非常に興味深い動画を見つけました.
オリンピアにおいて,男子で史上最多タイの8連覇を成し遂げたRonnie Coleman (ロニーコールマン)への,”世界で最も稼ぐポッドキャスト配信者”に選ばれたことのあるJoe Roganのインタビュー動画ですが,この動画中においてロニーコールマンが自身の体脂肪率について語っています.
今回は,この動画で語られているロニーコールマンの体脂肪率について皆さんとシェアしたいと思います.
ロニーコールマンの驚愕の体脂肪率について語った動画
今回の動画を公開するにあたって,Joe Roganのインスタグラムでインタビューを行ったことが公開されています.
今回,ロニーコールマンの驚愕の体脂肪率について語られている動画は以下になります.
今回の動画は非常に面白く,ロニーコールマンの過去の話 (彼がボディビルディングを行う前の話)もあり非常に興味深いですね.
ロニーコールマンの現役時代の体脂肪率とは
今回の動画中で語られているロニーコールマンの体脂肪率等について言われていることをまとめると以下になります.
- 体脂肪率が0.33%まで仕上げたことがある
- オフシーズンでも体脂肪率は3% (体重は330 lbs ( =約150 kg))
ロニーコールマンの体脂肪率に関しては色々な憶測がありましたが,おおよその予測は3-5%くらいというのが一般的でした.そのため,オンシーズンがその1/10の体脂肪率であるというのは,非常に驚きです.
体脂肪率が0.33%まで仕上げたことがある
今回,ロニーコールマンが明かした体脂肪率ですが,もし事実ならば凄まじいです.
ただし,体脂肪率に関しては,アメリカスポーツ医学会の報告によると,男性は体重の3%,女性は体重の12%の脂肪が必要とされており,これらの数値を切ると「命が危ない」とされています.これは,各臓器が一部脂肪を必要とすること,脳の60%が脂肪から構成されていることに起因しています.
以上を鑑みると,ロニーコールマンの0.33%という数値はどうにも怪しい値になりますが,なぜか0.33%といういかにも微妙な数値を言っている点が嘘を言っている様には思えないんですよね.実際に,どの様にこの数値を測定したかについては,以下の動画のロニーコールマンの部分で語られています.
動画の作成元は,大人気筋トレyoutubeチャンネル,Nick’s Strength and Powerになります.
(この動画では,ロニーコールマンが”Negative body fat”,すなわち,体脂肪率がマイナスということについても語られていますが,それは明らかな数値的な誤差を含んでいるためここでは触れません (ただ,負の値が出るくらい,体脂肪率が低いということを理解してもらえれば良いと思います.).)
この動画によると,ロニーコールマンの今回語った数値は警察署の健康診断の一環で行ったものであり (ロニーコールマンは知らない方には意外かもしれませんが,実は警察官でした.),測定方法としてはキャリパー方式だそうです (体脂肪測定方法は色々な種類がありものによって,誤差が生まれやすいもの,誤差が生まれにくいものがあります.これが,所謂,有名人や一部スポーツ選手が自身の体脂肪率を過少に公表していることの根本的な原因にあたります.).
そのため,数値としてはもちろん誤差が含まれているということになりますが,一般人及びプロのスポーツ選手が体脂肪率の測定を行っても0.33%という数値は見たことがないですよね….
オフシーズンでも体脂肪率は3% (体重は330 lbs ( =約150 kg))
以上の様に,オンシーズンでかなり仕上げているロニーコールマンは,オフシーズンも素晴らしく,体重が約150 kgでも体脂肪率が3%ということを述べています.
これは正直本当なのか非常に怪しい感じがし,と言いますのも,特に,一昔前までは,サイズアップのために脂肪も含めて体重アップをするということが一般的だったためです (現在ではリーンバルクアップという方式が非常に流行っていますが,今も昔も伝統的なサイズアップ方法はこの伝統的な方法になります.).
確かにオフシーズンのロニーコールマンも素晴らしいのですが,彼のオフシーズンをみると,もっと体脂肪率がある気がします (ただ,この体脂肪率の測定方法がそもそも正しいのかという疑問がありますが.).
終わりに…
一部の有名人やプロスポーツ選手の体脂肪率が5%未満の数値が出るたびに,ロニーコールマンより高いという点で疑問を感じていましたが,そのロニーコールマンも同等に評価すると0.33%というのはやはり凄まじいですよね.
また,特筆すべきはオフシーズンの体脂肪率でしょう.オフシーズンでも3%とは (嘘か本当かわかりませんが),その数値を考えると彼がなぜ,ミスターオリンピアで8連覇できたのかも理解できますね.