Ruff Diesel,キャリア終盤のコンテストプランを語る

Ruff Diesel アーノルドクラシック 2023

クラシックフィジークのトップ選手の一人であるTerrence Ruffin (Ruff Diesel)は,数年での引退を仄めかしています.

改めて彼がキャリア終盤のコンテストプランについて語っている投稿を見つけたため,皆さんとシェアしたいと思います.

Terrence Ruffin (Ruff Diesel)とは

Terrence Ruffin (Ruff Diesel)は,1993年アメリカ生まれのクラシックフィジークの選手です.身長は165 cm,体重は70.3-74.8 kgです.

彼は,若干21歳にして,2014 NPC National Championshipでプロカードを取得していることから分かる通り,プロデビュー当時から非常に期待されている選手になります.

2016年に出場したTampa Proでは,プロ初優勝を飾り,オリンピア 2016の出場権を獲得します.初出場となったオリンピア 2016では,早速9位に入るなどポテンシャルの高さを見せつけます.

その後,オリンピア 2017,2018で6位,9位の成績を残しますが,彼のポテンシャルを考えると,我慢の時期が続きます.

そして,飛躍の年である2020年を迎えます.当時,オリンピアのクラシックフィジークでは2017年から3年連続でクリスバムステッドとBreon Ansleyが1位と2位を争っており,2020年も彼らが1位と2位を独占すると思っていたのですが,そこで彼は2位に入ります.

それから,オリンピア 2021でも2位になっている彼は王者であるクリスバムステッドと比較するとサイズ不足間が否めませんが,年々良くなっています.

Ruff Diesel,アーノルドクラシックに出場するのは2023年が最後か

今回,Ruff Dieselが自身のコンテストプランについて語ったのは,彼のインスタグラムのストーリーであるようで,以下のように述べたようです.

I want to win 3. so that’s the plan. That would be my last one though. Then I would love to commentate it.

3度目の優勝を手にしたいので,アーノルドクラシック 2023に出場する予定です.しかし,それが最後の1回になりそうです.そのとき,ぜひコメントをお願いします.

今回の発言はアーノルドクラシックのタイトルを守る予定はあるかという質問に対してなされてたものであり,”I want to win 3.”はアーノルドクラシック 2023を指しています.

この発言から,彼がここ数年で引退することがわかりますが,他の質問で「あと何年現役を続けるか」ということに対して,彼は以下のように回答しています.

2-3 years then. Idk if i’ll be retired for good but I’ll definitely take some time off from competing.

2-3年後にね.永久に引退するかどうかはわからないが,競技からしばらく離れることは間違いないだろう.

今回の発言から,彼が2-3年後に引退するということを改めて肯定しており,アーノルドクラシック 2023がその一つであるということはわかります.

彼は,非常に若いときからIFBBプロとして活躍しており,プロとしての活動年数を考えるとそこまでキャリアが短かったわけではないですが,ボディビルダーは,35-40歳くらいで全盛期を迎えることが多いため,それを見ずして彼は引退するということになります.

その一方で,若い年齢で引退した選手は,それで永久的に引退することでは必ずしもなく,その典型例がJeremy Buendiaでしょう.彼は若干29歳で現役を引退していますが,現役復帰を検討しているという情報もあります.

このため,Ruff Dieselが2-3年後に引退しても,それが最後になるとも必ずしも言えないということが言えます.

終わりに…

Ruff Dieselの2-3年後での引退可能性ですが,確かに早すぎる感は否めません.ただし,ボディビルディングと健康の関係を考えるとやむを得ないのかなとも感じてしまいます.

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