オリンピア 212 lbsクラスにて,前人未到の7連覇を果たしたFlex Lewis (フレックスルイス)は,2017年を最後にオープンクラス転向を明言していますが,オリンピア 2018を最後にコンテストに出場していません.
オリンピアは,そのカテゴリで優勝すると永久に出場権を獲得できるのですが,フレックスルイスはあくまでも212 lbsクラスで優勝したことがあり,オープンクラスで出場したことがないため,オープンクラスでのオリンピアの自動出場権はありません.
そんな彼は,オープンクラスで出場を明言していた2020年にSpecial Invitationsを主催者側から受け取っていましたが,肩の怪我で出場できませんでした.それから,2022年以降に復帰することを明言していますが,ここで注目が集まっていたのが「彼がどの様にしてオリンピアに出場するのか」ということです.
今回は,この疑問に対してオリンピア主催者側のトップであるDan Solomenが述べている動画を見つけたため皆さんとシェアしたいと思います!
Dan Solomenがフレックスルイスのオリンピア 2022のクオリファイにについて述べた動画
Dan Solomenがフレックスルイスのオリンピア 2022のクオリファイにについて述べた動画ですが,実際には彼がインスタグラムのストーリ上に掲載した様です.
動画の作成元は,大人気筋トレyoutubeチャンネルのNick’s Strength and Powerになります.
今回の動画では,Dan Solomenがインスタグラムのストーリ上で質問に答えるというイベント行い,以下の様なやりとりがあったようです.
Q1: Is Flex Lewis qualified for the 2022 Olympia?
A1: He is qualified to compete in the 212 division.
Q1:フレックスルイスはオリンピア 2022の出場権はありますか?
A1:彼は212 lbsクラスの出場権はあります.
このやりとりから分かることは,Dan Solomenが212 lbsと明言していることから,現状では彼はオープンクラスの出場権がないということを明確に意味していることがわかります.
このやりとりに続けて以下の様なやりとりも確認することができます.
Q2: Have any Special Invitaions been issued for this year’s Olympia?
A2: No. But it’s only January.
Q2:オリンピア 2022に向けてSpecial Invitaionsは発行されましたか?
A2:いいえ.ただ,まだ1月です.
つまり,この質問をした人というのは,冒頭にも述べた通り,フレックスルイスが本来受け取っていたSpecial Invitationsの権利を行使しなかったことから,オリンピア 2022に向けてそれが再び発行されるかということだったのですが,これについても,現状は否定しています.
ただ,フレックスルイスに対してSpecial Invitationsが発行されるかどうかは別の問題として,Special Invitationsが発行される可能性はあるということを判断することができます.
恐らく,フレックスルイスはSpecial Invitationsで出場しないのでは
今回,フレックスルイスに対して,現状,Special Invitationsが発行されていないということでしたが,個人的には彼がSpecial Invitaionsで出場する可能性は低いのではと考えています.
その理由ですが,IFBB プロリーグのvice presidentであるテイラーマニオンはSpecial Invitationsの発行について前向きではないためです.
そもそも,これが議論になったのはオリンピア 2020においてBig Ramy (=ビッグラミー)がSpecial Invitationsで出場したのが不平等であるという意見が出てきたためです (当時のビッグラミーは新型コロナウイルスの影響でコンテストに出場できなかったことに対する救済処置でしたが,コロナには感染しておらず実際には仕上がりが悪くて出場しなかったという噂もあるくらいで,これがこの様に不平等であると述べている人がいる理由になります.).
これにより,オリンピア 2021以降はSpecial Invitationsの発行に対して完全に消極的になっていることから,これを考えると,フレックスルイスがSpecial Invitationsでオリンピアに出場する可能性は低いと考えます.
終わりに…
となると,彼がオリンピアの出場権を獲得するためにどのコンテストに出場するのかということは非常に気になるところですが,オリンピアの調整を考えると結構早い段階で出場するのではないかと考えています.ただ,出場するコンテストも確実にオリンピアの出場権を獲得したいなら,結構小さい規模のコンテストに出場するのかもしれませんね.