これは使い難い...ゴールドジムパワーベルトレビュー

私が生まれて初めて購入したトレーニングベルトがゴールドジムのパワーベルトです．

今回はそのゴールドジムのパワーベルトのレビューを皆さんに公開します！

GOLD’S GYM(ゴールドジム) パワーベルトダブルピン G3352 Lサイズ

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ゴールドジム(GOLD'S GYM)

ゴールドジムパワーベルトの外観

ゴールドジムパワーベルトの外観は以下の写真の通りです．

改めて見ると，やはり非常に幅広ですね．また，写真だと切れてしまっているのですが，バックルも2本であるため，ベルトを締めた時の安定感が非常にあります．そのため，このパワーベルトは高重量を扱う方やウェイトリフティングをする方が扱っている印象があります (ちなみに，ウェイトリフティングの選手で使っているのが多いメーカーはSBDのベルトになります．)．

日本人ボディビルのトップ選手だと，田代誠選手が使っていますね．

断面はこんな感じになります．

このようにして見るとやはり太いですね．この太さが良くも悪くも「腰を締め付けて安定感を出す」というわけです．

ちなみに，私が最近使っているCardilloのトレーニングベルトの断面と比較すると以下の様になります．

上がゴールドジムのパワーベルトで下がCardilloのベルトになります．比較すると，ゴールドジムのパワーベルトの厚さが2倍近くあるため，その太さが如何に大きいかということが分かるかと思います．

ゴールドジムパワーベルトの評価

まず，外観について，ベルトが極太になるため，比較的スリムな人が着用すると相撲の廻しの様になります．そのため，ファッション的な観点で考えると，万人におすすめできるベルトではないということが言えます．

では，身体がしっかりとしている人におすすめできるかというと，個人的にはそうでもない感じがします．それは，ベルトが極太であるため，腹回りに脂肪があるとスクワット等でしゃがんだ際に，ベルトの上に思いっきり脂肪が乗ってしまい，痣になるという問題点があるからです (まさしく，ゴールドジムのパワーベルトを使っていた当時の自分ですね…．)．すなわち，このベルトは，脂肪が少なく，かつ身体も出来上がっている人向けであるということです．

次に，使い勝手ですが，まず生地が非常に硬いです．私は，これを週二回，脚と背中のトレーニングのときに使っていましたが，1年間使っても中々柔らかくならず苦労しました．硬いままだと，締める際になかなかきつくならず手間取るという問題が発生します．そのため，ベルトが硬い状態だと，十分に締めることができず，結局，このベルトのメリットである「腹圧をレザーベルトよりもかける」という点が失われます (恐らく，パワーベルトにはこういった側面があるからこそ，SBDのパワーベルトはレバレッジ方式という様に硬くても十分に締め付けることができる機構を採用しているのだと思われます．)．

以上の問題点から，私は1年程度でパワーベルトの使用をやめてしまい，レザーベルトの使用に移行しました．

ゴールドジムパワーベルトはどんな人におすすめか

ゴールドジムパワーベルトは，基本的に「トレーニングベルトを初めて使う」という方にはおすすめできません．理由は，上記で述べたことと，初心者の方には同じゴールドジムの製品でおすすめできるレザーベルトという商品があるためです．

この商品は，何種類かあるのですが，ゴールドジムというロゴが目立たないこちらのモデルの方がおすすめであると考えています．こちらは，スリムな人でも問題なく着用でき，また，比較的直ぐに柔らかくなって馴染むという利点があります．そのため，こちらを初心者にはおすすめします．

ゴールドジム(ゴールドジム)EXレザーベルトG3322/Sサイズ

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ゴールドジム(ゴールドジム)

一方で，とにかく重いものを持ちたいという方や，ウェイトリフターの方には今回紹介したパワーベルトをおすすめさせて頂きます．なぜなら，極太であるため，腰が守られやすいのと，腹圧の補助がより大きいため比較的高重量を扱いやすいというメリットがあるためです．ただし，前述した様に，ベルトが柔らかくなるまでに時間がかかるため，それまではこのベルトのメリットを最大限生かすのは難しいかもしれません．