今日のボディビルディングで最も危険な3つのもの

オリンピアに出場する様なトッププロのほとんどは,Performance Enhanced Drugs (パフォーマンスを向上させるための薬物),つまり,ステロイドの様な薬物を摂取していることは,もはや,暗黙の了解であり,ステロイドの危険性については周知の事実です.

ただ,実際には,ステロイドも危険な薬物があると言われており,今回は,そんな薬物について皆さんとシェアしたいと思います.

今日のボディビルディングで最も危険な薬物について語った動画

今日のボディビルディングで危険な薬物について語った動画ですが,以下の動画になります.

動画の作成元は,Generation Ironになります.

今回の動画は,7:01と短めの動画です.

今日のボディビルディングで最も危険な3つの薬物

今回の動画では,今日のボディビルディングで最も危険な3つの薬物について,利尿剤,興奮剤,インスリンの3つであると述べられています.

利尿剤

利尿剤は,その名の如く,尿意を促す薬物になります.

尿を出すということは,身体の中の余分な水分,ナトリウムを体外に放出するということと同義になります.コンテスト直前のボディビルダーは,できるだけ皮膚感を良くするために身体の水分を抜く必要があり,その一環で利尿剤を摂取することがあります.

ただ,そもそも,利尿剤を摂取する以前に多くのボディビルダーがコンテスト直前は水抜きなどをやっていることが多く,それに加えて利尿剤を摂取すると,身体からほとんど水分が抜けてしまい,脱水の様な症状になります.実際に,ロニーコールマンは.利尿剤の摂取により2001年に「死にかけた思いをした」と回顧しており,Mohammed Benazizaは実際に利尿剤の摂取による脱水症状で亡くなったことを指摘しています.

興奮剤

興奮剤は,基本的にはファットバーナーに含まれていることが多い成分になります.

今回の動画では,この興奮剤のデメリットの説明に多くの時間が割かれています.今回指摘されていることは,そもそも,興奮剤が身体にとっては毒であり,心拍数の上昇,不整脈をの誘発,脳卒中や心臓発作を誘発するということです.

一番分かりやすいのが,カフェインでしょう.カフェインは,刺激性のファットバーナーやプレワークアウトサプリに本当に良く含まれている成分になりますが,多量のカフェインを摂取すると心臓の動悸を感じることがあるため,身体に良くないということを実感することができます (コーヒーや紅茶として摂取するなら問題ないのですが,この様なサプリメントになると200 mg以上を平気で超えた分量が含まれていること多く,だからこそ,身体に良くないのでしょう.).

こうして考えると,ボディビルダーが心臓発作に見舞われるケースが多い理由として,この様なサプリメントの多量摂取も背景にあるのかもしれませんね.

インスリン

インスリンは,炭水化物を摂取したときに身体の中でも分泌される成分です.

そもそもインスリンは,タンパク質の同化を促進させる役割があり,だからこそ,タンパク質と炭水化物を同時に摂取することが推奨されます.ただ,これは,インスリンを直接摂取すればより効率的であることが言え,実際に,インスリンは体内で分泌される成分であることから体の外かれとっても非常にわかりにくいという問題があります.

ただ,インスリンを直接摂取するということはデメリットも存在し,それが血糖値の急激な低下です.だからこそ,インスリンを直接摂取する様な人は,インスリンの摂取と同時に大量の糖質を摂るのですが,これを誤ると急激な血糖値の低下により死に至ります

その際たる例が,故Rich Piana (リッチピアーナ)でしょう.彼の死因について様々な義論がされていますが,インスリン摂取による血糖値の急激な低下と言われています.

ただ,これだけ危険であるのにも関わらず,多くの選手が手を出してしまているのは,それだけ効果も絶大であるということであり,なかなか難しい問題です.

終わりに…

以上の様な薬物が危険な理由ですが,個人的には,一般人でも簡単に手に入ってしまうという点にあると思います.利尿剤は,iHerbで普通に取り扱っていますし,興奮剤についてはほとんどのファットバーナーやプレワークアウトサプリに含まれており,これらもiHerbで購入でき,インスリンについても調べれば購入できます.

となると,十分に知識がないトレーニーも購入できるということになり,ボディビルダーに限らず,非常に危険な薬物であると感じました.

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