ローリーウィンクラーといえば,コンテストがある程度近くなると,クウェートのOxygen Gymにある”マジックミラー”と呼ばれる身体が比較的良く見える鏡の前でポージングを取り,それをSNS上にアップロードするのが習慣化しています.
そんなローリーウィンクラーですが,2021年の初戦をシカゴプロ 2021もしくはタンパプロ 2021と宣言し,コンテストも近づいていることから,前述した様にマジックミラーの前でポージングをとっている画像をSNS上に公開しています.
今回は,この情報を皆さんとシェアしたいと思います!
ローリーウィンクラー,マジックミラーの前でのポージング
ローリーウィンクラーのマジックミラーの前でのポージングをしている投稿ですが,以下のインスタグラムの投稿になります.
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例年,マジックミラーの前でのポージングは,オリンピアが近づいてくると実施するため,オリンピアではないコンテストの前にこの投稿を行うことはかなり珍しいということが言えます.
今回のローリーウィンクラーですが,ロックダウンの影響で中々トレーニングをすることができなかったという事情がある中で,ここまで仕上がっているとはさすがとしか言いようがありません.
ローリーウィンクラーの仕上がりはどうなのか
今回のローリーウィンクラーの仕上がり状態ですが,コンテストに向けてかなり仕上がっているという印象です.
実際に,オリンピア 2020に向けて,オリンピア 2020の10-11週間前に撮影されたものと比較してみます (今回のローリーウィンクラーの投稿ですが,この投稿をした日の近くに別の動画にてコンテスト出場まで8-10週間と語っているため,コンテストまでの時間はほぼ同様と考えて良いでしょう.).
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両者を比較して,まず言えることは,2021年版のローリーウィンクラーの方がかなり仕上がりが良いということです.これについては,2021年版のローリーウィンクラーは,上半身全体でバスュキュラリティがかなりはっきりしていること,大胸筋にしっかりストリエーションが入っていることから判断することができます.2021年版のローリーウィンクラーの方がポージングで力を入れていることもありますが,それを考慮に入れても,かなり良い仕上がりであると言えます.
次に,彼の最大の課題であるミッドセクションですが,暗くてはっきり判断することは難しいものの,個人的には,2020年版の方が良いと思います.これに関しては,光の当たり方の問題もあると思われるのですが,個人的には,2020年版のローリーウィンクラーの方が腹筋のセパレーションがはっきりしている印象があります.これは,恐らく,コンテストに向けて急ピッチで仕上げたからであるのと同時に,ローリーウィンクラーは基本的には,オリンピア以外でのコンテストでのミッドセクションの仕上がりは,むしろ芳しくないことの方が多いため,そこまで不思議ではありません.
最後に,彼の大胸筋についてですが,2021年版のローリーウィンクラーは,大胸筋の丸みがあまりない気がします.これは,ポージングで力を入れているからなのか,それとも,ダイエットの段階で張りがなくなっているのか,定かではありませんが,2020年のローリーウィンクラーの大胸筋の方が丸みがあり,かつ,張りがある様に見受けられます.
以上より,2021年版のローリーウィンクラーですが,サイズダウンをし,例年のローリーウィンクラーよりも良いと言われていた2020年版よりもコンディションは良さそうですから,コンテストに出場すればかなり期待できるのではと感じます.
終わりに…
今回,マジックミラー越しでコンディションの良さを披露したローリーウィンクラーですが,やはり,彼の場合,気になるのはミッドセクションでしょう.彼は,基本的には,オリンピア以外のコンテストでは,ミッドセクションは結構甘い傾向があるため,そこの仕上がりがコンテストでも鍵を握ります.
逆にいえば,他の選手からすると,そこが付け入る隙になりますから,やはり,最終的にはどの様にミッドセクションをまとめてくるのかというのが,ローリーウィンクラーと相対する選手にとっても課題になるのではないでしょうか.