プロテインの摂取方法は,多くの人は水に溶かして飲むのが一般的と考えていますが,サプリメントの本場アメリカでは少々異なります.
アメリカでは,食べ物からのプロテイン摂取はもちろんですが,料理やお菓子などに混ぜて摂取することがよくされており,そのためにサプリメントメーカーの中にはプロテインをお菓子に混ぜて作るためのレシピなどを公開している会社もあります.
今回は,プロテイン菓子を作るためのプロテインペーストであるSINISTER LABS (シニスターラボ)のANGRY MILLSのレビューを公開します!
SINISTER LABSとは
SINISTER LABSは,SINFIT Nutiritionの子会社として2017年に創設されたかなり新しいサプリメントメーカーです.
実は,SINISTER LABSの創設には,あのフレックスルイスが深く関わっており,SINFIT Nutiritionの創設者であるScott Jamesと新たに創設したベンチャー企業になります.
SINISTER LABSの取り扱っている商品は,プロテイン菓子各種,プロテインパウダー,プロテインスプレッド,プロテインパンケーキ,シロップを取り扱っています.そのため,サプリメントというよりは,プロテインを食品として摂取する媒体を販売している印象が強いですね.
SINISTER LABSは,カフェイン含有のプロテインスプレッドを販売し始めた世界で初めての会社らしく,ハードコアプロテイン含有菓子販売企業と謳っている様です.
SINISTER LABS ANGRY MILLSの成分
SINISTER LABSのプロテインスプレッドであるANGRY MILLSの大さじ2杯 ( = 34 g )の成分は以下の通りです.
- カロリー:180 kcal
- 脂肪:12 g
- コレステロール:0 mg
- 塩:60 mg
- 炭水化物:9 g
- プロテイン:12 g
- ビタミンD:0 mcg
- カルシウム:26 mg
- 鉄:0.7 mg
- カリウム:94 mg
- カフェイン:80 mg
プロテインパウダーではないため,カロリーが多いこと,プロテイン含有量が低いことは当然であり,それを含めて成分は妥当かなという感じですね.実は本製品に含まれているプロテインはホエイアイソレートになり,こういうところにこだわりを感じますね.
実際に,SINISTER LABSが売りにしているカフェインですが,80 mgとしっかり含まれています.これが非常に珍しく,確かに,今まで食べてきたプロテイン菓子にカフェインが含まれているものはなかったかなという印象です.ただ,プロテイン菓子は間食にするため,それにカフェインが含まれている意味があるのかについては疑問が残るところです.
SINISTER LABS ANGRY MILLSの評価
実際に使ってみて,まず味ですが,単独では美味しくないです.今回試したのが,チョコレートクレイズ味だったのですが,チョコレート感がプロテインスプレッドにしては薄いんですよね.プロテインスプレッドは,それ単独で摂取するわけではなく,パン等に塗布して食べるのが一般的ですがパンに塗布すると味が薄すぎて,正直食べるのがきついくらいです.
また,粘土はかなり高く,「ペッタペタ」です.イメージとしては,ピーナッツバターから液体成分をさらに抜いた様な感じです.
以上より,パンに塗布して食べるのには向いてないのですが,お菓子にすると非常に美味しく頂けます.お菓子の種類は,焼き菓子が良いと思うのですが,例えばスコーンやクッキーを作る際に本製品を加えると,焼き上がりが非常に乾燥して出来上がり,湿気にくく,作りたてでなくても「カラ」っとした状態で食すことができるため非常におすすめです.実際に,私も加工しないままでは食べることができなかったため,母に依頼してスコーン,クッキーにしてもらったのですが非常に美味しくできました.
美味しく,かつ,プロテインを摂取できるなら「言うことなし」ですね.
SINISTER LABS ANGRY MILLSはどこで買えるか
SINISTER LABSのAngry MILLSですが,サウスランドファーマシーで購入することができます.価格は以下の通りです (2020/03/20調べ).
- サウスランドファーマシー:1200円
(サウスランドファーマシーですが,SINISTER LABSの主力製品であるプロテインクッキーやプロテインバーは販売してないんですよね.不思議です.).
本製品ですが内容量は340gしかないため,実はメーカー規定使用量を守ると10回分しか使えず,コスパは悪いと思います.そのため,興味がある方以外は,恐らく買うことがない製品であると言えます.
終わりに…
今回紹介したSINISTER LABSは非常にニッチなサプリメントメーカーになりますが,「プロテインを食事から摂取する」というコンセプトに関しては非常に共感できます.
この様なニッチな用途のサプリメントメーカーでも成立するのが,まさしく「アメリカっぽいな」という印象ですね.