【鈴木雅選手解説】腹圧を維持するための正しいトレーニングベルトの巻き方

トレーニング道具レビュー

トレーンングベルトとは,高重量をトレーニングをする際に,腹圧の補助をしてくれるトレーニング道具であり,ジムでも持参している人を多く見かけると思います.

ですが,実は,トレーニングベルトも適切に扱わないと腹圧の補助をする役割を発揮しません.今回は,前ボディビル全日本チャンピオンである鈴木雅選手が解説するトレーニングベルトの正しい巻き方について公開します!

そもそも腹圧とは

そもそも腹圧とは,腹部に力を入れることによって,体幹を安定させて高重量のトレーニングを行っても怪我をしにくく,力を出し切れる様にするトレーニングのテクニックの一つです.腹部への力の入れ方には,腹部の空気を出し切る方法 (=お腹を凹ます)と腹部に空気をためる方法 (=お腹を膨らます)の2種類がありますが,腹圧というのは後者に当たります.

まず,腹圧をかけることによって,怪我をしにくくなります.感覚的にスクワットをイメージするとわかりやすいですが,お腹に力がを入れてない状態でスクワットバーを担ぐと,姿勢が悪くなってお腹の方に体が曲がりますよね.これによって,腰を支点にして曲げモーメントがかかるため,腰に応力が集中し故障の原因となります.

また,腹圧をかけることによって,力を出しやすくなる種目があります.先ほど挙げた例を考えると,腹圧が必要な種目は立った状態で重りを持つ種目だけの様に思えますが,例えばベンチプレス は腹圧をかけることで力を出しやすくなり,より高重量の重りを扱うことができる様になります (そのために,ベンチプレスでベルトをする人がいるわけです).

以上より,腹圧とは,特にフリーウェイトのトレーニングを行う際には,怪我を防止する・力を出し切るという2つ観点で必ず必要となるテクニックの一つとなります.ただ,腹圧は,高重量になればなるほど,高重量に対応的できるほどの腹圧が必要となるため,十分でなくなります (イメージとしては,腹圧で重量を支えるため,高重量になれば力の釣り合いにより,それに応じた腹圧も必要となるということです.).そのため,特に,高重量のトレーニングを行う際にが腹圧を補助する役割である,トレーニングベルトを着用する必要が出てきます (ここで重要なのが,あくまでも”高重量のトレーニング”ということであるため,筋トレ初心者の方はトレーニングベルトは必要ありません.まずは,自分で腹圧の掛け方を学ぶことだ重要となります.).

動画はこちら

動画は以下になります.

この動画では以下の点について述べています.

  • 間違ったトレーニングベルトの巻き方
  • 正しいトレーニングベルトの巻き方

間違ったトレーニングベルトの巻き方

間違ったトレーニングベルトの巻き方は,バックルを強く締めすぎてしまい,肋骨が外に開き,あばらが浮き出てしまう状態を指します.

トレーニングベルトは,腹圧を補助する道具であるため,感覚的には強く巻いた方が腹圧を補助できる様な感じがします.ただ,肋骨が開くほど巻いてしまうと,今度は自分で腹圧を入れられなくなりますトレーニングベルトは,あくまでも腹圧を”補助する”ものであるため,腹圧が0の状態では補助することができません

特に,高重量を扱うトレーニーに注意なのが,ラックを使ってトレーニングベルトを思いっきり締めている人がいますが,それは間違いということです.今回,鈴木選手が例を挙げているのが,一般的なゴールドジムのレザーベルトですが,特に幅広であるパワーベルトの場合,自分で締め上げるのが難しいためラックを使って締める人が多いですし,実際に,ゴールドジムのトレーナーもそれを推奨しています.ただ,やはり締め上げの程度には注意が必要ということですね.

この法則は,ゴールドジムのベルトだけではなく,現在,大変人気の高いSBDのベルトにも該当します.SBDのベルトは,前述したベルトと異なり,レバーアクション方式という方法を採用しているため,ベルトを装着した後に締め上げやすいという利点をもっています.そのため,許容を超えて締め上げてしまっている人が多く,その様な場合,腹圧の補助ができていません.Twitterでたまに見るのですが,締め上げすぎて肋骨を折ったという人がいるので,本当に注意が必要です.

正しいトレーニングベルトの巻き方

正しいトレーニングベルトの巻き方は,肋骨を締めた状態でできる限りで締めるということです.これにより,腹圧が残った状態でトレーニングベルトを使うことができるため,トレーニングベルトの腹圧を”補助する”という役割を十分に果たすことができます.

鈴木選手は,動画中で,「ラックを使って締め上げても良い」と言ってはいますが,締めすぎないためには自分の手でやるのが良いと思います.

終わりに…

トレーニングベルトの巻き方なんて基本的すぎて分かっていると思う人が大半ですが,実は割と多くの人がベルトの付け方は間違えていると思います.なんでも「過ぎたるは猶及ばざるが如し」ですね.

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