Michal Krizoは本当にナチュラルなのか

Michal Krizo ナチュラル

IFBBプロとIFBBエリートプロは,名前は非常によく似ていますが,IFBBエリートプロはボディビルディングをオリンピック競技にしようとする目標があるため,基本的にはステロイドなどの薬物の使用が禁止となっています.

ただ,今回,IFBBエリートプロのトップ選手の一人であるMichal Krizoを見ながら,果たしてそれが本当なのか疑問に感じてしまったため,それを皆さんとシェアしたいと思います.

Michal Krizoとは

Michal Krizoは,1986年生まれのスロバキア出身のボディビルダーです.身長は182 cmで体重は,118 -130 kgであり,個人的には.「IFBBエリートプロにしては,IFBBプロの様な体型をしているな」というのが第一印象になります.

 

この投稿をInstagramで見る

 

#bodybuildingmotivation#bodybuilder#bodybuilding#fitstyle#fitness#muscleandhealth#ifbbelitepro#muscles#muscle#ifbb#gym#gainz#veinz#doublebiceps#posing#flexing#

Michal Križo Križánek(@ifbb_elitepro_michal_krizo)がシェアした投稿 –

この写真を見れば分かる通り,非常に身体が大きいですよね.ただ,上半身が大きくてもウエスト周りが細く,まさにV字の体型を体現している存在であると言えます.また,腕まわりが非常に素晴らしく,特に上腕二頭筋まわりの太さは58 cmを超える様です.これら2つの特徴に埋もれがちですが,下半身ももちろん素晴らしく,大腿四頭筋はとんでもないことになっています.

彼は,2018年と2019年のアーノルドクラシック in ヨーロッパで優勝しており,IFBBプロリーグが2017以前の状態だったならば,理論上はミスターオリンピアに出場することができたはずでした.しかし,2017年に,IFBBプロとIFBBエリートプロが分裂したことがきっかけで,彼は,「IFBBエリートプロ」ということでオリンピアに出場することはできませんでした.

Michal Krizoの”怪しい”写真

今回,Michal Krizoがナチュラルなのかどうか疑問に思ったきっかけですが,以下の動画です.

動画の作成元は,大人気筋トレyoutubeチャンネルであるNick’s Strength and Powerです.

ステロイドを使っているかの有無を判断する上でいくつかの判断材料がありますが,私が今回着目したのは最も基本的なものであるバブルガット,つまり,ミッドセクションの肥大についてです

今回,彼はいくつかポージングを取っていますが,ポージングをしている最中にはミッドセクションはしっかりコントロールされてます.しかし,ポージングをしていないとき,例えば示す部分などはお腹の出方がかなり気になります.

Michal Krizo バブルガット

ミッドセクションの肥大とステロイドの使用について,ステロイドではなくむしろインスリンがミッドセクションの肥大に影響を与えているという説もあることから,必ずしも彼がステロイドを使っているかどうかは分かりませんが,ここまでミッドセクションが肥大化していると薬物の使用はかなり疑わしいと思います.

IFBBエリートプロは,冒頭でも述べた通り,薬物使用に関してはNGを出している団体なので,理論上はMichal Krizoもステロイドなどを摂取していないことになります.ただ,世界選手権に出場した日本選手の感想として,「絶対にナチュラルではない選手がいた」という話をよく目にするため,実際のところ,IFBBエリートプロリーグの中でも薬物に関するレギュレーションというのはしっかり機能していない可能性は十分にありえますよね.

終わりに…

Michal Krizoは,昨今の政治的な問題により,おそらく,比較的長い間コンテストに出場することができないため,今回撮影されたのはオフシーズンになるかと思います.オフシーズンで体型が大きく変わってしまう選手というのは比較的多いのですが,それを勘案しても,あのお腹の出方は少し不自然な気がします.

また,IFBBプロリーグではオフシーズンとオンシーズンで大きく体重が変わることは良くあるのですが,アマチュアリーグだとそこまで大きく体重が変わるという例をあまり見たことがないため,その辺も考えると結構怪しい気がします.

関連記事