オリンピア 2022のメンズフィジークでは,2021年に続いて日本人選手が出場するため注目を集めていますが,上位の選手は実力が伯仲しており誰が優勝してもおかしくありません.
今回は,オリンピア 2022 メンズフィジークの展望について皆さんとシェアしたいと思います.
オリンピア 2022 メンズフィジークの出場者リスト
オリンピア 2022 メンズフィジークの出場者リストですが,以下の通りです.
- Daniel Ammons (USA)
- Adeyemi Awoyemi (UK)
- Montae Bailey (USA)
- Erin Banks (USA)
- Ali Bilal (Belgium)
- George Brown (USA)
- Steven Cao (USA)
- Alessandro Cavagnola (Italy)
- Bhuwan Chauhan (India)
- Vitor Chaves (Brazil)
- Rodrigue Chesnier (France)
- Bongsuk Choi (South Korea)
- Emmanuel Costa (Brazil)
- Riccardo Croci (Italy)
- Jeffrey Darko (UK)
- Carlos DeOliveira (USA)
- Youcef Djoudi (France)
- Raymont Edmonds (USA)
- Je Endrina (New Zealand)
- Furkan Er (Turkey)
- Andre Ferguson (USA)
- Felipe Franco (Brazil)
- Sotirios Gkatsis (Greece)
- Reuben Glass (USA)
- Charjo Grant (USA)
- Myron Griffin (USA)
- Tunahan Guler (Turkey)
- JuXian He (China)
- Brandon Hendrickson (USA)
- Kyron Holden (USA)
- Terrence Teo Kok Hua (Malaysia)
- Emanual Hunter (USA)
- Jason Huynh (USA)
- Jonas Jamena (USA)
- Mehdi Kabbadj (Morocco)
- Shun Kaneko (Japan)
- Hossein Karimi (Iran)
- Imran Khan (India)
- Burak King (USA)
- Nick Koeu (USA)
- Junho Lee (South Korea)
- Jingbo Li (China)
- Vincius Mateus Viera Lima (Brazil)
- Mahmood Al Maghrabi (Bahrain)
- Benquil Marigny (USA)
- Davide Mazzolari (Italy)
- Clarence McSpadden (USA)
- Diogo Montenegro (Brazil)
- Corey Morris (USA)
- Elton Mota (Portugal)
- Jahvair Mullings (USA)
- Balint Nemeth (Hungary)
- Edvan Palmeira (Brazil)
- Chao Peng (China)
- Chevy Phillips (Canada)
- Abisai Pietersz (Netherlands)
- Sidy Pouye (Spain)
- Ponpaisan Ruangsangpen (Thailand)
- Arya Saffaie (USA)
- Joven Sagabain (Philippines)
- Yousef Al Shaban (Kuwait)
- Ahmed Shokry (Egypt)
- Fabrizio Dos Santos Silva (Australia)
- Winston Sullivan (USA)
- Ryan Terry (UK)
- Alexander Toplyn (USA)
- Emile Walker (UK)
- Antoine Weatherspoon (USA)
- Long Wu (China)
- Yukihiro Yuasa (Japan)
- Zheyu Zhang (China)
- Furkan Er (Turkey)
- Burak King (USA)
- Reuben Glass (USA)
以上の出場者リストですが,総勢74名です (Sadik Hadzovicを加えて総勢75名でしたが,彼は直前での欠場を決定したため,2022/12/11現在で出場予定者は74名です.).
以下では,注目選手についてご紹介します.
Brandon Hendrickson
まず,Brandon Hendrickson (ブランドンヘンドリクソン)が挙げられます.
この投稿をInstagramで見る
ブランドンヘンドリクソンですが,オリンピア 2018,2020,2021のチャンピオンです.実力が伯仲しているメンズフィジークの中でも,これだけ優勝を重ねている選手は今回のラインナップでは彼だけであり,まさに優勝候補筆頭と言えます.
ブランドンヘンドリクソンですが,2022年も2021年と同様にメンズフィジークでは圧倒的なサイズ感は顕在です.オリンピア 2019のときのように,明らかにコンディションを外すということさえしなければ,彼が優勝する可能性は高いと思います.
Erin Banks
次に,Erin Banksが挙げられます.
この投稿をInstagramで見る
Erin Banksは,オリンピア 2021で2位に入賞した選手であり,非常に身長が高い選手です.その身長から推察されるとおり,サイズも非常に素晴らしい選手であり,単純なサイズで比較するとブランドンヘンドリクソンにも肉薄できる可能性のある選手です.
身長が高い選手というのは,基本的にはボディメイキング競技に不向きな傾向があるのですが,近年のメンズフィジークでは高身長の選手の躍進が続いています.身長が大きいだけあって,やはりサイズは素晴らしいため,勝負はコンディションになるでしょう.
Diogo Montenegro
次に,Diogo Montenegroが挙げられます.
この投稿をInstagramで見る
オリンピア 2021のダークホース的な存在として,3位に入賞したDiogo Montenegroは圧倒的なバランスが売りの選手です.彼は,決してコンディションが抜群に良い訳でもなく,かつ,サイズが抜群に良いという選手ではありません.ただし,アウトラインが非常に素晴らしく,メンズフィジークというカテゴリでは非常に強力な武器を持ち合わせています.
SNSを確認すると,この1年でびっくりするほどサイズアップしているというわけではないため,彼が2021年以上の成績を残すためにはコンディションを改善する必要があると思います.
Kyron Holden
次に,Kyron Holdenが挙げられます.
この投稿をInstagramで見る
Kyron Holdenは,オリンピア 2021で4位に入賞した選手です.Diogo Montenegroがバランスで勝負する選手であるのに対して,Kyron Holdenはサイズとコンディションで勝負する選手です.そのため,コンディションが順位に大きく直結すると言え,オリンピア 2022ではどれくらいコンディションを仕上げられるかがポイントだと思います.
Raymont Edmonds
次に,Raymont Edmondsが挙げられます.
この投稿をInstagramで見る
Raymont Edmondsは,オリンピア 2019のチャンピオンであり,近年のメンズフィジークにおいて,高身長の選手が評価されるという新たな流れを作った選手です.彼は,その身長から非常にサイズが素晴らしい選手ではあるのですが,オリンピア 2021ではコンディションが芳しくなかったことから,オリンピア 2022ではそこからどの程度改善しているのか注目が集まります.
ダークホース:Emmanuel Hunter
オリンピア 2022のダークホース的な位置付けになるのは,Emmanuel Hunterでしょう.
この投稿をInstagramで見る
Emmanuel Hunterは,左から3番目の選手です.Emmanuel Hunterは,アーノルドクラシック 2022 in コロンバスオハイオで,Diogo Montenegroを破り2位になった選手です.サイズについては,ブランドンヘンドリクソンやErin Banksには及びませんが,とにっかくコンディションが良く,オリンピア 2022でも活躍が期待される選手です.
終わりに…
オリンピア 2022では,2年ぶりにRyan Terryも復帰する様であり,彼も上位を伺う選手です.
以上を見れば明らかなとおり,トップ5は実力が伯仲しており,「少しコンディション変わるだけで大幅に順位が変わってしまう」というような結果になりそうですね.