ブランドンヘンドリクソンのクラシックフィジークへの転向可能性

オリンピア 2020のメンズフィジークにて，オリンピア 2018に続く優勝を飾ったブランドンヘンドリクソンは，非常に筋量が豊富な選手である一方で，メンズフィジークの体重制限に合わせるために，非常に苦労しているというは話を良く耳にします．

そのため，ブランドンヘンドリクソンのクラシックフィジークへの転向について良く議論されるのですが，今回，彼自身が非常に興味深いコメントを行っているインスタグラムの投稿を見つけました．

今回は，ブランドンヘンドリクソンのクラシックフィジークの転向可能性について考えていきたいと思います．

ブランドンヘンドリクソンのクラシックフィジーク転向を考える上での判断材料

ブランドンヘンドリクソンのクラシックフィジーク転向を考える上での判断材料ですが，以下のインスタグラムの投稿に関するブランドンヘンドリクソンのコメントが非常に興味深いです．

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MPPic: Men’s Physique Pictures(@mensphysiquepic)がシェアした投稿

そもそもこの投稿を見て「あれ？」と思った方のために少々補足すると，この投稿は事実のものではありません．それが分かるのは，この投稿の背景がオリンピアのステージであり，実際にブランドンヘンドリクソンがオリンピアでクラシックフィジークのカテゴリーで出場したことがないためです．また，左の写真を見るとわかりますが，背景のジョーウィダーの白抜きがパンツの上に被っており，ここから，この写真が合成であることが分かります．

ただ，不思議なのが，クラシックフィジークパンツを履いても，全く遜色ないという点になります．ここから推察されるのは，かねてから多くの人が指摘する通り，ブランドンヘンドリクソンのクラシックフィジークでの活躍の可能性についてです．

クラシックフィジーク転向へのブランドンヘンドリクソンの興味深いコメント

クラシックフィジーク転向へのブランドンヘンドリクソンの興味深いコメントを見る上で，まず，今回の投稿で何を言っているのかというと，以下の様になります．

What do you think who can win Olympia Title in Men’s Physique and in Classic Physique divisions?

= ミスターオリンピアにおいて，誰がメンズフィジークとクラシックフィジークの両方のカテゴリーでのタイトルを獲得することができると思いますか？

この可能性について，本インスタグラムの投稿に答えるという形で，彼は以下の様に答えています．

thought it was me. naw fr I’m Gunning to be the first MP and CP Mr.O. stay tuned

= これは私のことでしょう．私はオリンピアでメンズフィジークとクラシックフィジークでタイトルを獲得する最初の選手になることに狙いを定めています．乞うご期待！

この様な回答をするということは，ブランドンヘンドリクソンがクラシックフィジークへの転向を真剣に検討しているということが伺えます．

この様に考えているのは，彼の筋量が最大の要因であると考えられます．

メンズフィジークは，カテゴリーの成熟とともに，選手の肥大化が指摘されていますが，その中でも，ブランドンヘンドリクソンはかなりサイズが大きく，あまりのサイズの大きさから，彼はコンテストの直前にほとんどカーボローディングをしないという話を聞いたことがあり，恐らく，カーボローディングをすると筋肉がパンプしすぎてしまい，メンズフィジークというカテゴリーではマイナスポイントになる可能性が高いからです．

クラシックフィジークでのブランドンヘンドリクソンの活躍の可能性

クラシックフィジークでのブランドンヘンドリクソンの活躍の可能性ですが，大いにあると思います．

この理由としては，Sadik Hadzovic，ローガンフランクリンの活躍が大きいでしょう．両者共に，元々はメンズフィジークの選手でしたが，Sadik Hadzovicは2014年，2015年にオリンピアのメンズフィジークカテゴリーで2位になった後，2016年のオリンピアのクラシックフィジークカテゴリーでは3位に入賞しています．