2019年から2020年にかけてローギアベンチプレスの記録を次々と更新したJulius Maddoxですが，目標である800 lbs (=約363 kg)のベンチプレスを成功するのに苦戦しています．
今回，3度目となる800 lbsベンチプレスに挑戦し，しかも過去最重量である804.8 lbs (365 kg)のベンチプレスに挑戦しましたが，失敗した様です．
今回は，この情報を皆さんとシェアしたいと思います．
Julius Maddoxとは
Julius Maddoxは，1987年，アメリカ生まれのパワーリフターです (ベンチプレッサーという表現の方が正しいのかもしれません．)．身長は191 cm，体重は200-209 kgです．
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Julius Maddoxが一躍有名になったのは，2019年であり，当時のベンチプレスの世界記録を更新し，739.6 lbs (=約336 kg)を上げました．同年に，744.1 lbs (337.5kg)の便利プレスを上げ，自身の世界記録を更新しました．
この勢いは2020年も続き，2020年には770lbs (=350kg)を上げ，再び，自身の世界記録を更新しました．
この勢いでいけば，前人未到の800 lbsのベンチプレスを成功する日も遠くないと思われていましたが，2020年6月に800 lbsのベンチプレスに挑戦し，ミスロードというありえないミスで失敗しました．
その後も，800 lbsに挑戦する機会がありましたが，中々成功しておらず，彼のライバルであるDanial Zamaniに先に800 lbsベンチプレスを成功され，現在に至ります (ちなみに，公式の世界記録は，この記事執筆時点 (2022/06/08)ではJulius Maddoxが成功した782 lbs (=約355 kg)です．)．
Julius Maddox，365kgベンチプレス挑戦の動画
Julius Maddoxの365kgベンチプレス挑戦の動画は以下のインスタグラムの投稿で知ることができます．
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今回の動画ですが，以前までの動画と比較すると解像度がかなり低いのが少し気になります．
今回，365 kg，つまり，804.8 lbsのベンチプレスに挑戦し，前回までの記録から8.8 lbs (約3.99 kg)重い重量での挑戦になりましたが，残念ながら失敗に終わりました．
今回のベンチプレスの動画を見ていて気になったことが，バランスです．今回のベンチプレスをよく見るとわかりますが，ベンチプレスをトップポジションにもってきたときに若干ぐらついており，この時点で少しバランスが崩れていることがわかります．ぐらつくということは，慣性力がかかるということであり，意図しない負荷が体にかかるということであり，これにより重量を扱い辛くなる可能性があります．
また，今回惜しくも失敗となったのは左側を上げ切ることができなかったためですが，この左側の弱さというのは796 lbs (約361 kg)に成功したときにも若干感じられ，それが今回表面化してしまったと考えられます．
今回，彼が800 lbs，つまり，約363 kgではなく，365 kgに挑戦したのは現段階で非公式ながら世界記録を持っているDanial Zamaniの記録を意識したものであると考えられます (Danial Zamaniの記録は，然るべき場所，然るべき道具で実施していないため非公式扱いです．)．
終わりに…
796 lbsのベンチプレスに成功したときはシングレットを着用していない中での成功だったため，800 lbsを上げるのは時間の問題だと思っていましたが，やはり，この重量になってくるとそう簡単な話ではなくなってくるのでしょう．
ただ，今回は，804.8 lbsの挑戦だったため，ピッタリ800 lbsならば記録を更新していた可能性があったかもしれませんね．
