山岸秀匡選手がダラスプロの212lbsクラスで優勝したという情報が入ってきました!
今回は,その詳細を皆さんとシェアしたいと思います!
山岸秀匡選手とは
山岸秀匡選手は,日本で初めてプロのボディビルダーになった選手で現在45歳です (2019年6月13日現在).近年のボディメイキングブームで2018年から日本人のプロボディビルダーは何人か生まれてきてはいますが,長い間,山岸選手は日本で唯一のプロボディビルダーでした.
彼は,元々,オープンクラスの選手でしたが,2013年に212ポンドクラスに転向しました.それから,3年後の2016年のアーノルドクラシックでは,見事初優勝を飾りました.しかし,その年のオリンピアでは6位と昨年と比較して大きく順位を落としてしまいました (その前の年は3位).そのとき,自分が競技をしていて初めて自分が思い描く身体に仕上げることができず,引退をも考えたそうです.
それから,彼は,再び,Milos Sarcev (ミロス)をコーチとして迎え,再びオリンピアのステージに立つべく,トレーニングを再開しました .ミロスは,山岸選手がプロで活躍するため基礎を作ったとも言えるコーチであり,彼らが再びタッグを組んだことで山岸選手は再び,光を取り戻します.
2018年のアーノルドクラシックでは,オープンクラスでエントリーし,アーノルドクラシック in オーストラリアでは5位に輝きました.
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個人的には,このポージングが大好きなのですが,かっこよすぎますよね.
山岸秀匡選手のダラスプロでの活躍の情報
山岸秀匡選手のダラスプロでの活躍の情報源は以下の動画になります.
今回の情報源ですが,大人気youtubeチャンネル,Nick Strength and Powerになります.
動画のサムネイルを見ただけでもとんでもない仕上がりであることが伺えます.
山岸秀匡選手,ダラスプロ212ポンドクラスで優勝!
今回,ダラスプロに出場し見事優勝を飾りました!これにより,2019年のオリンピアの出場権を獲得しました!
(アーノルドクラシックで5位に輝いた後にインディプロに出場し,長らくオフをとっていた様です.どうやら,肩の手術をしたようで,その影響もありコンテストの出場を取りやめていた様です.)
まず,びっくりしたことが,「あれ?212ポンドクラスに戻っている!?」ということです.山岸選手自身,自分の一番の理想とするのはオープンクラスでの身体だと言っていたのを見たことがあるため少々驚きました.ただ,恐らく以下の2点が212ポンドにカムバックした理由だと思われます.
- 怪我の影響で体重が戻らなかった
- 絶対王者フレックスルイスの212ポンドクラスでの不在
怪我の影響もあり30ポンド近く,体重が落ちてしまった様です.元々,オフシーズンでもそこまでバルクアップする選手ではないため,それが響いて212ポンドクラスで戦うことを決めたのでしょう.
また,212ポンドクラスにおいて,今年は絶対王者であるフレックスルイスが不在であるため,オリンピアのタイトルが全ての人にオープンになっている状況です.この状況もあって212ポンドへのカムバックを決めたのだと思います.
次にびっくりしたことはコンディションでしょう.ネットでは,「彼史上最高の仕上がり」という声も非常に多いですが,私もそう思います.まるで,肌の質感はパリパリだし,バルクもオープンクラスのときと遜色ありません.腹筋周りのコンディションも非常によく,こうなるとオリンピアでの活躍も非常に楽しみです!
終わりに…
正直,フレックスルイスが不在であるため,今年の212ポンドクラスはあまり興味がなかったのですが,山岸選手が出場するとなれば非常に興味深い試合になります!是非とも,2016年に敗れたAhmad Ashkananiなどに雪辱を果たして,悲願のオリンピアを獲得していただきたいですね!
2020/05/23追記:
ミスターオリンピア 2019に出場し,山岸秀匡選手は8位に終わりました.プレジャッジにおいて,体調を崩してしまったのが痛かったですね.