あれ?ゲームプランは?Breon Ansley近況アップデート

Breon Ansley バルクアップ 2022

クラシックフィジークのカテゴリーに出場するのは2022年が最後であることを名言しているBreon Ansleyですが,クラシックフィジークのラストイヤーでサイズアップを見せています.

今回は,この情報を皆さんとシェアしたいと思います.

Breon Ansleyとは

Breon Ansleyは1979年生まれのアメリカ出身のプロボディビルダーであり,身長は170 cm,体重は83.9-88.5 kgです (個人的には,もう少し身長があるのかなと思っていたのですが,意外にもそこまで身長はありません.).

 

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Breon Ansleyは,2013 NPC USA Championshipsで優勝することでプロカードを取得し,New York Pro (NY Pro) 2014,Europa Phoenix 2014に212 lbsクラスで出場し16位,15位に終わります.これらのコンテストは決して小規模のコンテストではありませんが,プロで活躍するためには更なるレベルアップが必要と感じた彼は2015年シーズンは全休にします.

2016年にコンテスト復帰し, 2016 Prestige Crystal Cupにメンズフィジークのカテゴリで出場し優勝し,オリンピア 2016にはメンズフィジークのカテゴリーで出場して4位にランクインし,2016年は飛躍の年になります.

翌年2017年は,彼の実力を決定つけた年であり,クラシックフィジークに転向するとNY Pro 2017で優勝し,オリンピア 2017で初優勝を果たします.

その翌年,2018年に,アーノルドクラシック 2018 in USAで優勝,オリンピア 2018で2連覇を果たします.

ただ,そこからは苦戦を強いられており,オリンピア 2019では2位,2020,2021では3位に終わっています.

彼が苦戦を強いられている理由ですが,彼が元々,212 lbsクラスの選手であることからわかる通り,クラシックフィジークの選手というよりもボディビルディングの選手に近い状態になっている点です.実際,クラシックフィジークは,身長に対してリミット体重があるのですが,Breon Ansleyはそれにアジャストするのに非常に苦労しているそうであり,だからこそ,冒頭でも述べたようにクラシックフィジークから212 lbsへ転向するようです.

Breon Ansley,サイズアップの情報

Breon Ansleyがサイズアップしているという情報ですが,彼の以下のインスタグラムの投稿です.

 

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この投稿は,アラバマ州で開催されたNPC Alabama State ChampionshipsでのBreon Ansleyのゲストポージングに関するものだったようです.

今回の投稿を見て,まず思ったことが,バルクアップ以前にBreon Ansleyがオフシーズンであることが明確であるということです.身体のキレはもちろんですが,顔まわりの脂肪のつき方を見て,彼が現在,オフシーズンであることは明確であると感じました.

これに伴って,やはり,サイズアップしているような印象を受けるのですが,私が率直に思ったのが,彼が2022年に想定したゲームプラントはやや異なっているのではないかという点です.

彼は,そもそも,Tampa Pro 2022に出場するようなことを仄めかしており,それに向けて,タイトなダイエットプランを公開していました.このことから考えると,Breon Ansleyは2022年シーズンは,シーズンを通してタイトな身体を維持するのかということを想像していのですが,どうやらそれは異なるようです.

Breon Ansleyは,クラシックフィジークというカテゴリでは自身の骨格に付けることができる筋肉量に限界が来ており,だからこそ,ボディビルディングに転向を考えています.今回のこのサイズアップを見ると,クラシックフィジークのためというよりは,2023年以降のボディビルディングのためのような感じがしますね.

終わりに…

ただ,オフシーズンでもミッドセクションがしっかりとコントロールされていたり,大腿四頭筋のセパレーションがはっきりしているのはさすがだと感じました.彼が再びタイトルを獲得するためには,究極までのコンディションが必要であるため,ピークにどれだけ合わせてくるか注目ですね.

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