MENU

カイグリーンが述べるジェファーソンスクワットの重要性

Kai Greene (カイグリーン)の最も優れている部位と言えばやはり脚になり,彼のとんでもない重量で,しかも高レップのスクワットからも彼がどれだけ脚が強い選手かというのは推察されます.

その様にスクワットが強くなるためには,一般的にはスクワットにおいて,どんどん重い重量を扱っていったと考えられますが,どうやらそれは正しい様ではなく,キーとなるエクササイズがあった様であり,それこそ,ジェファーソンスクワットになります.

今回は,カイグリーンが述べるジェファーソンスクワットの重要性について皆さんとシェアしたいと思います.

カイグリーンが説明するジェファーソンスクワットの重要性

カイグリーンが説明するジェファーソンスクワットの重要性ですが,彼の以下のインスタグラムの投稿で述べられています.

 

この投稿をInstagramで見る

 

Kai Greene(@kaigreene)がシェアした投稿

今回の投稿で彼が述べていることは以下の通りになります.

“A secret of mine that you don’t see many people do anymore is the Jefferson Squat. It works your lower body in a unique way, to perform this movement take a wide stance and hold the bar between your legs with one hand in front of your body and one hand behind it.

Keep your glutes tensed while you squat down in the bucket (below parallel).

Use smaller plates on the bar, no more than 25s, so you can get down deep enough.

The key is to force your knees out—when you do that, it activates your glutes so you keep them under continuous contraction throughout the set.

The better I became at doing Jeffersons, the more proficient I got at squatting. I learned how to activate my qlutes, hams, and quads better. Doing Jeffersons then the adduction machine one after the other has been crucial to my glute and hip-flexor development.

私の秘技で,もうあまり人がやっていないのがジェファーソンスクワットです.下半身をユニークな方法で鍛えることができます.この動きを行うには大きく構えて,片手を体の前,片手を体の後ろでバーを両足の間に持ちます.

大臀筋を緊張させたままバケットで平行より下にしゃがみます.

バーのプレートは25lbs (=11 kg)以下の小さめのものを使用し、十分に深くしゃがめる様にします.

膝を無理に伸ばすことがポイントで,そうすることで大臀筋が活性化されセット中ずっと収縮した状態を保つことができます.

ジェファーソンのトレーニングがうまくなればなるほどスクワットもうまくできるようになりました.大腿四頭筋,ハムストリングスをより活性化させる方法を学びました.ジェファーソンとアダクションを次々に行うことは、私の臀部と股関節の柔軟性の発達に極めて重要なことでした.

ジェファーソンスクワットは,オールドトレーニングに分類されているトレーニングであり,カイグリーンのトレーニング動画を見たことがある人ならば,彼が好き好んで実施しているということはかなり有名な話です (ただ,日本のジムでこのトレーニングを実施しているのはゴールドジムでもまず見かけません.).

ジェファーソンスクワットは,常に筋伸展,収縮を意識

今回の説明で述べている通り,カイグリーンは240 kg以上でスクワットができるのにも関わらず,ジェファーソンスクワットはかなり低重量で行うことが特徴的で,動作の中でターゲットとなる筋肉をかなり意識して動作しているのが印象的です.

このジェファーソンスクワットの重要性は,最近について述べ出したことではなく,本当に随分前から述べており,それは以下の動画でも確認することができます.

動画の作成元はFlex TVです.

この動画自体は2018年に出されたとありますが,カイグリーンが Bev Francis Powerhouse Gymでトレーニングしているということは,彼がまだボディビルでインング競技に出場していたときであると考えられ,それを考えると,これが撮影されたのは2015年以前だと考えられます.

この動画からも分かる通り,とにかくフルレンジでできる重量で,丁寧に身体を上げ下げすることが重要です.

今回,彼がうまくスクワットができる様になったのはジェファーソンスクワットとアダクションというコメントがありますが,それは,彼のスクワットがフルバーのワイドスタンスであるためであり,このフォームは必然的に股関節への負荷が高くなります.前述した様な高重量でも股関節が怪我をしない様に,ジェファーソンスクワットやアダクションで鍛えるとともに,先に掲載した動画ではPart 2でスクワットを実施していますから,ジェファーソンスクワットは股関節のウォーミングアップという認識が強いのかもしれませんね.

終わりに…

ジェファーソンスクワットは,股関節が開いた状態で股関節に直に刺激が入る様なバーベルの配置で身体の上げ下げを行うことになりますから,股関節の柔軟性が促進される非常に良いエクササイズです.

今回,カイグリーンが述べている様に,軽い重量を扱うのがポイントで,この理由としてはフルレンジで実施するというものもありますが,例えば20 kgプレートをつけてしまうとプレートの高さの分だけ可動域が狭くなってしまうという問題が発生するからであり,だからこそ,軽い重量でしっかり実施する必要があります.

関連記事