トレーニングをする上で,グローブを着用するのか,しないのかはかなり好みが分かれるところではありますが,グローブを着用することで手のひらを守ったり,滑りにくくするなどのメリットもあります.
今回は212 Performance社のグローブのレビューをご紹介します.
212 Performance社とは
212 Performance社は,2013年にアメリカで創設されたのグローブメーカーブランドです.
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212 Performance社のグローブは,主に,溶接,機材運搬,重火器の使用の際に用いられ,トレーニング専用でグローブを作っているというわけではありません.このため,グローブの厚みは商品によって様々であり,212 Performance社の全てのグローブがトレーニングに適しているわけではないという点には留意する必要があります.
212 Performance社のトレーニンググローブは山岸秀匡選手も愛用
日本で212 Performance社のトレーニンググローブは,まず間違いなく,そこまで一般的ではありません.そんな中で,どこでこれを知ったかというと山岸秀匡選手の動画からです.
以上の動画は,山岸選手のyoutubeチャンネルのものです.実は,これより古い2017年の動画で知っていましたが,2020年に公開した動画でも引き続き使っていたのでそちらをシェアします.以上の動画を何回も静止して見直すことで,山岸選手が使っているトレーニンググローブが212 Perfprmance社のものだと知りました.
現在では,山岸選手が使っているモデルの販売はありませんが,今回紹介するモデルはそれに近いモデルになっています.
212 Performance トレーニンググローブの外観
以下が212 Performance トレーニンググローブの外観です.
今回の商品名は,正確には,「212 Performance Gloves MGGC-052-009 Black」です.
以上の写真からわかる通り,前述した山岸選手が着用しているものとは異なりますが,黒い布地を貴重として,ワンピントで赤が入っていることからかなりおしゃれです.
トレーニンググローブの中には,リストラップも兼用されており,手首を保護するものも存在しますが,本製品は手のひら,及び指先を保護するための仕様となっています.
212 Performance トレーニンググローブの評価
212 Performance トレーニンググローブの使い勝手
212 Performance トレーニンググローブを使ってみて,その使い勝手ですが,非常に優れていると思います.
このように考えるのは,以下の4点が優れているためです.
- 洗濯可能
- 高い耐久性
- 薄い生地
- 高いグリップ感
洗濯可能
本トレーニンググローブは洗濯可能です.
本製品は,手のひらを完全に覆うような形状をしており,手のひらはそのようになると,かなり汗をかきます.この状態で放置しておくと,酷い状態になることから,トレーニンググローブは洗えることができるのが望ましいです.
212 Performance Glovesは,詳細な記載はありませんでしたが,特に変わった生地を用いている訳ではないので,洗濯機でガンガン洗っています.
高い耐久性
本トレーニンググローブは,耐久性が高く,それが定量的に示されています.
トレーニンググローブは,重量物を把持することから,通常のグローブよりも耐久性が要求されます.そのため,グローブの耐久性が明示されているものを購入しています.212 Performance Glovesは以下の図で示す様に,耐摩耗性がアメリカの標準規格でレベル2となっています .
以上ですが,「500gの加重下で500-1000回の摩擦試験に耐えられる」ことを意味しています.通常,トレーニングで500 gの重量物を使用するケースは少ないため,以上の回数よりは低寿命になることが予測されますが,それでも,定量的に何回使用できるかの目安の数値が示されているのは評価が高いですね.
薄い生地
本トレーニンググローブは,生地が薄いです.
グローブの耐久性を重視しすぎて厚いものにすると今度は握り難くなるため,できるだけ薄くて,柔らかい素材のものを選定します.本商品は,生地が柔らかく,手にフィットします (ちなみに,同社の製品の中 (例えば,212 Performance Super Hi-Vis Cut Resistant Gloves for Mechanics, Woodworking, and Construction, (EN Level 5, ANSI A4)など)には固すぎて手にフィットしないものもあります.そのため購入する際には注意が必要です.).
高いグリップ感
本トレーニンググローブは,高いグリップ感があります.
トレーニンググローブは手のひら部分には以下に示す様に特殊な加工が施されており,グリップ感が向上する様になっています.その中でも本商品は以下の図の様に,グリップ感を重視しており,高重量を扱っても安定感が抜群です.
このグリップも,単純にグリップの加工を施すのではなく,わざわざ「212」と加工しているのが非常にかっこいいと思います.
212 Performance トレーニンググローブを総評して
212 Performance トレーニンググローブを総評して,洗うことができ,耐久性に優れ,手にフィットし,グリップ感も優れていることから,トレーニンググローブとしての評価は非常に高いです.
ただし,最近では円安が進行しており,一昔前と比較すると個人輸入する商品もそこまでお得ではないことから,コスパはそこまで高くないと感じてしまう人も多いかもしれません.
212 Performance トレーニンググローブはどんな人におすすめか
212 Performance トレーニンググローブは基本的に,全てのトレーニーにおすすめです.
トレーニンググローブの着用は,好き嫌いがはっきり分かれ,着用したくないと感じるほとんどの人の理由は,素手の感覚と異なってしまうためです.この問題に対して,本トレーニンググローブは生地が薄いため,比較的,素手に近い感覚で握ることができます.
以上に加えて,グリップを補助するというメリットもあります.グリップが改善されるということは,その分,リストストラップやパワーグリップを使用する必要がなくなるということであり,これにより,より素手に近い状態で握ることで前腕,上腕筋等を効率的に鍛えることを期待できます.
以上の理由から,本トレーニンググローブは全てのトレーニーにおすすめです.
212 Performance トレーニンググローブはどこで買えるか
212 Performance Gloves MGGC-052-009 Blackですが,amazon.comで購入することができます.価格が以下の通りです (2020/04/09調べ).
- amazon.com:27.99ドル
価格もトレーニンググローブにしてはそこまで高くないのも高評価です.
残念ながら,公式ホームページからの購入はできませんでした (海外のサイトによくあるのですが,カートには入れることはできるものの,日本向けの発送方法がないというやつです.).また,公式サイトですが,何故か長い間,アクセスできないことから,実質,購入先はamazon.comのみとなっています.
2024/02/20追記:
近頃は,急激な円安が進んでいるため,残念ながら,以前までのお得感はないですね.
終わりに…
グローブの有無で素手の場合とフィーリングが大きく異なることから,トレーニンググローブの使用は好き嫌いが別れますが,個人的に皮膚に何らかの疾患がある方にはおすすめです.また,「他人が握ったバーベル,ダンベルを素手で触りたくない」という人にもおすすめです.