山岸秀匡選手曰く,「フレックスルイスは優勝できる可能性が有る」

212ポンドクラスで長年ライバル関係にあった山岸秀匡選手とフレックスルイスですが,フレックスルイスが212ポンドクラスからオープンクラスに転向するにあたり,山岸選手が彼のオリンピアでの活躍を予想する動画を見つけました.

今回は,その動画を皆さんとシェアしたいと思います!

山岸秀匡選手へのインタビュー動画

山岸秀匡選手のオリンピア 2020の所感に関する動画ですが以下になります.

動画の作成元はGeneration Ironになります.」

Generation Ironのインタビュー対象となるのは,過去の動画を見ると分かりますが,超一流の人ばかりであるため,今回のインタビュー動画から山岸選手が本当にトッププロであることが分かります.

今回の動画をなぜピックアップしたいかというと,個人的に,山岸選手がフレックスルイスに関してどの様に思っているのか非常に関心があったからです.山岸選手にとって,212ポンドクラスでは,遂には「一度も倒すことができなかった絶対王者」こそフレックスルイスであり,実際にどのような感情があるのだろうと思っていました.

山岸秀匡選手のオリンピア 2020の所感

山岸秀匡選手のオリンピア 2020の所感ですが,以下の通りです.

  • フレックスルイスはオープンクラスでいきなり優勝する可能性さえある
  • フィルヒースのカムバックについて

フレックスルイスはオープンクラスでいきなり優勝する可能性さえある

まず,フレックスルイスですが,オープンクラスでいきなり優勝する可能性があると述べています.

フレックスルイスのオープンクラスへの移行を受けて,デキスタージャクソンは2018年の動画で「オープンクラスでは小さすぎる」という辛辣な意見を述べているなど,懐疑的な意見があったことも事実です.ただ,フレックスルイスは2018年からコンテストの出場を取りやめ,そこから順調にサイズを増やしており,山岸選手の視点から言えばその充実度はトップ選手を脅かすほどのものなのでしょう.

山岸選手も,オリンピア 2020が,フィルヒース,デキスタージャクソン,ブランドンカリーなどの過去のオリンピアの優勝者に加えローリーウィンクラ,出場可否は不明ですがビッグラミーがおり,ここ数年で最もラインナップが豪華であることが認めた上で,フレックスルイスがトップ3,ひいては,優勝も狙えると予想しており,長い間,フレックスルイスと同じステージ上で,彼に挑み続けた山岸選手だからこそ,言葉に重みがあると思います.

フィルヒースのカムバックについて

次に,山岸選手もフィルヒースのカムバックを歓迎しています.

山岸選手も述べている通り,フィルヒースがショーンローデンに敗れた2018年でさえ,フィルヒースはショーンローデンに大差をつけられたわけではなく,その差は僅差であり,一度コンテストから遠ざかっても未だに非常に高いレベルを保っています.その言葉を借りるならば,フィルヒースは間違いなくミスターオリンピア 2020での優勝候補になるのですが,昨年優勝者であるブランドンカリーもコンディションが非常に素晴らしく,フィルヒースにとっては非常にタフなコンテストになると述べています.

肝心のミスターオリンピア 212ポンドクラスは?

今回の動画で最後に,山岸選手が所属する212ポンドについて,「全ての人に勝つ可能性がある」と述べています.

2019年から絶対王者であるフレックスルイスが212ポンドクラスに出場しなくなり,誰が勝つのか優勝することは難しくなりました.事実,オリンピア 2019の212ポンドクラスでは,多くの人の予想を裏切り (私も含め,多くの人はDerek Lunsfordが優勝すると予想していました.),Khaml Elgargniが優勝するなど,全ての人に優勝する可能性があります.実際に,山岸選手に加え,フレックスルイス,デイビッドヘンリー,ホセレイモンドが上位を占めていた時代と比較すると,出場者の実力が均衡しており,非常に拮抗した戦いを見りことができます.

その中で,山岸選手は今年非常に調子が良く,とある動画の中で優勝宣言をするなど非常に注目が集まっています.

終わりに…

山岸選手とフレックスルイスは,コンテスト外では非常に仲が良いことを知っていましたが,実際に,ボディビルダーとして山岸選手がフレックスルイスをどの様に評価しているか非常に興味があったため,今回の動画は非常に参考になりました.

確かに,SNS上で公開されているフレックスルイスについて,彼のコンテスト時の仕上がりが加わればトップに食い込む可能性は非常に高そうですよね

2021/04/18追記:

オリンピア 2020のオープンクラスで活躍が期待されていたフレックスルイスですが,怪我のため直前でオリンピア 2020の欠場を決定しました.

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