2021年から2022年にかけて,30代後半から40代にかけてのボディビルダーの死亡事例複数報告されていますが,名コーチの一人であるHany Rambod (ハニーランボット)は,むしろ,20代前半の若年齢の選手の健康状態を気にしています.
特に,プロを目指す選手は,若年齢からのPEDs (Performance enhancing drug)の摂取を行っていますが,それは中長期的に見た時に,彼らの寿命を削っていることを指摘します.
今回は,ハニーランボットが若年齢におけるPED使用を強く否定する動画を見つけたため,皆さんとシェアしたいと思います.
ハニーランボットが若年齢でのPED使用を強く否定した動画
ハニーランボットが若年齢でのPED使用を強く否定した動画は以下です.
動画の作成元は,ハニーランボットのyoutubeチャンネルです.
今回の動画の長さは,1:05:05です.
ハニーランボットは若年齢でのPED使用を強く否定
以下に示す動画にて,ハニーランボットは若年齢でのPED使用を強く否定しています.
If you’re listening to this podcast, and you’re thinking of contemplating taking drugs. You should really consider the consequences. Turn around and say, how old am I? Do I want to work within my genetic potential? If so, let me wait until I’m in my mid 20’s before I gear up. If that’s something you decide to do when you’re 22, 23, 24…then you should do it. Then, you’re a little bit more mature.”
When you’re older, you’re going to be older and a little more wiser and you’re going to be able to make better decisions when as you become older. But when you’re young and you’re doing these types of things, you just haphazardly don’t think about the consequences and the repercussions of your actions.
もし,このポッドキャストを聞いていて,ドラッグを摂取しようと考えているのなら, その結果をよく考えたほうが良いです.自分は何歳なのか?自分の遺伝子の可能性の範囲内で働きたいのか?もしそうなら,20代半ばまで待ってから,ギアを入れましょう.それが22歳、23歳、24歳…と決めていくのであれば,そうすればいいのです.そうすれば、もうちょっとだけ成長していくことができます.
年を取ればもう少し賢くなり,より良い判断ができるようになります.でも,若いうちはこういうことをすると自分の行動の結果や影響について考えずに,ただ行き当たりばったりで行動してしまうんです.
ハニーランボットは,比較的強い口調で若年齢でPEDを摂取することをおすすめしていませんが,比較的多くの選手がかなり若いうちからPEDを摂取してしまう背景として,安易に結果を求めてしまうことが背景にあると指摘しています.
基本的に,ボディビルディングという競技は,他の競技とは大きく異なり,ある程度年齢がある方が有利であるとされている協議です.このため,若い選手は,歳を取った選手と互角以上に戦うことで若いうちから結果を残そうとすることでPEDを摂取してしまうという構図が出来上がっている様です.
実際に,本場アメリカのプロクオリファイを見てみると,20代前半のかなり早い段階でIFBBプロカードを取得している選手もおり,その様な選手はかなり早い段階からPEDを摂取することになります.
この様な問題は,近年では30-40代の選手が亡くなっていることからあまりクローズアップされていませんが,長い目でみると,2017年に26歳の若さで心不全により亡くなったDallas Mccarver (ダラスマッカーバー),2022年に29歳の若さで心不全により亡くなったBostin Loydの例がある通り,見逃せない問題であると言えます.
終わりに…
日本における近年のフィットネスブームを牽引しているのは弱年齢層であり,プロクオリファイなどでも若い選手の活躍が目立ちますが ,ボディメイキングという競技の特性上,やはり,若い選手の活躍が進むほど,彼らの中でのドラッグの汚染度については気になってしまう事柄ではありますね.