アーノルドクラシック2019 (USA)のオープンクラスでブランドンカリーが初優勝しました!
それでは,今回のオープンクラスの順位を見ていきましょう!
アーノルドクラシック2019 オープンクラスの結果
アーノルドクラシック2019 オープンクラスの結果は以下になります.
1位 ブランドンカリー
2位 ウィリアムボナック
3位 ルークサンド
4位 セドリックマクミラン
5位 ローリーウィンクラー
1位から4位までの選手の比較動画が以下になります.
1位 ブランドンカリー
以前の記事で3位と予想したブランドンカリーが1位でした.
動画を見る限り,かなり調子が良さそうでした.ブランドンカリーは,上半身に対して,脚が細いと言う問題を抱えていましたが,本大会ではそれを改善してきた様です (それでもやはり周りの選手と比べると細いですね).
コンディションについては,お腹周りを見ればわかる通り腹筋のセパレーションもはっきりしており,上半身全体のバランスが非常に良かったのが印象でした.また,特にバックポーズを取ったときの筋肉の厚みは目をみはるものもありました.
この投稿をInstagramで見る
2位 ウィリアムボナック
以前の記事で1位と予想したウィリアムボナックが2位でした.
脚のサイズ,コンディションは1位のブランドンカリーよりも優れていましたが,恐らく,お腹周りがジャッジに影響したのかなと思います.ウエストが1位だったブランドンカリーよりも若干太く,腹筋のセパレーションがやや欠けていたかなと感じています.近年の大会では,昨年のミスターオリンピアからもわかる通り腹回りのコンディションをかなり重要視する傾向があるため,それによって2位だったと考えています.
3位 ルークサンド
3位はルークサンドでした.大躍進です!彼は,これまで大きな大会では2018年のアーノルドクラシック (オーストラリア)で6位だったのが最高順位であったため,今回の結果は非常に自信に繋がったと思います.
元々サイズのある選手でしたが,コンディションに重きを置いた結果今回の結果に繋がったのかなと考えています.
4位 セドリックマクミラン
4位は以前の記事で注目選手として取り上げたセドリックマクミランでした.個人的に3位と4位はかなり接戦だったかなと感じています (実際に,フロントラットスプレッドなどポーズによっては彼の方が優れていると感じましたし…).
彼は,やはりシーズン序盤の3月は非常に良いコンディショニングをしていると感じます.このコンディショニングをオリンピアまで維持,改善できればかなり恐い存在になると思います.
5位 ローリーウィンクラー
以前の記事で2位と予想したローリーウィンクラーが5位でした.
やはり,前評通り,昨年のミスターオリンピアと比較してコンディションが甘かったですね.特にウエストが十分に絞れてなく,若干皮膚感も水っぽいですね.
Roellyは,サイズに関して彼に勝る選手はほとんどいないでしょうが,やはりコンディションが課題であると思います.コンディショニングのピークを試合に的確に合わせられる様になれば,より恐い選手になると思うのですが… (彼の場合,本番はミスターオリンピアであると捉え,そこにピークを持ってくる様に調整しているかもしれませんが…)
右から二番目がローリーウィンクラーなのですが,この写真からわかる通り,やはりウエストが絞り切れていませんね.また,ポージング間にローリーウィンクラーのお腹がの出方が常軌を逸っしているため少し心配しています…
終わりに…
プロレベルになると,ある程度のサイズは当たり前で,やはり最後はコンディショニングがものを言うのだなと強く感じました.
今回初優勝したブランドンカリーは,今回のコンディションをミスターオリンピアでも披露できれば非常に恐い存在になりそうですね.
2020/03/20追記:
ブランドンカリーは,アーノルドクラシックでの勢いそのままにミスターオリンピア2019で初優勝しました.