「パワーリフティング とウェイトリフティングって何が違うんだっけ?」
この疑問を持ったことのある人は多いと思います.かくある私もその一人になります (私は,最近だと「どっちがどっちだっけ?」となるケースが多いです….).
当ブログは主にトレーニングに関することについて色々な記事を紹介させて頂いているため,必然的にパワーリフティングやウェイトリフティングに関する事柄も扱っているのですが,如何せん,この違いが分かりにくいんですよね.
これらの記事を書くたびに調べているため,今回は記事にして私の備忘録も兼ねて皆さんに公開したいと思います.
パワーリフティングとは
パワーリフティングとは,スクワット,ベンチプレス ,デッドリフトのBig3の合計重量で争う競技になっています.ちなみに,競技の順は,スクワット,ベンチプレス ,デッドリフトの順で行います.
合計重量で争うため,ジャッジは見た目を争うボディビルディングよりも単純明快です.
ボディメイキングの上でのBig3と異なり,パワーリフティング では尋常ではない重量を扱うため,ボディビルディングとは異なるテクニックが必要となります (ボディメイキングでは「重量を如何に効かせるか」ですが,パワーリフティング では「重量を如何に効かせないか」が重要となります.).
パワーリフティングの試合では,「リストラップ」,「パワーベルト」,「ニースリーブ」,「吊りパン」を使用することができるノーギアのカテゴリーと,以上に加え「スーパースーツ」,「ベンチシャツ」,ニースリーブの代わりに「ニーラップ」を着用したフルギアというカテゴリーがあります.世界的には,ノーギアの方が競技者の人口は多い様ですね (一般的に,ノーギアの方が主流の様です.).
パワーリフティングのノーギアの部門で非常に有名な選手といえば,やはり,レイウィリアムズでしょう (プロテクターで有名なSBDの広告塔にもなっていますよね.).彼は2016年に,ベンチプレスで240 kg,デッドリフトで383 kg,スクワットで456 kgと計1079 kgという世界記録を持っています (ノーギアで1000ポンド ( = 約450 kg)を超えるスクワットをしたのは彼が初めてだそうです.).
#motivatedmonday #Repost @thebarbell_com • • • • • • 2019: THE YEAR IN REVIEW We’re wrapping up the year in muscle, strength, and fitness at The Barbell with a feature exploring everything from women’s figure to weightlifting records to billion-dollar business deals. Full story at thebarbell.com. Yesterday, we featured men’s open bodybuilding in this space. Today: powerlifting. Dozens of powerlifting world records were set in 2019 in the various classes and categories. We’ll focus on just one especially jaw-dropping record (or, in the case of the dead, two) for each lift, plus the total. SQUAT Super-heavyweight 🌎 RAY WILLIAMS squatted (1080 lbs.) and totaled (2452 lbs.), raw, drug-tested, and without wraps. Both are world records. Incredibly, the tested, wrapless squat is also more weight than any human has squatted untested or tested-with-wraps. In the photo, by Rogue Fitness, he’s squatting the 1080. BENCH PRESS Super-heavyweight 🌎 JULIUS MADDOX had been a bench press juggernaut. Less than three months after the 440-pounder set the all-time raw bench press records at 739.6 lbs., he broke it with a bench of 744.1. And it seems like he’s just getting started. DEADLIFT We have a dead heat in the dead between a man and woman who each pulled over 4.3 times their bodyweight. Poland’s 🌎 KRZYSZTOF WIERZBICKI set the 220-class raw record at 953 lbs. (belt-free, too!), and 🌎 STAFANIE COHEN pulled 529 in the 123-class, a raw world record. Both raw records exceed the equipped records. TOTAL Not only did Russian 🌎 YURY BELKIN set the 242-class world raw record (2303 lbs.), but, four months later, he tacked on 47 lbs. to set the world raw record (2350 lbs.) in the 220-class! Now you’re just showing off. Belkin is the best all-around powerlifter in the world today. #thebarbell #powerlifting #powerliftingrecords #raywilliams #juliusmaddox #krysztofwierzbicki #stafaniecohen #yurybelkin @optimusprime_334 @irregular_strength @steficohen @mr.deadlift @belkin_one_power
Ray “Ray Ray” Williams(@optimusprime_334)がシェアした投稿 –
ウェイトリフティングとは
ウェイトリフティングとは,いわゆる,「重量上げ」と呼ばれる競技であり,皆さんがご存知の通りオリンピックの競技種目となっています.ウェイトリフティングは,「スナッチ」と「クリーン&ジャーク」の2つの競技から構成されています.
こちらの競技も,「スナッチ」と「クリーン&ジャーク」の合計重量で競うため,ジャッジは単純明快です.
スナッチとは,地面に置いたバーベルを一気に頭上に持ってくる種目となります.
クリーン&ジャークは,地面に置いたバーベルを一旦肩まで持ってきて (これが「クリーン」の動作になります),そこから全身の反動で頭上に持ってくる (これが「ジャーク」の動作のなります.)種目となります.
以上の動画を見ると分かりますが,重さを上げるテクニックはもちろんですが,肩関節,股関節,肘関節の柔軟性が非常に重要な要素となります.私の様な素人からみると,怪我をしそうで見ているだけでハラハラします….
これらの競技ですが,プラットフォームと呼ばれる専門の場所で行われます.プラットフォームを備え付けているジムは非常に少ないため,必然的に,ジムでウェイトリフティングの練習をしているのを見かけることはほとんどありません.むしろ,ウェイトリフティングの競技を見るとわかりますが,最後にバーベルを放るため,専門のジムでないと実施は非常に危険なんですよね.
こちらの世界記録ですが,男子の105 kg級 (一番体重が重い階級になります.)では,スナッチが217 kg,クリーン&ジャークが263 kgで,合計重量が473 kgとなっています (スナッチとクリーン&ジャークで世界記録保持者が異なる様ですね.そのため,合計重量が217と263の和になっていません.).
終わりに…
こうしてみると,普段,ボディメイキングのためのトレーニングを行っている身からすると改めてとんでもない重量を扱っていると感じました.そのため,パワーリフティングやウェイトリフティングは,さらに怪我をしやすそうな感じがしますが,実際,どうなんでしょうか.