ダイエットに有効なチートミールですが,一般的には,人によって合う,合わないがはっきり分かれると言われています.
その中で,Robert Timmsは,チートミールを取り入れていない様です.今回は,その理由について皆さんとシェアしたいと思います.
Robert Timmsがチートミールについて語った動画
Robert Timmsがチートミールについて語った動画ですが,以下になります.
動画の作成元は,Generation Ironになります.
今回の動画の冒頭では,彼のボディビルディング以外の競技歴について語られており,中盤から後半にかけて,チートミールに対する彼の考えが述べられています.
余談ですが,今回の動画で述べられている通り,Robert Timmsは,1日3時間しか睡眠を取らないかなりのショートスリーパーの様ですね.一般的に,筋肉が発達するためには,しっかりと身体を休息させる必要があり,その方法として,睡眠をとることは非常に有効ですが (一般的に,成長ホルモンが分泌される1:00-3:00には睡眠についていた方が良いということは良く指摘されますよね.),一部の人 (日本人だと,田代誠選手でしょうか.田代選手も4時間程度しか睡眠時間を設定していなかったはずです.)は睡眠時間が非常に短くても筋肉はかなり発達しているため,結局は睡眠時間と筋肉量の相関関係というのは個人によるものが多いということでしょう.
Robert Timmsはなぜ,チートミールを設定しないのか
Robert Timmsが,チートミールを設定しない理由ですが,端的に言い表せば「ゴールを見据えているから」ということになります.
そもそも,Robert Timmsですが,彼自身,体質的にチートミールを設定しても健康的な肉体を保つことでができることについて言及しています.これは,実は,ボディビルダーに多く,私も,以前どこかの資料でPhil Heath (フィルヒース)がハンバーガーをいくら食べても太らない旨について読んだことがある記憶があります.実際,IFBBプロのトップ選手にもなると,そもそもの代謝がとんでもないレベルであり,ジャンクフードを食べてもそこまで著しく身体が変化しないことが考えられます.
それでも,Robert Timmsがチートミールを設定しないのは,チートミールを食べてステージに上がった自身の姿がベストではないからと述べています.その状態でステージに上がって負けてしまった場合,チートミールを食べてしまった日に戻りたいと思ってしまうことから,そもそもチートミールを設定しないそうです.
チートミールというのは,基本的には,代謝を戻す側面もありますが,最も重要な要素は好きなものを食べることで精神的に前向きにするということです.そのため,チートミールを食べて,「本当に食べてよかったのか…」と後ろ向きな気持ちになる人は,むしろ,チートミールを設定するべきではないということが言われており,Robert Timmsもそれに該当するのだと考えれます.
Robert Timmsが頑なにチートミールを設定しないのは,以上の様な理由もありますが,最大の理由は,彼が述べている様に,「目標は,日々を快適に過ごすことではなく,ステージでベストな身体を披露することであり,それが仕事」ということにつきるでしょう.実際にチートミールを設定すれば,日々のQOLを向上させることができるとは認めつつも,前述した様に,ステージでベストな身体を披露できないからチートミールを設定しないということになります.ただ,それで,チートミールを設定しないというのは相当に精神が強くないとできないことですよね….
このチートミールを設定しないという食事方法ですが,この食事法により,Robert Timmsは7年以上,ダイエットに向けて特別な食生活をしていないと述べています.これに関しては,Nick Walkerも似た様なことについて述べており (Nick Walkerの場合は,多少はチートミールは設定している様ですが.),一年を通してクリーンな食生活を心がけていれば,体重を管理しやすくなり,チートミールを取らなければプロボディビルダー並みの代謝があれば自然に痩せていくということなのでしょう.
終わりに…
チートミールが個人によって,合う,合わないがはっきり分かれ,人によってはチートミールを設定しない方が良いと口で言うのは簡単ですが,実際に,チートミールをなしでダイエットをしなければならないということをかんがえると相当にキツいと思います.そんな食生活を少なくとも7年以上続けているRobert Timmsの精神力は凄まじいものがあると感じてしまいました.