ミスターオリンピア 2022で優勝を狙うNick Walkerですが,彼のミッドセクションの状態について投稿された写真が話題になっています.
今回は,この情報を皆さんとシェアしたいと思います.
Nick Walkerとは
Nick “the Mutant” Walkerは,1994年アメリカ生まれのプロボディビルダーです.身長は,170.18 cm,体重は113 kg (これは,恐らく,コンテスト時だと考えられます.)です.
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彼は,アマチュア時代から非常に有名であり (アマチュアの段階で,何社もスポンサーがついていました.),「すぐにプロカードをとってもおかしくない」との評価を受けており,実際に,North American Championships 2020で優勝することでプロカードを取得しました.
プロカード取得後,大激戦となったChicago Pro 2020で4位になると,翌年2021年は大躍進を果たします.三大コンテストに数えられるNew York Pro 2021,アーノルドクラシック 2021で優勝し,オリンピア 2021では初出場ながら5位と大躍進します.
2021年は,プロ2年目であり,それでこれだけの成績を残せると言うのは素晴らしいとしか言いようがありません.
Nick Walkerのミッドセクションについて言及した動画
Nick Walkerのミッドセクションについて言及した動画ですが,以下の動画です.
動画の作成元は,大人気youtubeチャンネルであるNick’s Strength and Powerです.
今回の動画では,Nick Walkerのミッドセクションについて,SNS上で公開された写真をトピックに議論を進めており,主な話題は,彼のミッドセクションについてバブルガットがかなり酷くなっているという点です.
バブルガットとは
そもそもバブルガットとは,端的に表すと腹直筋があるのにも関わらず、お腹が異常に出た状態を指します.
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(以上はフィルヒースですが、他にもバブルガットを抱えている選手は多いです)
そのお腹の出方も一般的に肥満と言われている人のそれとは異なり,腹筋があるものの不自然にお腹が出ている状態を指します (具体的には,今回のNick Walkerのような状態と考えてもらうのが分かりやすいと思います.).
基本的にはフロントポーズをとった際には,お腹に力が入っているため分からないのですが,バックポーズをとっている際にはお腹の力を抜いているため,かなり目立ちます.バックポーズをとっている際には,フロントは見えないため本来ならば気にならないはずなのですが,カメラワークなどでバックポーズをとっている際に微妙に斜めからフロントの状態が映るとそれが顕著に見られ,問題視されます.
Nick Walkerの「ミッドセクション」はいつのものなのか
今回,議論が進められているNick Walkerのミッドセクションについて,「いつのものであるのか」というのが重要な問題です.
この動画が公開されたのと非常に近い日時で公開されたNick Wakerの状態について,以下のような投稿がありました.
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この投稿自体は,ミスターオリンピア 2022まで約4週間という時点のものなのですが,明らかにコンディションが異なることが言えます.つまり,このNick Walkerが投稿した画像では,少なくともこのポージングではバブルガットは確認することができず,ウエストラインは決して細くはないものの,決して状態は悪いとは言えないように思えます.
これを考えると,今回議論されている写真というのはおそらく,オフシーズンのものであることが推察されます.それを考えると,IFBBプロボディビルダーの多くはオフシーズンにミッドセクションが肥大化してしまうのはそこまで珍しいわけではないため,今回のNick Walkerもそういうことになるのだと思います.
ただ,それを考えても,少し,バブルガットが酷すぎるというのも事実であり,このオフシーズンの状態がどれたけコンテストコンディションにもってきたときに影響を与えるのかは非常に気になる部分ではあります.
終わりに…
ここまでバブルガットが酷い状態を選手自身がSNS上に投稿することはほぼないため,これは恐らく,彼以外の誰かが撮影したものが出回っているということになると思います.
これが直接ジャッジに影響するとは思えませんが,少なくとも,「このような状態だったことがある」ということを審査員に知られてしまうのは,ジャッジをする上で,あまり良いことではない気もしてしまいます.