昨今の情勢から自宅でトレーニングをするという方のために,Appleが画期的な提案を発表しました!
今回は,Appleが発表したフィットネスサブスク Fitness+を皆さんとシェアしたいと思います!
Apple Fitness+とは
Apple Fitness+は,Apple社が展開するフィットネスサブスクのサービスになります.
Apple Fitness+の内容
iPhone,iPad,Apple TVのいずれかの端末と同期したApple Watchを身につけた状態にて,iPhone,iPad,Apple TV上の専用アプリにてワークアウトを選択すると,それらの端末上でフィットネス (調べた感じですと,スタジオレッスンの様なもの,トレッドミル,ヨガ,トレーニングなどがありますね.)が開始するというものです (それらの,レッスン内容は毎週更新の様ですね.).
注目すべき点は,Apple Watchの機能を使う点にあります.Apple Watchは心拍数,消費カロリー数などを測定できる機能があるため,それらを使ったアクティビティ (調べてみると,画面越しのトレーナーが心拍数を確認するなどの指示をされることがある様ですね.)などに利用できるそうです.
実際に,ジムに行ってみると,ワークアウト中にApple Watchを装着している人というのは意外と多く,「家庭でのトレーニングをまるでジム仕様にする」というコンセプトが伺えます.
Apple Fitness+の価格
Apple Fitness+の価格ですが,月額9.99ドルで,一年契約ですと79.9ドルの様です (一年契約の方がかなりお得ですね).ちなみに,一ヶ月のお試し期間があるそうです.
個人的には,最初はコンテンツなどがあまり充実していなさそうなので,その影響もあって1ヶ月間という無料期間を設けている可能性があるのかなと考えています.ただ,この取り組みが成功し,コンテンツがさらに充実していくと,月額料金が高くなる可能性はありますね (逆も然りですが….).
Apple Fitness+を対応している機種,国
Apple Fitness+は,すべての国,機種に対応しているわけではなく,最初は試験的にアメリカ,イギリス,オーストラリア,カナダ,アイルランド,ニュージーランドで導入するようであり (残念ながら,日本での対応は未定の様です.),機種としては Apple Watch Series 3以降が対応している様です.
これらの国では,日本でも発表されたApple Oneというサブスクサービスに加えて,Apple Fitnessも追加されており,Apple Oneに加入しても今回のサービスを享受できる様です.
Apple Fitness+は日本で流行るか
Apple Fitness+は,日本で導入すれば流行る可能性は未知だと思います.
今回,Apple Fitness+が提案する,「いわゆる自宅をジムにする」という取り組みは実は,新型コロナウイルスが流行する前からトレーニングの本場であるアメリカでは流行の兆しが見られていた事項であり,新型コロナウイルスが流行して,「ジムに行くのが憚られる」という方のために,今回,Appleがサブスクリプションという形で発表したのだと思います.
翻って日本ですが,実は,日本では既にこの手のサービスは実施されています.大手ジムのスタジオレッスンを自宅でもできるというのをコンセプトにして,実際に既にサービスは開始されており,プログラムによりますが,意外と利用者が多いという話を聞きます.
ただ,この手のサービスを利用している方の年齢層ですが,中年から高齢の方が多いということもあり,Apple Fitness+の様な「同期」「インストール」などの複雑な所作が増えてくるとどうしても取っつきにくい様な気がします (あくまでも主観になりますが,Apple Fitness+がターゲットとしているのは,20代から30代にかけての人に対して,日本でそれと同等のサービスを利用している人の年齢層は異なる気がします.).
以上を考えると,「Apple Fitness+は日本では流行りにくいのかな」という印象はありますが,Appleは,完全に今までにないことをサービスとして提供し,それを社会に定着させてきたという実績がありますから,実際のところは分かりませんね.
終わりに…
今回の試験的に導入する国を見ていただければわかりますが,やはり英語圏です.
このApple Fitness+がAppleのスタジオで撮影をして動画を配信するという形態をとる様ですから,それを日本語訳を入れるとなるとどうしても手間になり,投資に見合った利益が回収できるかわからないため,今回,日本での導入は見送られたのだと思います.
とりあえず,配信内容を見て,どの様な内容で行われるのかを見たいですね.