以前の記事で，格安プロテインの元祖として紹介させて頂いたバルクスポーツ社ですが，バルクスポーツ社のサプリメントでおすすめしたいのが，炭水化物サプリメントであるクラスターデキストリン (CD)です．
今回は，バルクスポーツ社のCDのレビューを公開します！
クラスターデキストリン (CD)とは
クラスターデキストリン (Cluster Dextrin，CD)は炭水化物の一種です．炭水化物は大きく2つに分けれら，CD以外にはマルトデキストリン (Maltodextrin, MD )というものが存在します．
CDとMDの違いは，血糖値の上がり方です．CDは，血糖値を維持するのに対して，MDは血糖値を急激に上昇させます．
トレーニング中は血中のブドウ糖が絶えず使われている状態であるため，理想としては常に血中のブドウ糖濃度 (=血糖値)が高いレベルで一定になっていることです (これにより，筋肥大がより促進します)．CDは高いレベルで血糖値を維持し続けるため，トレーニング中に摂取することが適しています．
トレーニング後は，消失したブドウ糖を一気に補うことが必要となります (そうしないと筋肉が分解されていくため)．CD摂取時において，この急激に上昇した血糖値を低下させるべく，インスリンが大量に分泌されます．インスリンが筋肉に作用することで，筋肥大に関与します．そのため，MDはトレーニング後に摂取することが推奨されています．
ただ，個人的に，MDによるインスリンの急上昇は，健康の側面から言うとどうなんだろうというのが本音であるため，私はMDのサプリメントを摂取せずに，食事から摂取しようとしています．
2020/01/22追記：
上述した通り，インスリン自体が筋肥大にとってかなり有効であることが間違いありません．そのため，インスリンをサプリメントとして販売している会社もありますが，インスリンを外部から摂取することは非常に危険ですのでやめた方が良いです (死の危険性もあります．)．
バルクスポーツ CDの成分
バルクスポーツ社 CDの付属スプーン1杯 (22g)の成分は以下の通りです．
- カロリー：84kcal
- 炭水化物：21g
これを見て感じたことは，意外にカロリー数が多いと言うことです．同じ炭水化物サプリであるサイズオンは，68gで190kclであるため，それと比較すると多いですね．ただ，サイズオンは68g中40gが炭水化物であるため，CDと比較すると炭水化物含有量が少ないため，これによりカロリー数が少ないと考えられます．
バルクスポーツ CDの評価
バルクスポーツ社 CDを使ってみて，まず味ですが無味です．そのため，単独で使うことはあまりおすすめできません．味の濃いBCAAサプリメント (例えばXtendなど)と一緒に摂取することを強く推奨します．
次に，溶け具合ですが非常に良く溶けます．私は，トレーニング中に炭水化物は40g近く使うことが多いのですが，それぐらい入れても砂糖の様にスッと溶けます．
さらに，使っていて感じたのが，飛び散りやすい様に感じます．今まで使ってきて他の炭水化物サプリメントと比較して，シェイカーに入れるのに苦労しています (もしかしたら，若干粒子が細かいのかもしれません)．
最後に使ってみて体感ですが，炭水化物サプリメントのメリットである「バテにくくなる」と言うものは感じることができます．しかし，やはり，サイズオンやカーボリンと比較すると，後半にバテてしまうなと感じます (値段が安いため，あまり文句は言えませんが…．)．これは，前述したサプリメントと比較して，バルクスポーツ社のCDの中には，炭水化物しか含まれていないためです．そのため，国産サプリメントでバテにくさを体感したいのならば，CDよりもグリコのCCDの方が体感を感じることができると思います．
そう考えると，コスパには優れているものの，本当にイントラワークアウトサプリの決定版と言えるかは若干の疑問が残ります．しかし，炭水化物サプリメントを初めて使うという方の導入としては，値段も安いためありかなと思います．
バルクスポーツ CDはどこで買えるか
バルクスポーツ社 CDは，公式サイト，amazon，楽天，yahooショッピングで購入することができます．価格は以下の通りです (2020/04/29調べ)．
- 公式サイト：3548円
- amazon：3549円
- 楽天：3726円
- yahooショッピング：3549円
どこもほとんど同じ値段ですね．2 kgでこの値段であるため，非常に安いと思います．
この中ならば，ポイントがつくことを考えると，楽天かyahooショッピングがお得ですね．
終わりに…
CDは，サイズオンやカーボリンといった，炭水化物サプリメントと比較するとやはり効果には劣ると感じました．しかし，純粋な炭水化物サプリメントであるため，初めて炭水化物をサプリメントとして摂取する方にはおすすめできると思います．
