Puerto Rico Pro (プエルトリコプロ) 2022が終了し,下馬評通り,Hassan Mostafaが優勝しました.
今回は,プエルトリコプロ 2022の結果を皆さんとシェアしたいと思います!
プエルトリコプロ 2022結果
プエルトリコプロ 2022のオープンクラスボディビルディングの結果ですが,以下の通りです.
- 1位:Hassan Mostafa
- 2位:Theo Leguerrier
- 3位:C.J. (Jonas) Giatras
- 4位:Andrea Muzi
- 5位:Maxx Charles
- 6位: Fabiony Sylvain
1位:Hassan Mostafa
優勝は,Hassan Mostafaでした.
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今回のHassan Mostafaですが,下馬評通り,非常に素晴らしい仕上がりでした.皮膚感がかなりドライであることに加えて,ミッドセクションもかなりコントロールされていました.また,筋肉のセパレーションもはっきりしており,今回は完勝だったと表現して良いでしょう.
彼は元々,サイズが非常に素晴らしい選手であることは間違いなく,それは2021年のシーズンから明らかでした.その一方で,2021年のシーズンでは,コンディションに難があることが明らかであり,最終的にはオリンピア 2021に出場することはできましたが,出場するために多くのポイントを稼ぐ必要があり,そのために多くのコンテストを転戦しましたが,コンテストに出場すればするほど,コンディションが崩れていきました.
以上のように,課題が明確な中で出場したプエルトリコプロ 2022できっちりと優勝し,これによりオリンピア 2022の出場を決めました.これにより,2021年シーズンとは異なり,オリンピアまで長い時間をかけて調整することができ,オリンピアでも今回の様な仕上がりを披露することができればトップ10は固いのではないでしょうか.
2位:Theo Leguerrier
2位は,Theo Leguerrierでした.
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Theo Leguerrierは,Tronto Pro 2022でも2位に入賞しており,それに続き,2位となりました.
Theo Leguerrierですが,優勝したHassan Mostafaとは結構な差があった様に感じました.彼も,お尻のストリエーションを見れば明らかな通り,決してコンディションが悪いというわけではなかったのですが,臀部から下腿にかけてのストリーエーションの入り方や再度ポーズを取ったときの大腿を見れば明らかな通り,Hassan Mostafaの方がコンディションは良かったです.
また,サイズに関しても,彼も決して小さいというわけではないのですが,やはりHassan Mostafaは,正面から見たときの筋肉の密度感というのが他の選手とはレベルが異なり,この辺も差が付いたポイントであると感じました.
3位:C.J. (Jonas) Giatras
3位は,C.J. (Jonas) Giatrasでした.
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3位だったC.J. (Jonas) Giatrasと2位だったTheo Leguerrierは,比較的僅差だったのではないかという印象です.
C.J. (Jonas) Giatrasは,Theo Leguerrierと同じくらいの身長になるのですが,ミッドセクションはC.J. (Jonas) Giatrasの方がコントロールされてはいるものの,大円筋の広がり方が劣るため,その分,ウエストが若干太い様な感じがし,全体的なバランスという点において,Theo Leguerrierに軍配が上がったのではないかという印象が強いです (コンディションがかなり良かっただけに,身体のバランスで負けてしまうのは非常に惜しかったと思いました.).
終わりに…
今回私が少し気がかりだったのがMaxx Charlesであり,2021年シーズンの彼ならば今回のコンテストでも優勝候補筆頭に挙げられたはずです.コーチを変えた2022年シーズンからはあまり調子が良くない様に見え,彼の良いときを知っていると今回のような結果は少々むず痒いですね.