ダンベル,バーベルを「ぶん投げる」トレーニングでお馴染みの,往年の名選手の一人であるBranch Warren (ブランチウォーレン)ですが,高強度のスクワットを披露しています.
今回は,この情報を皆さんとシェアしたいと思います!
ブランチウォーレンとは
ブランチウォーレンは,1975年,アメリカのテキサス生まれのプロボディビルダーです.身長は168 cmで体重は111-115 kgでした.
彼はテキサス出身ということで,彼のホームジムは,あの有名なメトロフレックスジムであり,彼のトレーニングパートナーであるジョニージャクソンと一緒にトレーニングをしているのはあまりにも有名です (いわゆる,バーベル,ダンベルを”落とす”ではなく,”ぶん投げる”トレーニングです笑.).
私も調べて驚いたのですが,かつて,サプリメントスポンサーとしてギャスパリと契約を行っていた様ですね.
彼の特徴としては,はちきれんばかりのバスキュレーションであり,その凄まじさは他を寄せつず,ミスターオリンピア 2009では2位,アーノルドクラシック 2011,2012では優勝を果たしています.
ブランチウォーレン,引退後にも関わらず凄まじいスクワットを披露
ブランチウォーレンの凄まじいスクワットは以下のSNSの投稿です.
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今回のスクワットですが,撮影されたのは,テキサス州にあるあの超有名な超ハードコアジム,Metroflex Gym (メトロフレックスジム)です.
ブランチウォーレンのスクワットで特筆すべき2点
今回,ブランチウォーレンのスクワットで特筆すべき点は,以下の2点です.
- 220 kg × 9回をほぼ一定の間隔で実施している点
- 手幅を広く設定して実施している点
220 kg × 9回をほぼ一定の間隔で実施している点
まず,220 kg × 9回をほぼ一定の間隔で実施している点です.
彼の現役時代の筋肉量や,他の選手を考えると220 kgで実施すること自体はそこまで珍しいことではありませんが,彼は一応,現役を引退している選手です.引退している選手が日々のトレーニングの一環で220 kgのスクワットを,9回も実施しているというのは正直,かなりすごいと思います.今回,彼がスクワットをする上で,ベルトとニーラップをしているということを考慮にいれても,220 kgを9回,普通のスタンスで,しかも,ボトムポジションを床と並行位に設定して実施するのは容易ではありません.
また,レストポーズをほとんど入れていない点もすごいです.スクワットは,心肺系にもかなり負担をかけるエクササイズであるため,ここまでの重量を実施するとなると休み休みで実施するのが一般的ですが,彼はほぼ同一のテンポで実施し,それが守れなくなった9回目で終えています.
これはスクワットをやったことがある人なら,彼が引退しているのにも関わらず,とんでもない心肺系を有していることが分かるかと思います.
手幅を広く設定して実施している点
次に,手幅を広く設定して実施している点です.
スクワットは,高重量になるほど,重量を扱うために肩甲骨を寄せ,それをサポートするように身体の近くに腕を配置することが普通です.それとは逆に,わざと身体にバーベルの重さが直に伝わるように,手幅を広めに設定しています.
これは,200 kgを超えるスクワットで実施できるということは,彼の限界重量に対してまだまだ余裕があるということがわかり驚愕です.つまり,このようにスクワットをするということは,ほぼ脚の力だけでバーベルを押しているということがわかり,理想的なスクワットではあるものの,普通ならばここまでの重量でここまでの回数を実施できないため,彼が如何に脚が強いかが分かります.
終わりに…
ブランチウォーレンですが,改めて,脚が強い選手です.彼は,そもそも,脚以外もとんでもない重量でトレーニングを実施することは知っていましたが,スクワットの場合は他のエクササイズとは異なり正確で,かつもここまでの重量を扱えるというのはかなり凄いですよね.