カフェインは,コーヒー,お茶,紅茶に豊富に含まれており,主に眠気覚ましを主目的として摂取しているケースが多いです.近年では,モンスターやレッドブルと言ったエナジードリンクにも豊富に含まれており,特に,残業が多い方や学生の強い味方です (ただ,気軽に買える割に効果が大きいため,若年層のエナジードリンクの摂取は一部の国 (確かイギリスだったと思います.)で社会問題化しています.).
実は,カフェインは眠気覚ましだけではなく,上手に活用するとトレーニングにも有効です.
今回は,カフェインの効果について皆さんに公開します!
カフェインとは
そもそもカフェインとは,人畜に顕著な薬理作用を引き起こすアルカロイドの一種で,解熱鎮痛作用,覚醒作用があります .アルカロイドは,他に,ニコチンやコカインなどが分類されていることから,如何にカフェインの効果が強いか推し量れるかと思います.また,カフェインは,以前まではオリンピック競技ではドーピング扱いだったこともあるため,ここからもカフェインがどれだけ強い効果があるか分かるかと思います.
「カフェインと言えば,コーヒー」というイメージが強いですが,実際に調べてみるとコーヒーは100 mlで60 mg程度であるのに対して,玉露は100 mlで160 mgも含まれます.そのため,実際には玉露入りの飲料の方がカフェインを豊富に含んでいます.
以下に,主要な飲み物の100 ml中のカフェイン量を示します (参考).
- 玉露:160 mg
- コーヒー:60 mg
- モンスター:36 mg
- レッドブル:30 mg
- 紅茶:30 mg
- 煎茶:20 mg
- 烏龍茶:20 mg
カフェインは,アルカロイドに属しているため,摂取量を間違えると命の危険がありますが,致死量は1日に5000 mg-10000 mgであるため,よほどでない限り致死量を摂取することはないでしょう.欧州食品安全機関によれば,健康に生活するためには,1日の摂取量を400 mg未満,1回の摂取量を200 mg未満にすることが推奨されています.
カフェインの筋トレでの効果
カフェインの筋トレにおける主な効果は以下になります.
- 集中力向上
- 脂肪燃焼作用
- パフォーマンス向上
まず,カフェインを摂取することで集中力が高まります.週に複数回トレーニングを続けていると,どうしても気分が乗らないときがでてきますが,こんなときはカフェインを摂取することで気持ちを高めることができ,集中してトレーニングを行うことが可能となります.筋トレyoutuberであるカネキンさんも,気分が乗らないときはカフェインを摂取すると言っているのを動画で見たことがあります.
次に,カフェインを摂取することで脂肪燃焼作用を期待できます.カフェインを摂取してトレーニングをしたことがある人は分かるかと思いますが,カフェインを摂取すると発汗がすごく,体内がかなり熱くなっているのがわかるかと思います.
さらに,カフェインを摂取することでトレーニングのパフォーマンス向上を期待できます.これは,カフェインには,先に述べた通り,鎮痛作用があるため痛みを感じにくくなり,これによりいつもよりも良いパフォーマンスを発揮できる様になります.
以上の効果があることから,カフェインはトレーニング前に摂取しておくことで,トレーニングの効果をさらに引き出すことが可能となります.
カフェインの摂取方法
カフェインの摂取方法は以下の3通りが考えられます.
- コーヒー,紅茶などの飲み物からの摂取
- エナジードリンクからの摂取
- サプリメントからの摂取
海外のトレーニーを見ていると,意外と一般的なのがエナジードリンクからの摂取です.例えば,フレックスルイスなんかは,トレーニングの前にモンスターを飲んでいるのをみたことがあります (実際に,モンスターはゴールドジムでも売られていますしね).
サプリメントからの摂取は,カフェイン単独のものは良いのですが,プレワークアウトサプリによって摂取するのは禁止薬物が配合されている可能性が高くあまりおすすめできません.そのため,サプリから摂取する場合はカフェイン単独のものから摂取しましょう.また,プレワークアウトサプリは,カフェイン含有量が極めて多いため (だいたい250 mg),摂取する時間を間違えると夜寝れなくなります (経験談).
私がお手軽で一番お勧めできるのは,コーヒーからの摂取です.コーヒーは,カフェインが十分に含まれていますし,値段もそこまで高くないためです (カイグリーンなんかは,コーヒーをトレーニング前に飲んでいますね.).
ただ,カフェインは,常用していると耐性ができてしまうため,「ここぞ」というだけの使用に限りましょう.
終わりに…
カフェインも私はたまに摂取しますが,やはり摂取した時のトレーニングに対する没入感は凄まじいものがあります.
みなさんも,カフェインをうまく利用してトレーニングの質を向上させましょう!