6連覇!オリンピア 2024 クラシックフィジーク結果

クリスバムステッド オリンピア 2024 クラシックフィジーク

オリンピア 2024のクラシックフィジークが終了し,Chris Bumstead (クリスバムステッド)が6連覇を果たしました.

オリンピア 2024のクラシックフィジークの結果を皆さんとシェアしたいと思います

オリンピア 2024 クラシックフィジーク結果

オリンピア 2024のクラシックフィジークの結果は以下の通りです.

  • 1位:Chris Bumstead 
  • 2位:Mike Sommerfeld
  • 3位:Urs Kalecinski
  • 4位:Ramon Rocha Queiroz
  • 5位:Breon Ansley
  • 6位:Jose Manuel Munoz
  • 7位:Michael Daboul
  • 8位:Wesley Vissers
  • 9位:Matheus Menegate
  • 10位:Matthew Greggo

1位:Chris Bumstead

優勝は,クリスバムステッドでした.

クリスバムステッドですが,非常に「老練な」仕上がりだと感じました.

彼は2024年で29歳という年齢の選手ではありますが,2024年以前で既にオリンピアを5連覇するという偉業を成し遂げており,コンテストで優勝するにはどのようなコンディションが必要かを熟知しているかのような仕上がりでした.皮一枚で非常にドライな印象が強い彼の仕上がり,また,そのストラクチャーの素晴らしさからくる彼の仕上がりは,やはりクラシックフィジークのスタンダードになっていると感じました.

ただ,2023年ほどコンテストを支配していたかというと,やや疑問ではあり,背中のサイズ感,凹凸感がよくなかったこと,脚のサイズ感(Urs Kalecinskiが良過ぎたというのはあります)があまり良くなかったということもあって,他選手との差は縮まりつつあると感じました.

今回,彼は優勝インタビューで,オリンピア 2024をもって引退することを宣言しました(かねてから噂されていましたが,非常に残念ですね).29歳という若さであるため,今後が非常に気になるところではありますが,明らかに「クラシックフィジーク=クリスバムステッド」という構図を作り上げたのは間違いなく,若くして「レジェンド」になったと言えるでしょう.

2位:Mike Sommerfeld

2位は,Mike Sommerfeldでした.

Mike Sommerfeldについては,全くのノーマークでした.

彼は,オリンピア2023では8位になった実力ん選手ではありましたが,そもそも,今回のステージでは髭を生やして風貌がかなり変わっていたことでも話題になっていました.その仕上がりでしたが,全くの互角の非常に高いレベルでした.脚のサイズ,セパレーション,背中の凹凸感については優勝したクリスバムステッドよりも素晴らしく,彼が今回大きく躍進した理由についても納得できました.

ただ,彼は身長がそこまで高くないという問題を抱えており,ストラクチャーをかなり重視するクラシックフィジークでは大きな問題だと感じました.

3位:Urs Kalecinski

3位は,Urs Kalecinskiでした.


Urs Kalecinskiですが,フロントポーズに関しては,見方によってはクリスバムステッドと互角以上だったのではないかと思います.

今回のUrs Kalecinskiですが,ミッドセクションのバキュームはもちろんですが,脚が非常に素晴らしかったです.優勝したクリスバムステッドは,大腿四頭筋を構成する筋肉1つ1つのセパレーションがはっきりしており,それと皮が張り付くような仕上がりと合わせて素晴らしかったのですが,Urs Kalecinskiはそもそもの脚のサイズ感が違ったと思います.それに加えて,コンディショニングも良く,上半身もかなり良いため,フロントポーズは両者互角だった感じがしました.

バックポーズも上半身に関して,クリスバムステッドがやや良くなかったこともあるため,非常に素晴らしかったのですが,問題は尻,ハムでしょう.この部分にストリエーションがしっかり入るくらいなコンディショニングが披露できておらず,やや甘さを感じました.また,トップ2の選手と比較して,ウエストがやや肥大化していたのも気がかりでした.

ただ,それでもここ数年の彼の躍進は目覚ましく,確実にクリスバムステッドとのさは小さくなっていると感じました.

終わりに…

今回,クリスバムステッドは6連覇を成し遂げたということで,Dorian Yates(ドリアンイェーツ)と優勝回数が並んだということになります.近年,ここまでカテゴリを支配した選手としては,7連覇を成し遂げたPhil Heath(フィルヒース),Flex Lewis(フレックスルイス)が挙げられます.

ただ,優勝インタビューでクリスバムステッドは引退することを宣言しており,彼がいないクラシックフィジークで誰が今後,このカテゴリを支配するのかは非常に気になるところではあります.

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