した理由はどこにあるのでしょうか.
今回は,特に,彼がオリンピア 2020で躍進した理由について語っている動画を見つけたため皆さんとシェアしたいと思います!
Akim Williamsが自信の躍進理由について語った動画
Akim Williamsが自信の躍進理由について語った動画ですが,以下になります.
今回の動画の作成元は,Generation Ironになります.
Akim Williamsですが,2019年までは,ニューヨークプロ 2019で2位になるなど実力はある選手でしたが,アーノルドクラシックやオリンピアではトップ6に入ったことのない選手であり,非常にポテンシャルがありながらも,多くの人にとって,さほど脅威の選手とは考えられていませんでした.
一方,2020年は,アーノルドクラシックで過去最高の7位に入賞し,近年のコンテストでは屈指の好カードとなったシカゴプロ 2020では並いる強敵を押しのけて優勝し,その勢いそのままでオリンピア 2020では6位に入賞します.
以上より,2020年に彼自身,何か変化させたことがあると考えられ,今回はそれに焦点を当てた動画になっています.
Akim Williams,2020年の躍進の理由
Akim Williamsの2020年の躍進の理由ですが,以下が述べられています.
- 高いモチベーション
- コンディショニングとプレゼンテーションのバランス
高いモチベーション
まず,2020年は,全体を通してモチベーションが非常に高かったことが述べられています.
2020年にモチベーションが高かった理由としては,以下の2点挙げられています.
- 「オリンピアで15位にも入れない」という下馬評
- アーノルドクラシックでのファーストコール
まず,例年の活躍から,多くの人は彼がオリンピアにおいて「15位にも入れない」という評価を下しており,それを覆そうということが大きなモチベーションにつながったと述べています.
さすがに,「15位にも入れない」というのは少々大袈裟ですが,確かに,2019年までのAkim Williamsを考えると,評価がそこまで高くないのも否定をすることはできず,彼自身にとってはこれはかなり屈辱的で,逆にモチベーションを高めることに一役買ったのでしょう.
次に,アーノルドクラシック 2020でのファーストコールアウトが自身につながったと述べています.アーノルドクラシック 2020でのAkim Williamsは7位に終わりましたが,私個人の意見としては相当に素晴らしく,もっと上の順位でも不思議ではなかったと思っています.
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アーノルドクラシックは,オリンピアに次ぐ規模のコンテストですからそこでの評価はかなり自信になり,これにより,トレーニングの目標も明確化されたと述べられています.
コンディショニングとプレゼンテーションのバランス
次に,コンディショニングとプレゼンテーションのバランスについて述べられています.
特に,動画中で述べられているのが,彼のポージングに関してです.ポージングを改善するために,何度も何度も練習を行い,撮影したポージングの動画をオリンピアのヘッドジャッジであるスティーブワインバーガーに送り,評価をしてもらって改善していったということが述べられています.
また,実際にステージ上でのプレゼンテーションですが,彼は非常にポージングを工夫していた様であり.「最初にポージングをとって,誰よりもポージングを長くし続ける」ということを行っていた様です.実際に動画で確認してみると,プレジャッジのときに特に顕著にそれを確認することができ,また,何度か比較審査を行うのですが,トップ6の選手と比較した際に非常に意識してポージングを行っていることが分かります.
終わりに…
Akim Williamsですが,2020年以前から彼の並外れたサイズは高い評価をされていましたが,ディティールが劣るということで,コンテストでの評価は彼のポテンシャルを考えるとそこまで高くありませんでした.
しかし,2020年になってから,コンディションニングやポージングが改善され,一気にトップ選手の仲間入りを果たしたという印象があり,2021年以降も2020年で見せたパフォーマンスを維持,改善できるか注目が集まります.
特に彼の背中は非常に素晴らしく,「現役選手の中で彼の背中を超える選手は中々いないのでは」と個人的には考えております.