プロテインは種類が多過ぎて分からんと言う人のためのカテゴライズ

プロテインは,最も一般的なサプリメントであるため,その種類も豊富です.特に,トレーニングを始めたばかりの人は「一体何を飲めば良いのやら….」と感じている方も多いはずです.

今回は,プロテインの種類について皆さんに公開します!

プロテインの種類

世間一般的に,プロテインは以下の様な種類があります.

  • ホエイプロテイン
  • カゼインプロテイン
  • ソイプロテイン
  • エッグプロテイン
  • ビーフプロテイン

名前を見れば分かる通り,原材料によりプロテインはカテゴライズされます.

以下では各プロテインについて,その詳細を説明します.

ホエイプロテイン

ホエイプロテインは牛乳由来のプロテインです.

恐らく,最も一般的なプロテインと言われているのがホエイプロテインです.「知り合いでプロテインを飲んでる人がいる」と言う人がいれば,十中八九,ホエイプロテインを飲んでいます.

ここで,ホエイプロテインにも種類があります.それが,ホエイプロテインコンセントレート (Whey Protein Concentrate, WPC),ホエイプロテインアイソレート (Whey Protein Isolate, WPI),ハイドライズドホエイプロテイン(Whey Protein Hydrolysate, WPH),CFMプロテイン (Cross Flow Micro-filtration, CFM)の4種類です.

WPCについて

WPCが最も一般的に知られているホエイプロテインです.プロテインで迷った場合,初心者の方はこれを買っておけばまず間違いはありません.

吸収速度は比較的早く,トレーニング前,後,間食時に摂取するのが向いています.

ただし,WPCには問題点があり,体質によってはWPCを飲むとお腹を下してしまいます.これは,WPCが乳糖を含んでいるため,乳糖不耐症の方はWPCを摂取するとお腹を下します.

WPCはほぼ全てのサプリメント会社が販売していますが,味を考えるとビーレジェンドが標準的ですね.

WPIについて

乳糖不耐症の方はWPIを飲めば理論上はお腹を下しません (但し,ブランドや個人差によります).WPIはWPCの純度を高めたイメージを持ってもらえればよく,タンパク質含有量が多く,カロリーが少ないと言うのが特徴です.そのため,カロリーをシビアにコントロールするボディビルダーが好んで摂取しています.

ただし,WPIはその分値段も高くなり,感覚的にWPCの1.2倍くらいの値段がします.

WPIも多くのサプリメント会社が販売しておりますが,エクステンドのWPIはamazonでも購入することができ,セールの際には5000円位になるためおすすめです (味は美味しくありません.).

WPHについて

WPHはホエイペプチドと呼ばれるプロテインであり,ペプチド状態であるため通常のWPCやWPIよりも消化吸収が早いのが特徴です.WPHは,息が上がっている時に摂取すると効果的であるため,トレーニング中,後に摂取するのがおすすめです.海外のボディビルダーが使っている印象はあまりありませんが,日本のトップレベルのボディビルダーがこぞって使っていると言う印象です (私もトップレベルではありませんが使っています.).

ただし,WPHは価格が非常に高く,感覚的にWPCの2倍くらいの値段がします.

WPHと言えば,やはりゴールドジムのWPHだと思います.

CFMについて

CFMは,特殊なフィルターを使ってプロテインの純度を高めたものを言います.イメージとしては,WPIよりも微量栄養素が豊富と言う感じです.

ただし,CFMも値段が高く,WPIとWPHの間くらいの値段がします.

余談ですが,CFMは日本のメーカーでしか販売されていないのかなと考え,調べてみると海外のメーカーも生産していました.ただ,個人的に,CFMはあまり美味しいものを飲んだことがないため好きではありません.

CFMはやはりゴールドジムのものが有名ですね.

カゼインプロテイン

カゼインプロテインのホエイプロテインと同様に牛乳由来のプロテインです.

ホエイプロテインが牛乳の水に溶けやすい成分から精製されているのに対して,カゼインプロテインは牛乳の水に溶けにくい成分から精製されています.そのため,カゼインプロテインはホエイプロテインよりも水に溶けやすくするために,粒子が細かく,プロテインパウダーの扱いに苦労すると言う印象があります.

カゼインプロテインの特徴として,吸収がゆっくりしていると言う点があります.そのため,トレーニング直後の摂取には向いていませんが,就寝時など起床まで食事の時間が空いてしまう際に摂取するのに向いています

ソイプロテイン

ソイプロテインは,大豆由来のプロテインです.

プロテインの種類の中では,価格が非常に安いと言うのが特徴です.

ソイプロテインは,飲みにくいものが多く,また,飲むと満腹感を感じやすいという特徴もあります.そのため,ダイエット時に間食として摂取するという使い方もできます.吸収速度はカゼインプロテインと同様にゆっくりです.

大豆がイソフラボンを豊富に含んでおり,また,イソフラボンが女性ホルモンであるエストロゲンの効果を促進することから,女性が飲んでいることが多いのが印象です.男性で摂取しているという方はあまり見ませんが,吸収速度がカゼインプロテインよりも遅いということは特徴的で,寝る前に摂取などうまく使用すれば有効活用できるかもしれません.

エッグプロテイン

エッグプロテインは,卵由来のプロテインです.エッグプロテインを単独で買って摂取していると言う方は,かなりコア方かなという印象です.

エッグプロテインは,「アミノ酸スコアが非常に高い卵をプロテインにすれば栄養価の高いプロテインができるのでは」というコンセプトで作られたプロテインです.ただ,臭いがかなり独特であるのと,飲みにくいものが多いため,万人受けしにくいプロテインです.

個人的な意見として,「エッグプロテイン飲むなら卵食べれば良いので」はと言う感じです (実際に卵白って売ってますし…).

ビーフプロテイン

ビーフプロテインは,名前の如く,ビーフ由来のプロテインです.これもかなり,ニッチなプロテインで好き好んで飲んでると言う方はかなりコアな方です.

そもそも,牛肉はクレアチンを豊富に含んでいるので,「ビーフを摂取すれば身体は大きくなる」と言う発想から作られているプロテインですが,これも味が少し独特みたいです (どうやら塩気があるみたいですね.).

ビーフプロテインを販売しているメーカーは,私の知っている限りではMuscle Medsのカル二ボアしかありません.

終わりに…

他にも調べるとプロテインの種類はまだあるようですが,大まかには今回紹介したものになります.基本的にはWPCを飲んでおけば,まず間違いはありませんが,吸収速度の違いを利用した色々なプロテインを摂取するというのもありかなと思います.

また,海外では,複数のプロテインを混合して,タイムリリース型のプロテインなるものが流行しているようです.

自身の用途に合わせて摂取するプロテインを決めましょう!

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