オリンピア2019のクラシックフィジーク部門の注目選手として取り上げたBreon Ansleyについて,インスタグラムを見ていたら,なんとオリンピア直前にも関わらず一部のポージングを公開しているではありませんか!
今回はそんなBreon Ansleyの近況について公開します!
Breon Ansleyとは
Breon Ansleyはアメリカ出身のプロボディビルダーです.身長は170 cm,体重は83.9-88.5 kgです.個人的には,もう少し身長があるのかなと思っていたのですが,意外にもそこまで身長はないんですね.体重に関しては,クラシックフィジークということもあり,若干軽めです.
Breon Ansleyは,2017年,2018年のミスターオリンピアのクラシックフィジーク部門を連覇しており,今回3連覇できるか注目が集まっています (ちなみに,2位は2年連続でクリスバムステッドだったのですが,一昨年は3ポイント差,昨年は1ポイント差だったこともあり,確実に差は詰まっているという印象です).
本来,オリンピアに近づくと,本番まで手の内を明かさない選手が多い中で,Breon Ansleyはかなり自信があるのでしょう,ポージングを公開しています.私は,彼のポージングを見るまでは,「正直,今年はクリスバムステッドかな」という印象を持っていましたが,やはりオリンピアを2連覇しているBreon Ansleyの仕上がりも尋常じゃないですね.
Breon Ansley,オリンピア 2019 3週間前の仕上がり
バックポーズ (バックダブルバイセップス)
バックのダブルバイセップスのポージングが以下になります.
まだ,3週間あるということで,尻,ハムストリングスの仕上がりはそこまでではないですが,上半身の仕上がりはすごいですね.
僧帽筋等もすごいのですが,やはり,肩周りと上腕二頭筋でしょう.クリスバムステッドとのバックポーズの一番の違いは,やはりこの上腕二頭筋のピークかなと個人的に考えています.
フロントポーズ (アブドミナルアンドサイ)
主に腹筋を見せるポージングであるアブドミナルアンドサイは以下になります.
このポージングで,3週間前でもきちんとミッドセクション (腹筋)をコントロールできている様に見えるため非常に調子が良さそうです.ただ,ミッドセクションに関して,ウエストの細さを強調するバキュームポーズという古典的なポージングがあるのですが,基本的にはBreon Ansleyはそれを実施しているのをあまり見たことがない気がします.
(Frank Zaneのバキュームポーズです)
“クラシックフィジーク”というカテゴリーの名から,度々,そのポージングの有無について議論されているため,このポージングができないのは若干のイメージダウンなのかもしれません (その点,クリスバムステッドはバキュームポーズを得意としていますし…).
このポージングでは大腿四頭筋も注意する必要があるのですが,写真を見る限りでは大腿四頭筋も既にかなり仕上がっていますね.
終わりに…
Breon Ansleyはこうしてみると,一部のポーズを確認するだけでもかなり仕上がっていることがわかりますね.恐らく,今年もクリスバムステッドとの壮絶な一騎打ちが予想されるため,どちらが勝つのか注目ですね!
2020/01/03追記:
ミスターオリンピア 2019ではクリスバムステッドに惜しくも1点差で敗れましたが,相変わらず彼ら二人のレベルだけは別次元で拮抗しています.