DNSは本当に多くのプロテインを販売していますが,その中の製品の一つとしてホエイプロテイン HMB&クレアチンという製品があります.
今回は,DNS ホエイプロテイン HMB&クレアチンのレビューをご紹介します.
DNSとは
DNSは,Dome Nutrition Systemの頭文字をとっているようで,2000年に日本で創設されたサプリメントブランドのようです.Domeという名前からわかる通り,会社の経営母体はアンダーアーマーを展開する会社と同一です.
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DNSが創設された当初,サプリメントの価格は非常に高かったようですが,DNSの販売したホエイプロテインG+がkg単価で4800円という当時ではとんでもない値段(当時の平均は6000円程度だったようです)で販売し,非常に話題になったようです.実際,DNSのプロテインの値段ですが,確かに,他の日本ブランドと比較すると比較的抑えてあるような印象があるため,それは20年以上昔から続いている伝統であるようですね.
以上から,DNSというとプロテインの印象がどうしても強いですが,実際には,グルタミン,クレアチン,マルチビタミンなども販売している総合サプリメントブランドです.
DNS ホエイプロテイン HMB&クレアチンの成分
DNS ホエイプロテイン HMB&クレアチンの1回分(=35 g)の成分は以下の通りです.
(例の如く,DNSのスプーンはびっくりするほど大きいです.今回のプロテインに付属しているスプーンは,先細りしているような形状になっていないため,シェイカーの口が狭いとプロテインが周囲に飛びちる原因になるため注意が必要です)
- カロリー:137kcal
- たんぱく質:24.8g
- 脂質:2.1g
- 炭水化物:4.6g
- 食塩相当量:0.5g
- HMB Ca:1500mg
- クレアチン:5000mg
原材料は,ホエイたんぱく(乳成分を含む、外国製造),クレアチンモノハイドレート、 HMBカルシウム,植物油脂/香料、酸味料、乳化剤(大豆由来),甘味料(アスパルテーム・ L-フェニルアラニン化合物,スクラロース,アセスルファム K),着色料(クチナシ)です.
本プロテインですが,35 gで137 kcalということで30 g換算で117 kcalとなり,一般的なホエイプロテインコンセントレートと比較すると,同等かやや低い位です.また,タンパク質含有率は約70.9%であり,これは一般的なホエイプロテインコンセントレートと比較すると同等です.
本プロテインの特徴は,プロテインに対して,クレアチンとHMBが含まれている点です.クレアチンはローディングすることで運動機能を高め,HMBは,体内でのHMB濃度高めることで筋肉の分解 ( = 異化作用)の防止,筋肉量の増加 ( = 同化作用)があると言われています.いずれも,日常的に摂取するのが推奨されており,それを考えると日常的に摂取するプロテインとの相性は良いと言えます.
DNS ホエイプロテイン HMB&クレアチンの評価
DNS ホエイプロテイン HMB&クレアチンの味
DNS ホエイプロテイン HMB&クレアチンを使ってみて,まず味ですが,美味しくはないです.
今回試したのがビターチョコレート味なのですが,チョコレートの味はそこまでしっかりついておらず,味としてはやや薄めに作られています.「ビター」ということで甘味が抑えて設計されており,甘いのが苦手という方は飲みやすいかもしれません.
その一方で,甘いプロテインが好きな方にとっては少し物足りないかもしれません.また,プロテインを飲んだ後に,人工的な味がするのも気になる人は気になると思います.
DNS ホエイプロテイン HMB&クレアチンの泡立ち,溶けやすさ
DNS ホエイプロテイン HMB&クレアチンの泡立ち,溶けやすさについて,泡立ちは問題ありませんが,溶けやすさは問題あります.
以上の写真ではよくわらかないかと思いますが,結構溶けにくいです.
基本的に,1杯の分量よりも少しでも多くプロテインを入れてシェイクすると,一回では溶けきりません.この溶けにくさですが,クレアチンやHMBの溶けにくさとは少し異なった感じがし,プロテイン独特の溶けにくさを感じます.この理由がなんなのかはわかりませんが,正直,後述する本プロテインの価格帯から考えると,個人的にはこれはどうなんだろと感じてしまいます.
DNS ホエイプロテイン HMB&クレアチンの効果
DNS ホエイプロテイン HMB&クレアチンを使ってみて,短期的な効果はあまり期待できます.
HMBおよびクレアチンはそもそも体内での濃度を高めることで効果を発揮するサプリメントであるため,短期的に1 kg程度を摂取しただけで扱う重量が増えるなどのメリットは正直感じにくいです.つまり,これを考えると,中長期的に摂取することが望ましいですが,それを考えた場合に本製品は後述するように値段がかなり高いです.
この値段ならば,プロテインとは別にクレアチンやHMBを別途購入した方が良く,これを考えると,本製品を摂取する上でのメリットはあまりないのではと感じてしまいます.
プロテイン自体としては,摂取したからと言ってお腹が痛くなることはないため,そのあたりは安心です.
DNS ホエイプロテイン HMB&クレアチンを総評して
DNS ホエイプロテイン HMB&クレアチンを総評して,プロテインとして使いづらく,はっきりとした効果を感じることができるわけではないため,評価はあまり高くありません.私の個人的な見解としてはリピートはないと思います.
DNS ホエイプロテイン HMB&クレアチンはどんな人におすすめか
DNS ホエイプロテイン HMB&クレアチンをおすすめできるのは,HMBやクレアチンを日常的に摂取するのが面倒だと感じており,金銭的に余裕がある方です.以上を満たせば,本プロテインを日常的に摂取することで体内のHMBおよびクレアチンの濃度を高めることを期待でき,パフォーマンスアップを期待できます.
DNS ホエイプロテイン HMB&クレアチンはどこで買えるか
DNS ホエイプロテイン HMB&クレアチンは,公式サイト,amazon,楽天,yahooショッピングで購入することができます.価格は以下の通りです(2024/01/22調べ).
- 公式サイト:5690円
- amazon:5690円
- 楽天:5990円
公式サイトでは,定期便で購入すればよりお手頃価格で購入できるため,公式サイトで購入するのがおすすめです.
以上の値段ですが,630 gでの値段であると考えると相当に高いと言えます.この価格を出せば,DNSのプロテインだけではなく,ゴールドジムのプロテインなども候補に入ってくるため,それを考えると本プロテインを手放しで「おすすめ」とは言えないですね.
終わりに…
DNSですが,クレアチンもHMBも別格に高いというわけではないため,本プロテインがここまで値段が高いのは少し解せませんね.個人的には,DNSの最も基本的なプロテインを購入して,自身でクレアチンとHMBを購入するのがおすすめです.