オリンピアの歴史の中でも,特に優れた腕を持っているフィルヒースの代表的な腕トレと言えば,コンセントレーションカールになります.
今回は,フィルヒースのコンセントレーションカールの解説を皆さんに公開します!
フィルヒースのコンセントレーションカールのトレーニング動画
フィルヒースのコンセントレーションカールのトレーニング動画ですが,以下になります.
動画の作成元は,BodybuildingProというチャンネルになります.動画の更新を見ていると,不定期な更新になるのですが,2021年に入ってからはなぜか,フィルヒースのトレーニング動画を頻繁にアップロードしています.
この動画自体,フィルヒースのインスタグラムを確認しても,youtubeを確認してもないため,どこで,どの様に入手したのか謎が深まります.
そのため,動画の説明である,「フィルヒースのオリンピア 2021後の腕トレ」というのが果たして本当なのか分かりませんが,フィルヒースの風貌を見る限りでは恐らく正しそうです.
フィルヒースのコンセントレーションカールのポイント
今回の動画では,フィルヒースはコンセントレーションカールを2つのバリエーションで実施しています.
コンセントレーションカール (スパイダーカール台)
1種目目のコンセントレーションカールは,リアレイズやスパイダーカールを実施するトレーニング台で実施しています.
本コンセントレーションカールの特徴は,上腕と上半身の角度が垂直になる様に実施することにあります.
まず,トップポジションは以下の様になります.
動画で確認すると良く分かりますが,しっかりと収縮を意識していることが分かります.収縮を意識するために,実施していない方の手で上腕二頭筋の短刀に触れながら実施するなど,工夫が見られます.
次に,ボトムポジションは以下の様になります.
腕は伸ばしきらずに,肘での上腕と前腕の角度が150度位になる部分をボトムポジションに設定していることが分かります.ボトムポジションでは,しっかりと静止する様なフォームではないため,あくまでも収縮意識のトレーニングになります.
さらに,軌道が非常に重要です.
フィルヒースの掌を良く見ていると,あからさまではありませんが,小指を内旋する動作が入り,上腕二頭筋の短刀を内側から刈り取る様なダンベルの軌道になっています.この動作は,「スピネイト」と呼ばれており,上腕二頭筋のピークを作る上で非常に重要な動きになるのですが,個人的にはそこまであからさまにやらないのが驚きでした.恐らく,大きく内旋すると,刺激が抜けきるためであり,ここにも工夫が見られます.
加えて,Fat Grippsを使っていることも見逃せません.
ファットグリップは,フィルヒースの腕トレとしては定番のアイテムになるのですが,このトレーニング道具を使っているからこそ,25lb (約11 kg)という低重量で十分に効かせられているのだと思います.
2種目目のコンセントレーションカール (プリーチャーカール台)
2種目目のコンセントレーションカールは,プリーチャーカール台で実施しています.
本コンセントレーションカールの特徴は,前述したコンセントレーションカールよりも上腕と上半身が若干角度がついた状態で実施することにあります.
トップポジションは以下の様になります.
前述したコンセントレーションカールよりも,収縮の意識は引くく,トップポジションにきたらすぐに切り返すイメージです.
ボトムポジションは以下の様になります.
前述したコンセントレーションカールよりも,肘の角度は浅目の設定になります.これは,こちらのコンセントレーションカールの方が,肘がしっかりと固定されているため重量を扱うには肘の角度を浅目にせざるを得ないためであると考えられます.
今回の軌道では,スピネイト動作が前述のコンセントレーションカールほどあからさまありません.
そのため,ほぼ直線的なダンベルの軌道になるのですが,最後の本当の一通しを小指側をスピネイトさせる様な動きが見て取れます (左手のアングルが分かりやすいです.).そのため,重要なのは,スピネイトしなくても,常に小指を意識するということになると思います.
終わりに…
フィルヒースの腕トレと言われて,まず思い浮かぶのが今回紹介したコンセントレーションカールになるのですが,今回紹介した意外でのバリエーションとしては,肘を膝に固定して実施するタイプも見たことがあり,それは,スパイダーカール台で実施するテクニックに近いです.
今回のテクニックから,フィルヒースはコンセントレーションカールを実施する際には,肘の固定方法と,小指の動作を非常に気にしていることが分かります.
コンセントレーションカールは非常に基本的な種目ですが,やはり,フィルヒースの様な太い腕を作るためには有効であるということですね.