オリンピア 2020の女子フィジークにて,当時の絶対女王,Shanique Grantは,Sarah Villegasにまさかの敗戦を喫し,そのまま引退となりました.
多くのメディアにて,当時のジャッジの正当性について議論されていますが,当事者であるSarah Villegasが非常に興味深い発言をしています.
今回は,この情報を皆さんとシェアしたいと思います!
Sarah Villegasとは
Sarah Villegasは,アメリカ生まれの女子フィジークのプロの選手になります (すいません,年齢,体重,身長に関しては私の調べた限りでは見つけることができませんでした.).
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彼女は,2017年にプロに転向した後,シカゴプロ 2018で優勝,オリンピア 2019で2位,そして,冒頭で述べた通り,オリンピア 2020で優勝と輝かしい戦績を誇っています.
女子フィジークというと,やはり,Shanique Grantが圧倒的に素晴らしいのですが,Sarah Villegasも負けず劣らず素晴らしいです,フロントポーズにおいて,Shanique Grantに勝る女子フィジークの選手は存在しないのですが,バックポーズについては,Sarah Villegasの方が素晴らしく,女子フィジークというカテゴリーにおいては,唯一,Shanique Grantと互角に戦うことのできた選手ではないでしょうか.
Sarah VillegasのShanique Grantに対する興味深い発言
Sarah VillegasのShanique Grantに対する興味深い発言ですが,彼女の以下のインスタグラムの投稿によります.
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今回,彼女が何を言っているのか要約すると,「Shanique Grantにオリンピア 2021に出場することを促しており,Shanique Grantが勝利すれば20,000ドルをSarah Villegasのポケットマネーから支払い,逆に,Sarah Villegasが勝利すればShanique Grantがオリンピア 2019で獲得したタイトルをSarah Villegasに譲る」ということです.
そもそも,彼女がなぜ,このような発言をしたのかというと,冒頭でも述べました通り,多くの人がオリンピア 2020の女子フィジークの結果について満足していないためであると考えられます (実際に,彼女たちの得点差は僅か1ポイントで決着がついています.).しかし,Shanique Grantは引退していますから,通常では再戦することができず,Sarah Villegasは批判の的となることを避けることができません.
そのため,オリンピア 2021で再戦し,オリンピア 2020のジャッジについて何が正しいのか白黒はっきりさせたいという考えたあったのではないでしょうか.
Shanique Grantの反応
今回のSarah Villegasの投稿に対するShanique Grantの反応ですが,以下の様に反応しています.
With all due respect, I have nothing to prove to the olympia. As much as I loved competing, I’m focusing more on getting my health back on top and creating a family which majority of WP competitors miss out on. But I wish you the best of luck in 2021 and so on.
敬意を表して,私はオリンピアで証明するものは何もありません.競争するのが好きだったのと同じくらい,私は自分の健康を元に戻し,女子フィジークの選手の大多数が見逃している家族を作るということに焦点を合わせています.しかし,2021年などの幸運を祈っています.
つまり,Sarah Villegasの提案は却下された訳になるのですが,今回,Shanique Grantが引退した理由を考えれば当然と言えば当然でしょう.
Shanique Grantが引退を決断した最大の理由は,自身の健康及び家族を大事にしたいということであり,今回のSarah Villegasが示した金銭的な提示では得ることができないものであるためです.
終わりに…
Sarah Villegasは述べていませんが,彼女がこの様な発言をするのは,オリンピア 2020での彼女の勝利が誰もが納得するものではなかったためであると考えれらます.
そのため,彼女がオリンピア 2020での勝利を確固とするために今回の提案を行ったように私には見えるのですが,相手ありきの問題なので,中々,難しいですよね.