ベンチプレスの変則種目として,大胸筋上部と刺激するリバースグリップベンチプレスという種目があり,本来,高重量を扱えないはずの種目で,あのマイクオハーンがとんでもない重量で実施している動画を見つけました.
今回は,マイクオハーンのリバースグリップベンチプレスを皆さんとシェアしたいと思います!
マイクオハーンとは
マイクオハーンは,1969年アメリカ生まれであり,俳優,ボディビルダー,パーソナルトレーナー,モデルとして活躍しています.
身長は,190.5 cm,体重は111.1-115.7 kgの様です (やはり,アメリカの俳優ということで身長が非常に大会です.それに加えて,体重がこれだけありますから相当に大きいということでしょう.).
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彼は,俳優としてももちろん有名なのですが,ボディビルダーとしても非常に有名であり,その理由としては,このサイズでナチュラルであると言われているからです (実際,彼がナチュラルかどうかについては様々な意見がありますが,一般的にはナチュラルであると言われています.).
意外と日本でも知名度があり,その理由としては,以前,なかやまきんに君とコラボしてゴールドジムベニスでトレーニングをしていた動画を公開していたためでしょう.
マイクオハーン,リバースグリップベンチプレスの動画
今回紹介したいマイクオハーン,リバースグリップベンチプレスの動画ですが,以下になります.
今回の動画は,FITNESS MODELSというyoutubeチャンネルになります.
2018年に公開された動画であるため,若干古い動画になります.
動画自体は,マイクオハーンのトレーニング仲間と3人でリバースグリップベンチプレスをしているものになります.恐らく,胸トレの日に撮影したもので,これ以外にも何かしらの種目をやっているとは思います.
今回の動画のトレーニング場所ですが,マイクオハーンが本拠地としているゴールドジムベニスでしょう.
リバースグリップベンチプレスとは
リバースグリップベンチプレスは,ベンチプレスの変則種目であり,名前の如くグリップを逆向きにして行うベンチプレスです.
ターゲットとしては,主に大胸筋上部になります.この「リバースグリップ」というテクニックは,実は,マシンでも応用することができ,水平に押すタイプのチェストプレスなんかもリバースグリップで実施すると大胸筋上部に刺激を与えることが可能です.
リバースベンチプレスのメリット
リバースベンチププレスのメリットは,ベンチプレスと比較して大胸筋へ効果的に刺激を与えることが可能であるという点です (という人もいます.).
これは,一般的なベンチプレスと比較して,トップポジションで上腕二頭筋の短刀で大胸筋を収縮させやすいためであり,人によってはベンチプレスよりも効果的という方もおります.
ベンチプレスは,特に,収縮部での刺激が抜けやすい種目であるため,リバースベンチプレスはそのデメリットを克服することができる可能性のある種目になるということです.
リバースベンチプレスのデメリット
リバースベンチプレスのデメリットは,実施し辛いという点です.
ベンチプレスは,基本的にはグリップがそこまで安定している種目とは言えないと思いますが,リバースグリップベンチプレスはそれ以上の不安定さです.まず,人体の骨格の問題上,リバースグリップにした場合,バーベルを下ろした際に手首にかなり負担がかかります.次に,肘が内側に入る様な形になるため,肩周り,肘周りへの負担も大きくなります,
そのため,本種目は,高重量で実施することはできないはずなのですが,なぜか,マイクオハーンは最高重量で455 lbs ( = 約206 kg)で実施しています.
マイクオハーンのリバースグリップベンチプレス
マイクオハーンのリバースグリップベンチプレスですが,以下の様な構成になっています.
- 206 kg × 1回 (失敗)
- 206 kg × 1回 (成功)
- 100 kg × 33回
こうしてみると,やはりとんでもなく強いですね.33回も実施しているが100 kgですから,やはり常人ではないことが伺い知ることができます.
本種目です,ボトムポジションが非常に印象的です.
この画像から分かる通り,ボトムポジションはディクラインベンチプレスの様に大胸筋の下部に設定しています.しかも,大胸筋下部とバーベルが接触する位の場所にボトムを設定しており,まさしくフルレンジでやっているという印象です.
参考までにトップポジションは以下の通りです.
腕を伸ばしきらないというベンチプレスの基本に則っていることがわかると思います.
終わりに…
リバースグリップベンチプレスについて,私は正直,あまり得意ではありません.とにかく,手首が痛くなってしまうのと,実施している際に,手首が滑るという問題がありベンチプレスをしている余裕がありません.
もしかしたら,欧米人と日本人の骨格の作りの違いで,欧米人にはできる様になっている可能性はありますが,私個人の意見としては,怪我を誘発する可能性が高いため,そこまでお勧めできる種目ではありません.