ジェイカトラーとミロスが指摘するMichal Krizo

2022年にIFBBエリートプロリーグからNPCに転向したMichal Krizoの身体について多くの人は絶賛しており,彼のプロカード取得及びミスターオリンピア出場は時間の問題であるということを指摘します.

そんなMichal Krizoに対して,Milos Sarcev(ミロス)及びJay Cutler (ジェイカトラー)は彼のことを褒めつつも,課題があるということを述べています.

今回は,ミロス及びJay Cutlerが語るMichal Krizoについて皆さんとシェアしたいと思います!

Michal Krizoとは

Michal Krizoは,1986年生まれのスロバキア出身のボディビルダーです.身長は182 cmで体重は,118 -130 kgであり,個人的には.「IFBBエリートプロにしては,IFBBプロの様な体型をしているな」というのが第一印象になります.

 

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この写真を見れば分かる通り,非常に身体が大きいですよね.ただ,上半身が大きくてもウエスト周りが細く,まさにV字の体型を体現している存在であると言えます.また,腕まわりが非常に素晴らしく,特に上腕二頭筋まわりの太さは58 cmを超える様です.これら2つの特徴に埋もれがちですが,下半身ももちろん素晴らしく,大腿四頭筋はとんでもないことになっています.

彼は,2018年と2019年のアーノルドクラシック in ヨーロッパで優勝しており,IFBBプロリーグが2017以前の状態だったならば,理論上はミスターオリンピアに出場することができたはずでした.しかし,2017年に,IFBBプロとIFBBエリートプロが分裂したことがきっかけで,彼は,「IFBBエリートプロ」ということでオリンピアに出場することはできませんでした.

ミロスとジェイカトラーがMichal Krizoについて議論した動画

ミロスとジェイカトラーがMichal Krizoについて議論した動画は以下です.

動画の作成元は,Cutler Castです.

今回の動画は2:04:40とかなり長編の動画です.

ミロスとジェイカトラーのMichal Krizoへの評価

そもそも,ジェイカトラーとミロスはMichal Krizoの身体について以前から大絶賛していました.今回の動画でも,改めて,彼の素晴らしさにについて指摘します.

Krizo has some of the craziest arms you’ve ever seen in your life — the front double bicep is almost impossible to achieve. Round shoulders, round arms, very good legs, decent chest, good chest, we talked about it when he looked pumped, the chest looked good. I still think he can still build up a little bit more size.

Michal Krizoは人生で見た中で最も素晴らしい腕を持っています.フロントダブルバイセップはほとんど実現不可能です.丸い肩,丸い腕,とても良い脚,きちんとした胸,良い胸,彼がパンプしているように見えたとき,胸は良く見えたと話しました.彼はまだもう少しサイズを大きくすることができると思います.

以上は,ミロスの評価ですが,Michal Krizoの身体の素晴らしさについて,「photoshopで加工したかのようだ」と評しています.実際に,ミロスは,Michal Krizoのことを直に見ていることから,Michal Krizoの体がフォトショップで加工したものではないということを理解しています.

When I told his trainer, I said, you don’t see the fibers like this anymore. “When he did his side triceps, you’re going to see the shoulder fibers and all that. We haven’t seen a lot of that, but I compare Phil Heath when I say that because Phil just had the tie ins and the thinner skin.

トレーナーに話したら、こんな繊維はもう見れないと言われました.彼がサイドトライセップスのポージングをしたとき、肩の繊維とかが見えるようになるんです.しかし,フィルヒースと比較するとフィルヒースはバランスが素晴らしく,皮膚が薄かったから、そう言っているんです.

以上はジェイカトラーの評価ですが,ポージングととったときの筋繊維の見え方は,遺伝的な側面が強く,Michal Krizoはその部分でも非常に優れた遺伝的側面を有しているということを彼は指摘しています.実際に,”The Gifted”と呼ばれていたフィルヒースと比較していることからわかる通り,彼の素晴らしさを伺い知ることができます.

一方で,二人とも手放しで誉めているわけではなく,ミロスはMichal Krizoがもっと腹筋を鍛えるべきということについて述べています.また,ジェイカトラーは,コンテスト経験の少なさを指摘します.

We just saw two guys that have not hit the Olympia stage yet but can 100% be in the top ten if they show up in condition. Now that’s the big question mark. Can they show up looking like this. How many times have we seen guys that are Mr. Olympia in the gym and then they just don’t show up

まだオリンピアの舞台には立っていませんが,コンディションを整えれば100%トップ10に入ることができる2人を見たばかりです.それが大きな疑問点です.彼らはこのような姿で現れることができるのでしょうか.これまで何度ミスターオリンピアのような選手がジムで練習していても姿を現さないのを見たことか.

今回,彼が指摘する2人というのはMichal KrizoとAndrew Jackedであると想定されます.Andrew Jackedは,Texas Pro (テキサスプロ) 2022で優勝し,オリンピアの出場権を獲得しており,Michal Krizoもそれに準ずるということが想定されます.

その一方で,彼らのコンテスト経験の少なさから,ジムで披露する状態を本番にオリンピアのステージで披露できるのかどうかについては懐疑的な見方をしており,この辺りは,ジェイカトラーは中々辛口であり,この点についてはLee Priestも指摘していましたね.

終わりに…

Michal Krizoについて語る上で,その比較対象としてフィルヒースが出てくることから,彼が如何に素晴らしいことがわかります.ただ,ジェイカトラーが指摘するように,実際のステージの上で彼がどのように仕上げてくるかを見ないと,彼に対して本当の評価をすることは難しいですよね.

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