右手首の負傷により,2020年後半から2021年の前半にかけてオフシーズンをとっていたCedric McMillan (セドリックマクミラン)は,2021年の7月に新型コロナウイルスに感染することで体重が20 lbs程度 (約9.1 kg)減少したことを報告していました.
新型コロナウイルスから無事回復し,MUSCLECONTEST BRAZIL 2021でゲストポージングを行ったのですが,そこでのセドリックマクミランの状態が個人的には大変興味深かったので皆さんとシェアしたいと思います!
セドリックマクミラン,MUSCLECONTEST BRAZIL 2021でのゲストポージング
セドリックマクミランのMUSCLECONTEST BRAZIL 2021でのゲストポージングですが,以下の動画になります.
動画の作成元は,Musclecontest Internationalになります.
2021年の下半期になり,セドリックマクミランがゲストポージングを行うのは2021 NPC Armed Forces Nationalsに続いて2回目になります.セドリックマクミランのポージングは非常に素晴らしいの同時に,非常に凝ったものが多いです.
今回のポージングでは最初はボディビルディングパンツを隠した状態でポージングを行い,後半は,ボディビルディングパンツの状態でポージングを行っていますね.
セドリックマクミランのポージングを見て
セドリックマクミランのポージングを見て,まず,注目したのは手術をした右腕です.
セドリックマクミランが2020年末から2021年シーズンの前半までオフシーズンの原因となった右手首について,斜めからの動画であるため断定はすることはできませんが,少なくとも右腕だけ筋肉量が大きく落ちているということは確認できず,順調に回復していることが伺えました.
次に,注目したのがセドリックマクミランのサイズです.
セドリックマクミランは,そもそも,オフシーズンには結構体重が増えることが前々から指摘されていたのですが,今回,冒頭でも述べた通り,彼は新型コロナウイルスに感染し.多重が20 lbs程度 (約9.1 kg)減少したはずです.ですが,今回の動画を見る限りは,体重が減少している様には見えず,むしろ,肥大化している印象が強いです.特に,腕から肩にかけて非常に大きく,「セドリックマクミランってこんなに大きかったっけ?」と感じたくらいです.
今回は,ゲストポージングであるため,コンディションがそこまで良くないのは当然なのですが,個人的に気になったのは,ウエスト周りの太さです.セドリックマクミランにとって,キャリアハイの成績を残したのがアーノルドクラシック 2017 in コロンバスオハイオになるのですが,当時の写真を振り返ってみると,やはりウエスト周りがかなりタイトだったことがわかります.
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当時のセドリックマクミランですが,オリンピアで上位に入賞するためには,もう少しサイズが必要であるということで,そこからサイズアップに励み,現在の様なパッケージになっているのですが,個人的には,最近のセドリックマクミランは”パッケージ”が崩れつつあるのではないかと感じています.
セドリックマクミランの持ち味ですが,前述した様に,ポージングの美しさであり,ポージングの美しさを際立たせるためには特にプロポーションが重要です.特に,セドリックマクミラン元々,ウエストの細さもあって非常にプロポーションが素晴らしい選手と評価されていました.
ですが,今回のゲストポージングでの様子や,近年のコンテストの状態をみると,確かに昔よりはサイズアップしているのですが,コンディションがいまいちで,彼の良さであるポージングの美しさというのが上手く活かせていない様に感じます.
だからこそ,個人的には,彼にはサイズアップよりもコンディションを合わせることに個人的には注力して欲しいと感じています.
終わりに…
ただ,その一方で,ポージングという要素のコンテストでの評価の方法が不透明であるということについては,Sergio Oliva Jr. (セルジオオリバジュニア)も指摘しており,これにより,はっきりと評価される身体の大きさを作ることに注力するという意図も理解でき,この辺の判断は非常に難しいところです.