Nick Walkerは，「身体は美しくない」と評されながらも，コンテスト時にはとんでもない仕上がりをもってくることで有名であり，その一つとして彼の「ふくらはぎ (=カーフ)」は多くの人によって議論されてきました．
今回，議論の的となってきらNick Walkerの脚について，彼が大幅に改善してきたのでその情報を皆さんとシェアしたいと思います．
Nick Walkerとは
Nick “the Mutant” Walkerは，1994年アメリカ生まれのプロボディビルダーです．身長は，170.18 cm，体重は113 kg (これは，恐らく，コンテスト時だと考えられます．)です．
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彼は，アマチュア時代から非常に有名であり (アマチュアの段階で，何社もスポンサーがついていました．)，「すぐにプロカードをとってもおかしくない」との評価を受けており，実際に，North American Championships 2020で優勝することでプロカードを取得しました．
プロカード取得後，大激戦となったChicago Pro 2020で4位になると，翌年2021年は大躍進を果たします．三大コンテストに数えられるNew York Pro 2021，アーノルドクラシック 2021で優勝し，オリンピア 2021では初出場ながら5位と大躍進します (2021年は，プロ2年目であり，それでこれだけの成績を残せると言うのは素晴らしいとしか言いようがありません．)．
2年連続出場となったミスターオリンピア 2022では3位に入賞し，2024年の活躍も楽しみの選手です．
Nick Walkerの脚が「綺麗になっている」情報
今回，Nick Walkerの脚が綺麗になっている情報は以下の動画で知ることができます．
動画の作成元は，大人気筋トレyoutubeチャンネルであるNick’s Strength and Powerです．
今回の動画では，Nick Walkerのアーノルドクラシック 2023 in コロンバスオハイオに向けた準備について言及されています．Nick Walkerですが，アーノルドクラシックに向けて，ミスターオリンピアのときの仕上がりよりも「身体の美しさ」に焦点を当てて調整していることが伺えます．
その中で紹介されているのが，今回の彼の「カーフの改善」です．
Nick Walkerのカーフの状態
Nick Walkerのカーフの状態ですが，今回の動画の以下の画像を確認するのが非常にわかりやすいです．
左の図がミスターオリンピア 2022まで6.5週間前の状態であり，右の図がアーノルドクラシック 2023 in コロンバスオハイオまで6.5週間前の状態です．
両者を比較すると，向かって左のカーフについてですが，ミスターオリンピアまで6.5週間のときはこれまでと同様に静脈瘤のようなものが確認できると言えます．これが，これまでNick Walkerの身体について議論されることが多かった1つの原因であり，これを「バスキュレーションが凄まじい」と捉えるのか，「身体が美しくない」と捉えるかは意見が分かれるところでした．
一方，アーノルドクラシック 2023まで6.5週間前のときは，ミスターオリンピア 2022まで6.5週間前までのときと比較して静脈瘤のようなものがないことが言えます．また，以上は左のカーフについてですが，右のカーフについても左ほどではありませんが，一定の改善が見受けられます．
今回の動画で紹介されている通り，Nick Walkerがアーノルドクラシックに向けて，身体を全体的に小さくする代わりに，ミッドセクションなどの改善に注力していることが紹介されています．これに加えて，以上のカーフの改善を考えると，Nick Walkerがこれまで指摘されてきたことを改善するために懸命に努力していることがわかりますね．
Nick Walkerのカーフの改善はレーザ治療？
今回，特に向かって左のカーフについて，Nick Walkerは大幅に改善していることがわかりますが，これは恐らくレーザ治療なのではないかと考えられます．
これを考える要因として，一般的に静脈瘤の治療方法としてレーザを適用する方法が一般的であることが挙げられます．実際に，Nick Walkerの向かって左のカーフについて，「焼けこげた様な跡」があることが確認できます．
恐らく，このことから，彼は左のカーフにレーザを当てることでふくらはぎの静脈瘤を改善したことが考えらられます．ただ，向かって右のふくらはぎについては，レーザ痕がありません．これを考えると，彼が実際にレーザを照射することでふくらはぎを改善しているのか断言することは難しく，もしかすると，別のアプローチを実践している可能性もあります．
終わりに…
Nick Walkerがカーフの改善をしたことについて，個人的には，アーノルドシュワルツェネッガーを意識しているのではないかと思います．アーノルドシュワルツェネッガーは，かねてから身体の美しさを重要視する意見を述べており，それがアーノルドクラシックのジャッジで考慮されている可能性もあります．
そのため，アーノルドクラシックで「勝ちに行く」という姿勢が鮮明だからこそ，今回，ここ数年，議論されてきた彼のカーフについて改善を施してきたのではないかと予想できます．
