ミスターオリンピア 2021,2022で4位,3位に入賞したUrs Kalecinskiですが,2023年のオフシーズンにびっくりするくらいのサイズアップを果たしています.
今回は,この情報を皆さんとシェアしたいと思います.
Urs Kalecinskiとは
Urs Kalecinskiは,1998年生まれのドイツ出身のプロクラシックフィジーカーです.身長は175 cm,体重は90-95 kgです.
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彼は,2019年にプロカードを取得した後,2019年,2020年と足踏みの時代が続きましたが,2021年に大躍進を果たします.
Xtreme Bodybuilding & Fitness Pro 2021のクラシックフィジークで2位,Tampa Pro 2021で2位になると,冒頭でも述べたようにオリンピア 2021では初出場で4位に入賞します.2022年シーズンもその勢いそのままに,冒頭で述べたとおり,アーノルドクラシック 2022 in コロンバスオハイオでは3位,Boston Pro 2022,Kuwait Classic Pro 2022で優勝しています.
彼は,2022年の段階で,20代前半の選手なのですが,そのようには思えない位,仕上がりが良いのが特徴です.プロポーションも非常に素晴らしく,「近いうちに,オリンピアのタイトルを獲得する可能性がある選手」という評価を受けています.
Urs Kalecinski,2023年にオフシーズン約125 kgに到達
Urs Kalecinskiが2023年のオフシーズン約125 kgに到達したという情報ですが,以下のインスタグラムの投稿によります.
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この投稿自体では彼が実際にどれくらいの体重になっているかは明らかになっていませんが,ショート動画では彼の体重が275 lbs (=約125 kg)に到達したことが明らかとなっています.
実際,今回,彼はボディビルダーであるAntoine Vaillantと一緒にポージングを行っており,サイズについてそこまで大きな引けをとっていないのが驚きです.
Urs Kalecinskiの進歩が目覚ましい
Urs Kalecinskiですが,冒頭での彼の紹介の通り,彼の体重はこれまで90-95 kgとされてきました.それに対して,今回,彼の体重は125 kgに達したということは,90-95 kgという体重が恐らく仕上がり体重ではあると考えられますが,そこから30 kgもの増量を果たしていることになります.
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Urs Kalecinskiの最大の特徴といば,とんでもんないレベルでお腹をコントロールするバキュームポーズであり,それにともない,身体全体のコンディションは常に「皮一枚」と形容できるくらい,凄まじいものがありました.
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ただ,体重制限があるクラシックフィジークとは言え,上位選手と比較してしまうと,どうしてもサイズに課題があることが明らかであり,2021年から2022年に大幅に改善し,今回もオリンピア 2023に向けて順調にサイズアップしていると言えるでしょう.
Urs Kalecinskiは既に体重のリミットに近いが…
Urs Kalecinskiの身長は175 cmであることから,これをクラシックフィジークの体重制限と比較すると,91 kgとなります.このことから,既に,Urs Kalecinskiの体重はリミットに近いことが言えます.
それでも,彼を他の選手と比較した場合には,彼は筋肉の密度がそもそも低いような印象を受けることが多いです.これは,彼がまだ若い選手であり,それほど長い時間トレーニングを実施しているわけではないことから,そのような印象を受けているのだと考えられます.
オフシーズンに体重をしっかりと増やして,負荷の高いトレーニングを行うことで密度の高い筋肉を実現することを期待でき,このことからも,Urs Kalecinskiのオリンピア 2023での活躍が非常に楽しみです.
終わりに…
その一方で,これだけ体重を急激に増やしてくると,本番でしっかりとコンディションを合わせて来れるかが気になるところです.今回の情報が正しければ,彼は本番までに30 kg近くの減量を実施する必要があり,そのような厳しい減量をしたときに,2022年までと同様の仕上がりを見せることができるかは未知数です.