Indy Pro 2022が開催され,オープンクラスボディビルディングにおいて,Blessing Awodibuが優勝しました.
今回は,この情報を皆さんとシェアしたいと思います!
Indy Pro 2022結果
Indy Pro 2022 オープンクラスボディビルディングの結果は以下の通りです.
- 1位:Blessing Awodibu
- 2位:Charles Griffen
- 3位:Maxx Charles
- 4位:Justin Rodriguez
- 5位:Brent Swanson
それでは,詳細な結果を見ていきましょう.
1位:Blessing Awodibu
優勝は,Blessing Awodibu (アワディブ)でした.
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Indy Pro 2022のアワディブは,正直言ってかなり良かったです.
プレジャッジの段階から,2位だったCharles Griffenとの一騎討ちの形になりましたが,アワディブの方がややコンディションが良かった様に見え,これが彼の優勝につながったと考えられます.
アワディブは,Indy Pro 2021にも出場しましたが,そのときは,サイズはもちろん課題だったのですが,コンディションも十分ではありませんでした.このため,彼は1年かけて,サイズに加えて,コンディショニングをしっかりと改善してきており,優勝に値する仕上がりだったと思います.
アワディブは今回の優勝により,オリンピア 2022の出場権を獲得しました!
ただ,オリンピアで良い成績を残すためには,彼の強みであるウエストの細さを維持したままサイズアップを図る必要があります.
2位:Charles Griffen
2位は,Charles Griffenでした.
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Charles Griffenは2位でしたが,前述した通り,優勝したアワディブとほぼ差がなく,非常に素晴らしい仕上がりでした.コンテスト前から話題になっていたバキュームポーズも実施しており,オープンクラスでこのレベルのウエストの仕上がりを披露できるのは非常に素晴らしいと思いました.
恐らく,彼にとって想定外だったのが,アワディブの想像以上のウエストの細さであり,これにより,彼がバキュームポーズをとってもジャッジが彼のウエストの細さを見てもそこまで驚かなかった可能性があります.
また,バキュームポーズを取る宿命でもありますが,やや全体のサイズ感が迫力感に欠けると感じました.ただ,サイズをつけてしまうとバキュームポーズを取ることができなくなるため,このバランスは非常に難しいところではあります.
3位:Maxx Charles
3位は,Maxx Charles (マックスチャールズ)でした.
動画の作製元は,Muscular Development Magazineです.
マックスチャールズですが,正直あまりよくなかったです.今回のマックスチャールズはコンディションがそこまでよくなく,ミッドセクションや大腿のセパレーションがいまいちでした.
特にミッドセクションについては,コーチがミロスだったときに,凄まじく仕上がりが良い状態を見ていたため,今回のマックスチャールズの仕上がりは残念でした.
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(写真はミロスに師事していたときのアーノルドクラシック 2020のときのマックスチャールズです.)
あれ?Justin Rodriguezは?
優勝候補筆頭のJustin Rodriguezは4位に終わりました.
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(写真一番左がJustin Rodriguezです.)
Justin Rodriguezは,コンディションが凄まじく悪かったです.上の写真を見れば明らかですが,腹筋のセパレーションがもはや見えず,上位2選手がミッドセクションがしっかりコントロールできていたことを考えると余計にマイナスポイントでした.
また,コンテスト前に危惧していた通り,ミッドセクションもかなり肥大化しており,このまま,ミッドセクションをコントロールできないと,正直,オリンピアでも成績を落とす可能性がかなり低いと感じました.
終わりに…
今回優勝したアワディブは,サイズに課題があるということは事実ですが,それを考えても彼のウエストの細さは脅威であり,彼がオリンピアでどの様な成績を残せるかは注目ですね.