MENU

クリスバムステッドは30歳での現役引退を予定

クリスバムステッド 引退 30歳

オリンピアのクラシックフィジーク部門で圧倒的な強さを誇るChris Bumstead(クリスバムステッド)は,あまりの強さから,オープンクラスボディビルディングでの連覇記録である8連覇を成し遂げるか注目が集まっています.

そんなクリスバムステッドですが,引退の時期を「30歳」と明言したようなので,今回はそれを皆さんとシェアしたいと思います.

クリスバムステッドとは

クリスバムステッドは,1995年,カナダ生まれのクラシックフィジーカーです.身長は185.5cm,体重は93.0 – 102.1kgです (近年は,仕上がり体重がもう少し重い気がします.).

 

この投稿をInstagramで見る

 

Chris Bumstead(@cbum)がシェアした投稿

彼は,自身の姉の夫であるIain Valliereの影響を受けてボディビルディングを始め,2016 IFBB North American Bodybuilding Championshipsにて若干21歳でプロカードを取得します (ちなみに,当時,デビューしてからたった二年だったようです.).

プロカードを取得した翌年の2017年にはPittsburgh ProととToronto Proで優勝し,オリンピアの出場権を獲得し2位となります.それから,Breon Ansleyと死闘を繰り広げ,オリンピア 2017-2019では3年連続で1点差で勝負がつき,クリスバムステッドはオリンピア 2019で初優勝を果たします.

そこから,オリンピア 2023まで5連覇を果たしています.

クリスバムステッドが自身の引退時期を明言した動画

クリスバムステッドが自身の引退時期を明言した動画は以下です.

 

この投稿をInstagramで見る

 

Flow(@flowpdc)がシェアした投稿

今回の投稿はflowpdcというアカウントのものです(ブラジルのメディア?).

今回,なぜブラジルのメディアから投稿されているかというと,クリスバムステッド自身がオーナーでもあるRAW Nutritionのブラジルでのプロモーションを実施したついでに,インタビューを受けたからであると考えられます.

クリスバムステッドは30歳での引退を明言

今回の動画にて,冒頭でも述べたように,クリスバムステッドは30歳での引退を明言しています.

“I always said 30 would be the oldest I ever go to. That’s what I said my whole career and I still feel the same. I’ve never been someone who wanted to do it for very long.

I’m lucky I became successful at a very young age so now that I’m only 28 years old and I’ve already won five times I already had a more successful career than I ever imagined. So everything here is bonus points for me,”

私はいつも30歳が最高齢になると言ってきました.ずっとそう言ってきたし,今でもそう思っています.私は長くやりたいと思ったことはありません.

幸運なことに,とても若いうちに成功することができたので,まだ28歳の今,すでに5回優勝し,想像以上のキャリアを積んでいます.だから,ここでのすべてが僕にとってボーナスポイントなんです.

オリンピア終了後には「クリスバムステッドが引退するかもしれない」旨の情報がちらほら出ていましたが,これは,おそらく,クリスバムステッドがどこかで30歳で引退する旨を以前から指摘していたためであると考えられます(オリンピア終了後は,シーズン終了と重なり,それもあって色々なところで噂されていたのだと考えられます).

ただ,今回の発言を詳しく見てみると,「So everything here is bonus points for me(=ここでのすべてが僕にとってボーナスポイントなんです)」という発言から,当初,もっと早くに引退する予定だったのではと感じてしまいます.

クリスバムステッドは「8連覇」に挑戦しないということ

今回の発言から明らかな通り,クリスバムステッドは男子のオリンピアでは最多優勝記録となっている「8連覇」には挑戦しないということになります.

この8連覇を成し遂げたのは,過去にLee Haney(リーヘイニー)とRonnie Coleman(ロニーコールマン)しかおらず,カテゴリーが違えど,クリスバムステッドが更新できるかは注目されていました.

順調にいけば,7連覇となりますが,クラシックフィジークではもちろん前人未到の数字ではあるものの,やはり「8連覇」に挑戦しないのは少し残念ではあります.

そもそも,クリスバムステッドが早々に引退する理由は

近年のオリンピアでの彼の仕上がりを見ていると,あと5年近くは彼の時代が続くのではないかと考える人も多いです.また,ボディビルダーは,やや年齢が高い方が有利という一般的なスポーツとは異なる側面を持っており(筋肉の質感の改善や成長に時間がかかるためです),これから選手として脂が乗るときに,早々に引退するのは何故かと考える人も多いはず.

この理由については,ここ数年で問題になっているボディビルディングと健康の問題が非常に大きいと思います.

いわゆるPEDs (Performance enhancing drug)に分類されるステロイドなどの薬物摂取に加えて,大きな問題になるのはその食生活です.オフシーズンの増量,オンシーズンには命を削るような減量で,一年を通して,数十 kgもの体重の変動が一般的とされているプロの生活は,長く実施するほど健康に対するリスクが上がると考える選手が多くなりつつあります.

だからこそ,彼の義兄弟であるIain Valliereも早々に引退していますし,もちろん,近年のプロボディビルダーの訃報もその決定をする上での判断材料になったと考えられます.

終わりに…

今回,改めてクリスバムステッドが引退の時期を明言したことで,彼をステージの上でみることができるのも,そう長くないことがほぼ確定となりました.近年では,プロとして最も稼ぐといわている彼は,競技をしなくても生活していけるだけの経済的な基盤もあるため,それも早期の引退の判断材料になったのではないでしょうか.

関連記事