ゴールドジムで最も人気のないマシンは何かご存知ですか?

ティビア・ドルシ・フレクション

ゴールドジムは,基本的には一般的なトレーニングジムと比較して珍しいマシンを配備していることで有名なのですが,その中でも,やはり人気,不人気のマシンが存在します.

今回は,私が知る限りでは,どの店舗でも使っている人を見たことがないマシンについてシェアさせていただきます.

ゴールドジムで最も人気のないマシン

ゴールドジムで最も人気のないマシンですが,間違いなく,「ティビア・ドルシ・フレクション」でしょう.

そもそも,この名称だけでどんなマシンか分かる人は相当,トレーニングが好きな方だと断言することがで,私は恥ずかしながらその名称を知りませんでした.そのため,名称がわからないことから,身体の筋肉の名称を調べて,その部位を鍛えるマシンを探すことでやっと見つけました.

まず,ティビア・ドルシ・フレクションですが,以下のマシンになります.

ティビア・ドルシ・フレクション

ゴールドジムでも置いてある店舗と置いてない店舗があり,比較的古い店舗にはダンベルの周辺に置いてある印象が強いですね.

ゴールドジムに置いてあるティビア・ドルシ・フレクションは,基本的にはHammer Strength社製のものであり,物によってはかなり古いものもあるため,先に出した写真とは異なるものも存在します.

ティビア・ドルシ・フレクションの使い方

ティビア・ドルシ・フレクションの使い方ですが,以下の動画が参考になります.

動画の作成元ですが,John Meadowsのyoutubeチャンネルになります.

本動画ですが,前脛骨筋をターゲットにしたトレーニングが紹介されており,非常に参考になります.カーフのトレーニングというと,どうしても多くの人はカーフレイズなど,下腿三頭筋をターゲットにしたトレーニングをしがちですが,豊かなふくらはぎ を作るためには前脛骨筋などのふくらはぎの前も鍛えるべきです.

ティビア・ドルシ・フレクションの実施方法はいたってシンプルであり,適当な場所に腰掛けて,マシンに軽めの重量をセットして,あとは所定の場所に足を入れて実施するだけです.John Meadowsも動画中で述べている様に,ダンベル部を押せば前脛骨筋を最大限にストレッチすることが可能ですし,ダンベル部を引けば前脛骨筋を最大限に収縮させることが可能であるということが言えます.

ティビア・ドルシ・フレクションが不人気の理由

ティビア・ドルシ・フレクションが不人気の理由としては以下の三点が考えられます.

  • そもそもマシンの使い方がわからない
  • 実施場所の確保が難しい
  • 前脛骨筋の過小評価

そもそもマシンの使い方がわからない

最大の理由は,「そもそもマシンの使い方がわからない」ということだと思います.

一般的にHammer Strengthのプレートローディングマシンは,見ただけで使い方,鍛える場所が分かるマシンが多いですが,このマシンはそうもいきません.また,そもそも,使っている人がいませんから,見よう見真似でできる様になるということもありません.

以上のことから,そもそも,ティビア・ドルシ・フレクションの使い方が分からず敬遠されている可能性は高いです.

実施場所の確保が難しい

次に,「実施場所の確保が難しい」ということが考えられます.

ティビア・ドルシ・フレクションですが,前述した通り,なんらかの座面に腰掛けて実施する必要があります.一方,ティビア・ドルシ・フレクションは,基本的にはゴールドジムではダンベル周辺のエリア,すなわち,アジャスタブルベンチが近くにある場所に置いてあることが多いですが,そもそも他の種目で人気のあるアジャスタブルベンチをこの種目で確保するというのが中々気の引ける行為になります.

恐らく,使い方がわかっていても,アジャスタブルベンチを確保して,そこまでティビア・ドルシ・フレクションを持っていて実施するという一連の行為が煩雑すぎて,やり方がわかっているという方でも実施しないという方が多いのだと思われます.

前脛骨筋の過小評価

最後に,「前脛骨筋が過小評価されている」ことが考えられます.

そもそも,トレーニングを行っている人でも,ふくらはぎをしっかり鍛えている人はそこまで多くなく,ましてや,「ふくらはぎの前部」に相当する前脛骨筋を鍛える重要性を感じている人は相当に稀でしょう (特定の競技を実施している方は,また話が別になりそうですが….).

このことから,そもそも鍛える必要性がないと感じていて,ティビア・ドルシ・フレクションが使用されていないということが考えられます.

終わりに…

以上の様に記事を書いた私ですが,ティビア・ドルシ・フレクションを使ったことがありませんでした.

今回紹介した動画の中でJohn Meadowsが「非常に有効なエクササイズ」と解説を行っていたことから,ふくらはぎのトレーニングのバリエーションの一部として取り入れてみたいと強く感じました.

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