スクワット,レッグプレスはどうしても高重量でやりがちですが,そうなると膝関節への負担がどうしても増えてきます.
関節は壊してしまうと代えが効かないため,壊す前の予防が非常に重要となってきます.実際に,ロニーコールマンは,超高重量トレーニングの弊害により膝関節,股関節を手術しているため,壊れる前に予防することが非常に重要だと思います.
今回は,そんな膝を守るためのトレーニング道具であるGASP ニーラップのレビューを公開します!
ニーラップとは
ニーラップとは,英単語の綴りだとKnee (膝) Wrap (包む)という言葉から分かる通り,膝に巻いて怪我を予防するための道具です.装着した外観が以下の通りになります.
この他に,膝の怪我予防するための道具は,ニースリーブがあります.ニースリーブは,英単語の綴りだと,Knee (膝) Sleeve (袖)と分かる通り,膝を通すものです.装着した外観が以下の通りになります.
GASP ニーラップ
GASPのニーラップですが,黒と黄色のストライプになっています.この配色は,別の記事で紹介したGASPのリストラップ,リストストラップと同じ配色です (余談ですが,GASPのエルボースリーブだけは,黄色と黒の配色ではありません.).
長さの参考ですが以下の通りです (参考にiPhoneの充電器を置いてあります).
この写真を見れば分かる通り,非常に長いです.これは,GASPのニーラップが1サイズしかないことに起因しており,これにより,一般人からトッププロまで問題なく使うことができる様に設計されています.
ニーラップの巻き方
ニーラップは,簡単に言うと,平たく厚手の伸縮性のある布であるため,初めて使う方は使い方に当惑します.
使い方ですが,以下の動画が参考になります.
目安としては,膝の皿にニーラップがかかるくらいの部分から巻きはじめます.周回するごとに適度に締め付けていくことが肝要ですが,締め付けすぎると血が止まりそうな感覚になるため注意が必要です.
周回ごとに,前の周のニーラップに一部重ね合わせながら巻くとニーラップ同士の摩擦により,ニーラップがずれるという問題を克服できます.最後の部分では,端部をニーラップに潜らせて完成です.
慣れればすぐにできますが,慣れないと結構時間がかかるため,気長にやってうまくなりましょう.
GASP ニーラップの評価
GASP ニーラップのメリット
GASPのニーラップを使ってみて,慣れなるのに時間がかかりました.膝周りを固定するため,慣れないうちは高重量のスクワット時に用いても膝周りが窮屈になり,ニースリーブのありがたみを感じることができませんでした.ただ,慣れてくると,窮屈になる感じが逆に固定されていると感じることができ,高重量のスクワットでも安心してしゃがむことができる様になりました.
また,ニーラップに伸縮性があるため,ボトムでニーラップの反力を用いることができます.そのため,装着時よりも高重量を扱うことが可能となります.
以上の2点にメリットにより,個人的にはニーラップを用いることでフルスクワットの重量は15kg程度重い重量を扱うことができます.
GASP ニーラップのデメリット
一方,問題点としては,やはり装着に時間がかかるということでしょう.ニースリーブの場合は膝まで上げるだけですが,ニーラップは巻くという手間が発生します.特に,インターバルを厳密に測定してトレーニングしている方なんかは非常に煩わしいのではと思います.また,ニースリーブと比較して,エクササイズ中にニーラップがずれてきて外れるということも発生します (ニースリーブは形状上,外れる事はありません).これは,往々にして,巻き方に問題があるために発生するのですが,これが結構気になります.
GASPのニーラップはどこで買えるか
GASPのニーラップは,amazon,サウスランドファーマシー,山岸秀匡選手が運営するBodicafeで取り扱いがあります.価格は以下の通りです (2020/08/24調べ).
- amazon:20030円
- サウスランドファーマシー:4500円
- Bodicafe:49ドル
こうして見ると,amazonで購入することは適正価格ではないためおすすめできません.また,サウスランドファーマシーですが,長い間,売り切れ状態が続いているため,こちらもおすすめできません.そのため,Bodicafeで購入されるのが良いと思います.200ドル以上購入すれば送料は無料になりますし,何と言っても,おまけが非常に豪華です.
もちろん,GASPの公式サイトでも購入することができます.価格は通常価格である49ドルであるため,割安感はありませんが安全です (たまにセールを行っており,その際には19ドルで購入することができます.).
終わりに…
ニーラップは,他のサポーターと比較して装着率が低い様に思います.その反面,多くの方は高重量でスクワットをしているため,膝の怪我の予防という観点からニーラップの着用はおすすめです!