緊急手術により右足の切断を行ったFlex Wheelerですが,順調に回復を見せ再び歩行できるまで回復したことを以前の記事で皆さんに公開しました.しかし,今回,Flex Wheelerが再び入院したというニュースが入ってきました.
今回は,このニュースを皆さんとシェアしたいと思います!
右足切断のFlex Wheeler,再び入院へ
Flex Wheelerが再び入院したという情報ですが,以下の彼自身のインスタグラムの投稿によるものです.
右足の切断後,リハビリを開始し,再び歩行するまでに回復したFlex Wheelerは,2020年の自身の誕生日に合わせて,トレーニングを行うことを宣言していたのですが,その矢先に再び入院することになったため,本人は相当残念に思っていることは想像に難くありません.
Flex Wheelerが再度入院する必要になった理由
今回,Flex Wheelerが再び入院する必要が出てきたのは,術後の後遺症である幻肢痛であると考えられます.
幻肢痛とは,回復期リハビリテーション.netで以下の様に解説されています (2020/08/18調べ).
幻肢痛とは失くした下肢の部分に痛みを感じる症状です。通常は早期のリハビリテーション治療と適切な薬物治療で徐々に消失していきます。幻肢痛の発生は手術前の痛みに耐えた期間が長いほど起こりやすく、期間も長いと報告されています。人間の自力での移動手段である下肢を失うということは大変な恐怖と苦悩を伴うものであることは想像に難くありません。しかし、現在の医療技術をもってしても温存が困難な場合に、長期間歩行せずに痛みに耐え、悩みながら治療を続けることは、全身の筋力が衰えることと幻肢痛が残りやすいことを考えてもお勧めできないのです。
この解説を読むと,切断手術を実施するという決断は非常に困難なものですが,先送りにすればするほど,事態は悪化するケースが多いということがわかり,「切断するのか,保存するのか」という決断は非常に難しい問題であるということが分かります.
「手術前に,痛みに耐えていた期間が長いほど幻肢痛は起こりやすく,その期間が長い」ということから分かる通り,Flex Wheelerが右脚の切断を行う直接的な原因は,約15年以上前に彼が行った腎臓手術に起因するものであり,それを考えると,かなり長い期間痛みに耐えていたことが想像でき,これにより幻肢痛の痛みも想像を絶するもになっているのかもしれません.
Flex Wheelerの再度の入院を受けて
Flex Wheelerの再度の入院を受けて,ボディビルディング界隈では彼を応援するメッセージが次々と届いている様です (詳しくは今回,紹介させて頂いたFlex Wheelerの投稿に関するメッセージを見ていただくと分かるかと思います.).
その中でも話題になっているのは,ロニーコールマンが投稿したものになります.
It’s all about the fight my brother, I need another surgery and I’m fighting with everything I got not to do this, these herniations ain’t no joke
ロニーコールマンとFlex Wheelerといえば,90年代に火花を散らした仲であり,ロニーコールマンも好敵手として認めていた選手であり,その様な間柄であるからこそ,今回この様な投稿を行ったのかもしれませんね.
終わりに…
フレックスウィーラーが緊急手術により右足を切断したのが,2019年の10月になるため,それから1年も経っていない2020年の8月に再入院になったということになります.
ただ,長年痛みの原因となっていた右脚を切断したことから,今回,再入院という形にはなりましたが1年前と比較して明らかに事態は好転している思われるため,今回の問題を克服して,再び元気な姿を見たいですね.