リーヘイニー,実は,7連覇の時点で引退する予定だった

ミスターオリンピアを史上最多タイの8連覇を成し遂げたLee Haney (リーヘイニー)は,実は,7連覇を成し遂げた時点で競技を引退する意向があったようです.

今回は,この情報を皆さんとシェアしたいと思います.

リーヘイニーとは

リーヘイニーは,1959年 アメリカ生まれのボディビルダーであり,身長は180 cm,体重は112-118 kgです.


彼は,80年代初頭から90年代初頭に活躍した伝説的なプロボディビルダーであり,ミスターオリンピアを史上最多タイの8連覇を記録しました.

8連覇した当時の年齢が31歳と非常に若く,そこで引退してしまったこともあり,そのまま競技を続けていれば「8連覇以上していたのではないか」と言われています.リーヘイニーが8連覇目を達成したオリンピアでは,同じく伝説的なボディビルダーであるドリアンイェーツが2位であり,翌年は彼が優勝していることから,まさしく,90年代においてジャッジがサイズ重視になる前の最後のチャンピオンであることが言えます.

リーヘイニーが自身が8連覇した当時を振り返った動画

リーヘイニーが自身が8連覇した当時を振り返った動画は以下です.

動画の作成元は,リーヘイニーのライバルの一人でもあったLee LabradaのyoutubeチャンネルであるThe Lee Labrada Showです.

今回の動画の長さは40:04です.

リーヘイニーの当初の目標は3連覇

リーヘイニーは,当初の目標が3連覇だったことを明かしており,それが少しずつ増えていき,7連覇になったと述べています.

Initially, I’d set out, you know, if I could win the Olympia three times, that’d be great. But three came around so fast. When I got the three, I said maybe I can do five and then fifth came around so fast. The years go by so quick. Then when I got to seventh, I thought to myself, seven is a record. Arnold didn’t do seven in a row but he did do overall. I had a conversation with Shirley, and she was like, ‘what are you talking about quit? You gotta do eight. What’s the matter with you?

当初,オリンピアで3回優勝できれば上出来だと考えていたんです.でも,3回はあっという間でした.3回優勝したら「5回できるかもしれない」と言っていたら,あっという間に5回目が来てしまったのです.年月が経つのは早いですね.そして,7回目になったとき,7回は記録だと思ったのです.アーノルドは7連覇はしなかったけど,合計7回優勝しました.妻に話したら,「何を辞めようと言ってるの?8回やるのよ.何か問題でも?」と言われました.

この7度の優勝というのは,多くの選手が目標としていることでもあります.Phil Heath (フィルヒース)も7連覇したときにはアーノルドの名前を挙げ,Flex Lewis (フレックスルイス)も同様でした.

 

この投稿をInstagramで見る

 

@bigger2bがシェアした投稿

 

この投稿をInstagramで見る

 

Flex Lewis™(@flex_lewis)がシェアした投稿

リーヘイニーも同様だったようですが,奥さんの一言で8連覇に挑戦し,結果としてそれを成し遂げて引退ということになった様です.

リーヘイニーは9連覇を目指す予定はなかった

リーヘイニーが8連覇を成し遂げた当時の年齢が31歳だったことから,9連覇を目指してもおかしくなかったものの,リーヘイニーは9連覇を目指すプランは当初から存在しなかったと指摘します.

I never regretted having not competing again, matter of fact, I never gave it another thought.

再び競争しなかったことを後悔したことはありません.実のところ,私はそれをもう一度考えたことはありませんでした.

そもそも,7連覇の時点で引退を考えていたことから,9連覇を目指していないことは明確です.ただ,彼が引退した1992年のミスターオリンピアに彼が出場していても優勝できたという意見も多いため,如何に圧倒的な強さだったかがわかりますね.

終わりに…

今回,リーヘイニーが奥さんの一言で8連覇を目指したことがわかりますが,そうでなければ7連覇で彼の記録が途切れていたことがわかります.

その後に,Ronnie Coleman (ロニーコールマン)が登場して8連覇を成し遂げるため,彼の奥さんはかなりの慧眼があったということがわかりますね.

関連記事