Hadi Choopan,2022年のサイズアップが凄い

Hadi Choopan 2022

ミスターオリンピア 2022に向けて準備を進めているHadi Choopanについて,彼のコーチであるHany Rambod (ハニーランボット)は,「大きくサイズアップしている」ことを指摘していましたが,実際に,Hadi Choopan自身が大きく改善している様子をSNSに投稿していました.

今回は,この情報を皆さんとシェアしたいと思います.

Hadi Choopanとは

Hadi Choopanとは,1987年イラン生まれのプロボディビルダーです.身長は169 cm、体重は100-105 kg程度と言われています.

彼は,2008年からコンテストに出場しており,恐らく,Mr. Olympia Amateur 2017 でプロカードを取得し,同年からプロデビューしています.ちなみに,彼のコーチである,Hany Rambodはこのときから彼を指導しているようです.

彼を世界レベルの知名度にしたのが,2017年に韓国で行われたAsia Grand Prixでしょう.当時のAsia Grand Prixは,オリンピアの直後に行われ,通例,オリンピアの優勝者はオリンピア後に世界各国で行われるコンテストに出場しないのが慣例になるのですが,2017年に行われたAsia Grand Prixは別で,当時,212ポンドクラスで絶対王者だったフレックスルイスが参戦しています (ちなみに,Hadi Choopanについて,現在はオープンクラスの選手ですが,当時は212ポンドクラスの選手でした.).

Asia Grand Prix 2017

結局,このコンテストでHadi Choopan (中央左)はフレックスルイス (中央)に敗れるのですが,プロ転向一年目の選手が当時オリンピアを6連覇していた絶対王者を追い詰める形となり,今でも,そのとき「Hadi Choopanの方が良かった」という声が多数を占めています (この点からも,オリンピア 2020では当時の再戦を非常に楽しみにしていたのですが,フレックスルイスが肩の怪我で欠場するのであればしょうがありません….).

それからも快進撃を続け,バンクーバープロ 2019で優勝,初出場のオリンピア 2019では3位入賞,オリンピア2020,2021では4位,3位と非常に素晴らしい成績を残しております.

Hadi Choopan,ミスターオリンピア 2022まで4週間前の状態

Hadi Choopanのミスターオリンピア 2022まで4週間前の状態ですが,以下のような投稿をしています.

今回の投稿です,サイドチェストを行っており,画角の問題もありますが,とんでもなく大きく,かつ,コンディションが良いことが分かります.

Hadi Choopanは,例年,オフシーズンでもとんでもないコンディションを披露していますが,それに対して,2023年はサイズの良さも際立っています.

2021年のHadi Choopanとの比較

比較として,以下が2021年以前のHadi Choopanです.

以上の2つの投稿を比較すると,2022年のHadi Choopanは大幅にサイズアップしていることが分かります.

具体的には,上腕三頭筋の張り出し感,三角筋前部が非常に大きくなっています (ただ,他の投稿を見ていると,サイズアップした分,ややお腹が出てしまっている部分も見受けられるため,そこは気になります.これは,あくまでも仕上げていない状態であり,コンテストのコンディションに持って行ったときに,お腹が目立たなくなるのかは注目する必要があります.).

Hadi Choopanは,元々,非常に弱点の少ない選手ではあり,上半身,下半身ともに非常に良い選手です.今回,大きな改善が見られる上腕三頭筋,三角筋も元々,苦手とする部位ではないのですが,ここまでしっかりサイズアップしているとなると,弱点の少ない彼でも改善が必要とされている背中の大きさもどれだけ改善しているのか非常に気になる部分です.

終わりに…

今回投稿したのがミスターオリンピア 2022までちょうど4週間までの時点であり,ここからサイズアップすることは考えられず,ここからはコンディションが大きく改善していくことになります.現状,コンディションは非常に良いように見えるため,ここからどのくらい改善するか非常に注目ですね.

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