ストロングマンで活躍していたHafþór Júlíus Björnsson (ハフソーユリウスビョルンソン)は,全盛期の体重が200 kg近くあった様ですが,Eddie Hall (エディホール)とのボクシング対決に向けて減量を行っています.
彼は,ボクシング対決に向けて,エキシビションマッチをこなすなど精力的に活動をしており,その中で,非常に絞れた身体を公開しており,そのダイエット方法については注目を集めていました.
そんなビョルンソンですが,減量時に行なっていた食生活を公開していたので,それを皆さんとシェアしたいと思います!
ビョルンソンの減量前と減量後の比較の画像
ビョルンソンが減量前と現在を比較した非常に興味深い写真をインスタグラムにて公開しましています.
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今回の投稿をスワイプすることで,減量前 (= 205 kg)と現在 (= 155 kg)を比較することができます.
まず,やはりストロングマンの選手ということで,体重が200 kgを超えていても,むしろ引き締まった感じがするのはさすがといったところでしょう.体重が200 kgを超えていても身体がそこまで崩れた印象がないため,そこから50 kgも減量をすれば,今回,彼が投稿している様に腹筋がしっかりと見えるのは必然であり,むしろ,私の中では,「これだけ絞っても150 kgもあるのか」という印象が強いです.
ビョルンソンの減量時の食生活
ビョルンソンの減量時の食生活ですが,以下の動画で公開されています.
動画の作成元は,彼のyoutubeチャンネルになります.
具体的な食生活は以下の通りになっています.
Meal 1
- 全卵:3個
- チキン:200 g
- スムージー (グリーンヨーグルト:150 g ,ストロベリー or ブルーベリー:100 g,オーツ:40 g )
Meal 2
- ヒレ肉:220 g
- 白米:180 g
- 緑黄色野菜:100 g
Meal 3
- チキン:220 g
- ポテト:250 g
- 緑黄色野菜:100 g
Meal 4
- サーモン:220 g
- 緑黄色野菜:100 g
- 白米:100 g
Meal 5
- ギリシャヨーグルト:250 g
- アーモンドバター:50 g
- バナナ:100 g
- ホエイプロテイン:1 スクープ
今回の彼の食生活を見てわかりますが,まず,減量の基本である,「こまめに食事を摂る」ということが実践されていることがわかります.減量の基本として,「食事の回数を増やす分ん,一回の食事の量を減らす」ということが行われるのですが,彼の食事も (我々一般人からすると結構な量ですが,彼の筋肉量を考慮するとかなり節制している印象があります.)一回の食事の量は比較的抑えられています.
次に,就寝前,起床後の食事では炭水化物を摂取していないことがわかり,主な炭水化物の摂取はMeal 2,3,4であることが言えます.
Meal 1ですが,これは動画中でも述べられている通り,朝食に相当します.一般的には,早い時間の食事ほど炭水化物を多くとって良いのにもかかわらず,Meal 1で炭水化物を摂取していないのは,Meal 1の後に,ボクシングのトレーニングがあるため,運動能力を落とさない様にすることが念頭に置かれていると考えられます.
ボクシングトレーニング終了後のMeal2では,筋肉の成長の促進,及びこの後に控えているウェイトトレーニングでのカタボリックを防止するために,朝食で摂れなかった炭水化物を摂取しています.
Meal 3ですが,これは,ウェイトトレーニング終了後であることから炭水化物を摂取していることがわかり,これにより筋肉の成長を促進していることが考えられます.
Meal 4ですが,時間帯的には恐らく,夕食になるのではないかと考えられます.少々早めの夕食を取って,就寝までに炭水化物を消化しておき,就寝中のカタボリックを防ぐために,就寝前のMeal 5で消化の良さそうな食事を摂ることが考えられます.
終わりに…
今回,ビョルンソンの食生活を見ていて感じたのが,サプリメントが非常に少ないという点です.恐らく,ビョルンソンの食生活の中でサプリメントを摂取しているのは就寝前のプロテインだけであり,その他は食べ物から摂っています.例えば,緑黄色野菜についてですが,これはボディビルダーなら確実にマルチビタミンで代用してしまう様な気がするため,今回の彼の食生活の内容については結構新鮮でした (恐らく,サプリメントから栄養を取るよりも食事から取った方が吸収が良いということなのでしょう.).