オリンピアの212 lbsクラスにおいて,絶対的な強さを誇ったのがフレックルイスです (212 lbsクラスといえば,山岸秀匡選手が主戦場としいるクラスでしたが,「山岸選手でも遂には勝つことができなかった選手」と表現すればどれだけのレベルの選手かわかるかと思います.).
オリンピア 2018を最後にステージから遠ざかっていましたが,かねてから噂されていた通りオープンクラスへの転向が正式にアナウンスされ,オリンピア 2020にてスペシャルインバイトをフレックスルイスにオファーしたことをオリンピアの主催者側が明らかにしています.
その中で,着々とオープンクラス出場への準備を進めていますが,その準備も順調の様です.今回は,フレックスルイスのミスターオリンピア 2020に向けた準備について皆さんとシェアしたいと思います!
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フレックスルイス オリンピア 2020に向けた準備
フレックスルイスのミスターオリンピア 2020に向けた準備動画の中で一番印象的なのが以下の動画になります.
今回の投稿にて,フレックスルイスが手首を脱臼していることを明らかにしていますが,それにもかかわらず,180 kgのバーベルロウをここまで正確に行うとはやはりすごいですね.
私が驚いたのが,フレックスルイスといえば,あまりフリーウェイとのトレーニングを行う印象がなかったためです.フレックスルイスの背中トレーニングの定番としては,高重量のラットプルダウン,Arsenal Strength社のプレートローディング式のローロウ,同社のTバーロウ,ロープーリーロウなどが非常に一般的で特に背中のトレーニングではあまりフリーウェイとをみたことがありませんでした.そのため,この動画は非常に貴重とも言えます.
フレックスルイスのオープンクラス復帰の準備について
フレックスルイスのオープンクラス復帰について,その進捗は極めて順調なのではないでしょうか.
現状ではポージングをしている投稿はないため (フレックスルイスは結構,その辺はオープンにしない傾向があります.),どれくらいの仕上がりかはわかりませんが,ロックダウン下でも密度の高いトレーニングをしていることから,進捗は順調であると言えます.
今回紹介した投稿は,2020/04/20に投稿されたもので,当時,アメリカは基本的にはロックダウンが敷かれ,ジムではトレーニングができないはずです.ただ,彼の場合は,ジムを経営しているためロックダウン下でもトレーニングができ,そこで多くの選手と差別化を図れたのではないでしょうか.
また,準備期間として当初は2年を見積もっていましたが,オリンピアの延期に伴って準備期間が増えたため,彼が有利な条件は揃っていると思います.
終わりに…
今回のロックダウン政策によって,ジムを個人所有していた人とそうでない人で明暗が分かれた形になりそうです.
山岸秀匡選手も知り合いのジムを使わせてもらっていたという話を動画で拝見しましたが,やはり,ジムは個人経営しているとやはり強いですね.
2021/06/13追記:
フレックスルイスですが,肩の怪我でオリンピア 2020を欠場しました.