これはキツい.Hadi Choopan近況アップデート

Hadi Choopan スクワットドロップセット

ミスターオリンピア 2019,2020,2021でそれぞれ3位,4位,3位と素晴らしい成績を収めているHadi Choopanは,非常に高重量でトレーニングを行うことは非常に有名です.

今回,そんなHadi Choopanが見るからにキツいスクワットのドロップセットをしている動画を投稿していたので,皆さんとシェアしたいと思います.

Hadi Choopanとは

Hadi Choopanとは,1987年イラン生まれのプロボディビルダーです.身長は169 cm、体重は100-105 kg程度と言われています.

彼は,2008年からコンテストに出場しており,恐らく,Mr. Olympia Amateur 2017 でプロカードを取得し,同年からプロデビューしています.ちなみに,彼のコーチである,Hany Rambodはこのときから彼を指導しているようです.

彼を世界レベルの知名度にしたのが,2017年に韓国で行われたAsia Grand Prixでしょう.当時のAsia Grand Prixは,オリンピアの直後に行われ,通例,オリンピアの優勝者はオリンピア後に世界各国で行われるコンテストに出場しないのが慣例になるのですが,2017年に行われたAsia Grand Prixは別で,当時,212ポンドクラスで絶対王者だったフレックスルイスが参戦しています (ちなみに,Hadi Choopanについて,現在はオープンクラスの選手ですが,当時は212ポンドクラスの選手でした.).

Asia Grand Prix 2017

結局,このコンテストでHadi Choopan (中央左)はフレックスルイス (中央)に敗れるのですが,プロ転向一年目の選手が当時オリンピアを6連覇していた絶対王者を追い詰める形となり,今でも,そのとき「Hadi Choopanの方が良かった」という声が多数を占めています (この点からも,オリンピア 2020では当時の再戦を非常に楽しみにしていたのですが,フレックスルイスが肩の怪我で欠場するのであればしょうがありません….).

それからも快進撃を続け,バンクーバープロ 2019で優勝,初出場のオリンピア 2019では3位入賞,オリンピア2020,2021では4位,3位と非常に素晴らしい成績を残しております.

Hadi Choopanのスミスマシンスクワットのドロップセットの動画

Hadi Choopanのスミスマシンスクワットのドロップセットの動画は,彼の以下のインスタグラムの投稿です.

今回のスミスマシンスクワットですが,240 kgで3回,160 kgで4回,120 kgで4回,80 kgで4回実施しています (厳密には,バーの重量も入りますが,スミスマシンの場合にはほとんど重量がないものが多いため,今回は計算に入れていません.).ちなみに,フォームとしては,ややローバー気味であり,ボトムポジションは太ももと床が平行位に設定しており,ギアはニーラップを着用しています.

Hadi Choopanは,そもそも脚がかなり強い選手であるため,今回のスミスマシンスクワットをしていてもそこまで不思議ではありませんが,改めて,脚がかなり強い選手であるという印象が強いです.ドロップセットは,様々なトレーニングで取り入れられるトレーニングテクニックではありますが,特にBig3で取り入れると非常にキツいトレーニングになります

しかも,今回,Hadi Choopanは,レストポーズをほとんどとらずに実施しているため,なおキツいことが想像することができます.

一般的には,スクワットはトップポジションにて膝を伸ばし切らないことが理想とされていますが,今回のHadi Choopanの場合には,膝が伸びきっているように見えます.但し,これは,あくまでもドロップセットで回数をこなすことを想定してのフォームであることが想定されます.

終わりに…

スミスマシンスクワットに限らず,大腿四頭筋のドロップセットは本当にきついです.スクワットと比較して,最悪,つぶれても安全であることから若干無理をすることができるため,トレーニングに取り入れている人もいますが,やってみると相当キツいですよね.

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